努力はいらない!「夢」実現脳の作り方

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年12月03日 | 最終更新日:2008年12月28日
カテゴリー:心理学をベースに, 脳科学をベースに | Tags: ,

TomabechiTomabechi Support立ち寄った本屋で見つけた苫米地英人著「努力はいらない!「夢」実現脳の作り方」(マキノ出版:2008年9月)Tomabechi Supportが気になって気になって。「タイガー・ウッズの強さの秘密は「脳」にあった。米国発・最強の自己啓発プログラムが日本上陸。本書では、心理学と機能脳科学を駆使して作られた、夢を実現させるための自己啓発プログラム「PX2」を紹介する」という宣伝文句がどうしても忘れられなくて、結局は購入してしまいました・・・

こうなるとちょっと病気かもしれませんね。というより、我が家では、「また、病気になってる~」と私の脳科学と心理学に対する興味の示し方を評していますが、まったくそんな事は気にもせず!苫米地英人[*1]氏とは、どうやらオーム真理教の洗脳された信者を、洗脳から脱出させたことで一気に有名になった人らしいのですが・・・すいません。私は知りませんでした。

さて本の内容ですが、岡本正善氏のメンタルトレーニングや佐藤富雄氏の口ぐせ論を合わせたような総括になっています。キーワードとして、夢(目標設定)、言語、イメージ、呼吸法。その他には、アンカーといった心理学のテクニックなど、これまで読了してきた詳細を組み合わせた感があります。また、脳科学を駆使しているようですが、私にとってはあまり目新しい事項が見つけられませんでした。ただ、メンタルトレーニングや口ぐせ理論等を知らない方には、その良いところ取りをしたような内容なので、参考になるかもしれません。

これまで、多くの脳科学や心理学に関して書籍を読みあさってきましたが、総括すると以下のキーワードは共通して登場してくるようです。

  1. 目標設定(目標を夢と表現してい場合もある)
  2. 言語(発する言葉は、潜在意識の中にある・・・)
  3. イメージ(脳は、他人の素晴らしいことでも自分のこととして解釈する。事実と想像の区別ができない)
  4. 呼吸法(意識、潜在意識、身体をつなぐ唯一の方法が呼吸である)
  5. 書いて表現すること(手には、あらゆる神経が集中しているから、書くことが脳活性化に繋がる)

その他にもあるようですが、上記の 5 項目は、どんな形であれ脳科学や心理学の世界で登場します。前出の岡本氏と苫米地氏と主張されている呼吸法は、そのやり方こそ多少違いがあるものの、「深呼吸ではない」呼吸方法なので、是非とも実践したい内容です。

注:
苫米地英人(トマベチヒデト)
1959年、東京都生まれ。脳機能学者、計算言語学者、認知心理学者、分析哲学者、実業家。ドクター苫米地ワークス代表、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO、角川春樹事務所顧問、米国公益法人THE Better World Foundation日本代表。2008年春から、自己啓発や能力開発の分野における世界的権威ルー・タイス氏とともに、米国認知科学の最新の成果を盛り込んだ能力開発プログラムPX2の日本向けアレンジに着手。日本における脳責任者として普及に努めることになった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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「集中ゾーン」スイッチの入れ方

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年11月23日 | 最終更新日:2008年12月28日
カテゴリー:心理学をベースに | Tags: ,

SyuucyuuryokuSyuucyuuryoku Supportメンタルトレーナーである岡本正善氏に関しては、何度も本ブログで御紹介していますから、今更詳細を記述する必要はないでしょう。ただ、一貫して主張している内容に変化がなく、明確なガイドラインが説明されているのと、脳科学をベースにした記述もあり、いわゆる科学的な根拠があってのストーリーであるため、私としては全面的に信用して実践できる Know-How かな、と考えています。全ての書籍に関して、文章が容易で特別な用語や専門用語がないので、本当に一気に読み進んでいくことができます。

さて、私としては 6 冊目となる岡本正善著「「集中ゾーン」スイッチの入れ方」(総合法令出版:2008年11月)Syuucyuuryoku Support 2を読了しました。これまでの岡本氏に関する私の読本履歴は、本ブログの投稿記事、「岡本正善氏、メンタルトレーニングのベスト書籍とは!?」でご確認できますので、興味のある方はそちらを参照して下さい。

本書は、前作の岡本正善著「メンタル失敗学」(講談社+α新書:2008年9月)失敗学 SUpport 1と重複している内容が多く、Best とはちょっと言い難いのですが、それでも「集中力」に関する記述が解り易く、他の書籍同様、一気に読み進めることができます。

特に本書では、集中力に関する記述の他、目標設定の重要性と、イメージに関する具体的な方法論も詳しく記述されていますので、岡本氏が主張する呼吸法が身についてきた方ならとっても参考になるでしょう。

私にとって、本当に重要に感じていることは、「徹底的にマイナスの事態を想定すること」としていることです。メンタルトレーニングというと、一方的にプラス思考だとか良いことをイメージするといったどちらかというと、プラス思考にすることばかりが説明される傾向があると思っていますが、実際には、プラス思考に拘れば拘るほど、緊張感が増して失敗してしまう・・・そんな経験があることから、マイナスの事態を想定することは、ちょっと意外でしたが、内容を理解すれば、「なるほど・・・」とこれまでのプラス思考一辺倒の欠点が見えてみます。

また、緊張することは良いことで、この緊張をパワーに変化させる、ということに関しても説明されています。「緊張してはいけない」と考えるのではなく、「緊張感を見方に付けることが重要」で、そのためのメンタルトレーニングの方法も記述されています。

本書も、理解が容易だし、具体的な方法論も記述されていますから、購入されても損のない書籍だと思います。

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岡本正善氏、メンタルトレーニングのベスト書籍とは!?

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年09月26日 | 最終更新日:2008年12月28日
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本ブログでは、再三ご紹介しているメンタルトレーニングですが、そのほとんどが岡本正善氏の書籍をベースにしています。これまでに読了した書籍は 5 冊。ちょっと覚書として、リストしておきましょう。(上から、最近の読了書籍です)

メンタル失敗学 Support 2メンタル失敗学 Support 2直近で読了した「メンタル失敗学」は、これまでに読了した書籍の中で、最も包括的な内容だし、序盤で「TEG エゴグラム」を活用して、自己のメンタル面における問題点を把握できるような構成になっています。

「TEG エゴグラム」とは、別名「東大式エゴグラム」と呼ばれていて、簡単に言うと性格分析の方法です。メンタルトレーニングおいて、性格のパターンを把握して、より効果的にトレーニングを実践しようと試みていることが、これまでの岡本氏の書籍(といっても私が読んだ他の本との比較ですが・・・)と相違していることです。

毎回、書籍を読了する度に、「いつまでたってもベースになるコンセプトが揺るがないな」と感心させられているのですが、この「メンタル失敗学」に関しても、これまでの内容と基本的にはまったく変化していません。当然ですが、アスリートは勿論ですが、ビジネスでも応用できるはずです。

通常、メンタルトレーニングとなると、「目標設定」を最重要項目にしていて、まずは「目標」を明らかにすることから始まります。しかし、実際にメンタルトレーニングを必要とする方々にとっては、この目標設定が最難関なんことが多いようです。つまり、メンタルトレーニングを必要している人には、目標設定ができない、といった傾向があるのではないでしょうか。

その点、岡本氏は、「まずは自分が繰り返し犯してきた失敗と正面から向き合うこと」から始まります。所謂、これまでの自分(失敗を繰り返す自分)と決別するために、自分を知り、失敗を認めることから始まる!その方法は、実際の書籍を手に取って確認して頂きたいのですが、シンプルでいて、尚かつ効果がある内容になっています。

目標設定は、上記が完了してから・・・つまり、失敗を繰り返す自分と向き合ってからの作業になるわけです。手順を追って、一つずつ丁寧に説明されていますので、メンタルトレーニングが初めてという方にも、簡単に実践できると思います。

まさに、岡本正善氏のメンタルトレーニングに関するベストショットといったところでしょうか。

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ここ一番であがらない自分になる本

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年08月23日 | 最終更新日:2008年08月23日
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OkamotoOkamoto Support 1これまで多くの心理学や脳科学の本を読了し、最終的には、岡本正善氏のメンタルトレーニングが最も理解し易く、それでいて実践方法や練習方法に関しての記述が多く、メンタルトレーニングを自分で実践しようと考えている方々にはお勧めです。

そんな岡本氏の最新刊、岡本正善著「ここ一番であがらない自分になる本」(イースト・プレス:2008年8月)Okamoto Support 2を購入、一気に読了しました。

これまでのような理論的な解説は少ないのですが、これまでよりもより実践的に記述されていますから、直ぐにでもメンタルトレーニングを実践したい方々には、これまでで最も優れた内容になっているのではないでしょうか。(といっても、岡本氏の書籍全てを読了したわけではないので、最良ですとは言えませんが・・・)

岡本氏が主張する「いざという時に力を発揮するための 6 ヶ条」は、この最新刊でも健在で、変化はありません。再度、「6 ヶ条」を記述しておきましょう。

  1. 呼吸法
  2. 緊張とリラックス
  3. 集中力
  4. イメージ
  5. 目標設定
  6. リズム

最新刊では、特に「イメージ」に関して、これまで以上に詳細に記述されていて、五感を使った「体感イメージ」と他人事としての「客観イメージ」の 2 つのイメージに関しての説明が加えられています。それぞれのイメージ関するトレーニング方法が記述されていますから、とても参考になると思います。

私はこれまで、メンタルトレーニングとは、とにかくプラス思考になることだと考えていましたが、本書では、マイナス面を認識したうえで、プラス思考への転換を図ることが重要である、と解説しています。イメージトレーニングでも、良いことばかりをイメージするのではなく、ピンチになったようなこともイメージして、そのピンチを乗り越える時のイメージを実践することが重要だ、としています。

上記は、私にとっては新たな発見でした!

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潜在意識を 100% 引き出す!

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月04日 | 最終更新日:2008年08月23日
カテゴリー:ジュニアテニス, 心理学をベースに | Tags: ,


潜在意識
潜在意識サポート既に何度かご紹介しているメンタルトレーナー岡本正善氏の最新刊、岡本正善著「自分の気づかない潜在能力を100%引き出す本」(大和書房:2008年6月)潜在意識サポート2を購入。一気に読了しました。

最初に読了した岡本正善著「「強い心」を作る技術」(講談社+α新書:2008年1月)Support2は、発達心理学の概念を取り入れながら、メンタルの基盤は 7 歳までにその基盤が出来上がり、「間違った」思考をどうやって正しいものに戻すかを解説していますが、そうした間違った思考を身に付けてしまう前にメンタルを正しく育成する必要があることを説いています。

2 冊目として読了した岡本正善著「「打たれ強さ」の秘密」(青春プレイブック新書:2000年4月)は、どちらかというと社会人向けのメンタルトレーニングを解説していて、事例を取り混ぜながら解説していますが、この書籍の中で、具体的にどうやって「潜在意識」を動かすかの方法を説明しています。1 冊目に比べて、実際にメンタルトレーニングを実践しようと考えているのであれば、こちらの書籍の方が具体的だし、子供よりも一般の方々を対象にしているので、解り易いかもしれません。本ブログで、多くの引用を用いて説明しています。

そして 3 冊目となる「自分の気づかない潜在能力を100%引き出す本」は、上記の 2 冊と重複するところが多々ありますが、潜在意識を動かすための方法をより具体的に、それでいてとてもわかり易く解説しています。流石に最新刊であるためか、書籍の構造として、前 2 冊に比べると良くできているような気がしています。2 冊を読了してからのこの最新刊の書籍は、かなり解り易かった!

それにしても、岡本氏の理論は、どの文献を読んでも一貫して変化がありません。残念ながら、多くの文献で同一筆者の複数の書籍を読了してみると明確になりますが、考え方が一貫している筆者は少ないように思います。「あれっ!そんなこと言ってなかったじゃん!」なんてことが多々あったりしていて・・・岡本氏の書籍においては(ただし、3 冊しか読了していませんが・・・)そうした矛盾点がありません。どれを読んでも、役に立つのではないかと思うのですが・・・

テニスというスポーツは、対戦相手が存在するメンタルスポーツ・・・そんなことを私個人は勝手に考えているわけですが、ジュニア世代(18 歳以下)のプレーヤの試合を観戦していると、その「技」と「体」に関して言えば、全国大会へ出場するようなプレーヤも、地区大会で敗戦してしまうような選手でも、それほど大きな差があるとは見えないのです。しかし、「心」の部分では、残念がら大きな差がある!

逆にいえば、「心」がうまく機能すれば、誰でも頂点に立つことができる。過去 3 年間、いろいろなジュニアの試合を観戦してきました。それこそ、国際大会に幼くして戦っている選手もみてきたし、中学時代からテニスを始めたジュニア選手も観戦してきました。技や体は、紙一重です。こうしたことを信じているから、メンタルトレーニングは大事なのです。

岡本氏は言っています。

あなたはすでにとてつもない力を持っています。ただ、その力の正しい使い方を知らないだけ。ですから、これから新しく能力を身につけるのではなく、自分が本来持っている力を解放するだけでいいのです。(p.8)

ちょっとした習慣を変えるだけで、人間が持っている潜在意識は必ず扉を開く、と主張しています。どうでしょう。ちょっと信じて実践してみたら。私は、可能性があるのであれば、やってみるべきである、と考えているので、何度も何度もこうした書籍を読了しています。

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いざという時に力を発揮するための 6 ヶ条

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月04日 | 最終更新日:2008年07月21日
カテゴリー:心理学をベースに | Tags: ,

打たれ強さの秘密Okamoto Support Pic本ブログでは、メンタルトレーニングとして岡本正善氏の方法を推奨していますが、第 1 報として投稿記事「完璧主義者の欠点」を公開しました。

誰にでも当てはまる内容ではありませんが、多少なりとも「そっか!」と思える方がいれば、ブログとしては大成功だと思うのですが・・・本投稿記事は、第 2 報として、岡本正善著「「打たれ強さ」の秘密」(青春プレイブック新書:2000年4月)Okamoto Supportで説明されている「「打たれ強い心」になる 6 ヶ条」を簡潔に総括したいと思います。

岡本氏は、メンタルトレーニングというものは、それに対して、最初から懐疑的(効果を疑っていること)だったり、新しい思考パターンを受け入れようとしない場合、残念ながら思うような改善効果は無い、と断言しています。メンタルトレーニングの第 1 歩は、そのメンタルトレーニングを信じること!自分の思考パターンを変えたい、と思うこと。こんな簡単な前提条件をまずは知って以下の条件をこなしていきましょう。

岡本氏は、「いざという時に力を発揮できない理由」として以下の 3 点を挙げています。

  • 緊張のコントロール法を知らないから。
  • 集中力が出せなくなっているから。
  • 自分のリズムを失っているから。

上記をベースに、岡本氏は、「緊張」、「集中力」、「リズム」の 3 つをコントロールすることが、力を発揮する前提条件である、としています。更に「持っている能力」を発揮するための「潜在意識」を動かすためには、「イメージ力」と「適切な目標設定」が重要である、と主張します。

最後に、上記の 5 つ、即ち、「緊張」、「集中力」、「リズム」、「イメージ力」、「適切な目標設定」のかなめとなるのが「呼吸法」である、と締めくくっています。「呼吸法」は、意識と潜在意識のパイプ役であり、「できない自分」から「できる自分」へと切り替えるスウィッチになるとしています。

上記の「緊張」、「集中力」、「リズム」、「イメージ力」、「適切な目標設定」、「呼吸法」に関して、簡単で、それでいてとても重要なトレーニングの方法が解説されていますので、簡潔にそれぞれを説明していきましょう。

呼吸法

呼吸は、意識と潜在意識の両領域にまたがっている能力で、深呼吸することによって体中の細胞を活性化することができます。そうした重要な呼吸ですが、意外と軽視されている。より良い呼吸法を身に付けることによって、潜在意識を動かすためのスウィッチになります。

方法は極めてシンプルです。口からたっぷり息を吐く。そして鼻から吸う。お腹に息を入れる「腹式呼吸」にすることが肝心です。「腹式呼吸」が解らない場合は、横になって実践すれば、自然に「腹式呼吸」になります。

「腹式呼吸」を実践するとき、まずは吐くことに集中する!吸うことよりも吐くことが重要です。ゆっくり、たっぷり、時間を掛けて吐くことです。吸う時間の 2 倍の時間を掛けて吐くことが重要です。

1 日 5 分!1 週間ほど継続して実践する。就寝前や起床した時など、落ち着ける場所で集中して 5 分間、上記のような呼吸法を実践することが大切です。こうしうた呼吸方法を「リズム呼吸」と呼ぶことにします。これが全ての基本ですので、継続して練習することが重要です。

緊張とリラックス

岡本氏は、「緊張すること」は悪いことではない、と説いています。それどころか、「緊張」というのは、力を発揮するためのスタンバイ状態で、むしろこうした緊張感を力に変えることが大切で、「緊張」をコントロールすること」を習得するように推奨しています。

早速その自選方法を。前述した「リズム呼吸」を思い出して下さい。息を吐きながら、体の各パーツ(あご、肩、腕、腹、足のつま先と上から順番に・・・)を、それぞれ 30秒位かけてゆっくりと力を抜いていき、ダラーンとリラックスしていきます。そして、息を吸いながらグッと力をこめて、そして再度息を吐きながらリラックスする。こうした繰り返しを毎日 5 分で良いから継続して実践します。

上記を繰り返しているうちに、潜在意識が緊張とリラックスの場面を自然とリズム呼吸で調整できるようなります。

集中力

集中状態というのは、潜在意識が作り出すのもので、意識して集中しようとしてもそれは難しい。面白いと思えば、時間を忘れてしまったり、周囲の声が聞こえなくなってしまったようなことは誰でも経験あるでしょう。こうした状態を作り出すことが大切です。「集中できないと思い込んでいる自分」から「集中できる自分」へ切り替えることが重要です。ここで重要なのがやはり「リズム呼吸」になります。

まずは、吸って吐いてを繰り返します。そうです、リズム呼吸を実践します。そして、手の平の 1 点をひたすら見つめます。それを 5 分間。通常は、途中で「そんなに長くできるかよ!」と嫌になってしまう。これは集中していない自分が出ていることです。5 分間を計測するために、時計を使っても構いませんから、とにかく手の平の 1 点を見つめること 5 分間。途中で、なにやら別のことを考えるようですと集中していない、ということになります。

最初は、5 分間なんてできる人は少ないかもしれません。当初はできなくて良いんです。できなかったら「リズム呼吸」を実践して再度繰り返しやってみます。こうして、5 分間集中することによって、徐々に集中できるようになります。重要なことは、リズム呼吸を実践して集中すること!それによって、「集中できる自分」への切り替えのスウィッチをつかむことができるわけです。

イメージ

スポーツの世界では、このイメージすることは、イメージトレーニングと呼ばれていて、多くのアスリートが実践していますし、多くの文献も出版されていますので、その重要性を説くまでもないと思います。

早速実戦練習です。まずは、風呂上りに落ち着いた場所で、リズム呼吸をしながら「お風呂に入っていた時の自分」をイメージします。ここで重要なことは、単純にお風呂にいる自分の映像だけではなく、温かくなってくる感覚もイメージすることです。だんだんと体が温まってくるイメージや汗が出てくるイメージ。そういった「感覚」の部分もイメージすることが重要です。つい数分前に経験したことですから、イメージすることが簡単なはずです。

何日か継続すると、リズム呼吸をすると自然にお風呂のイメージが湧いてくるようになるはずです。再度確認しますが、重要なことはリズム呼吸をしながらイメージすること!数日継続した後、お風呂上りではない時に、リズム呼吸をして「お風呂に入っている」と自分に言い聞かせてみる。イメージが自然とわいてくるようなると、リズム呼吸でイメージ力を発揮できることが身に付いてきているといえます。

イメージ力をさらに研ぎ澄ませたものにするためには、視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚といった人間の 5 感をフルに活用してイメージすることが、更なる上のレベルへと向上することができます。

目標設定

目標設定は、メンタルトレーニングでは基本中の基本で、目標設定に関する記述がない書籍は存在していないのではないでしょうか。ただ、どの書籍も、具体的にどうやって目標を設定するのかが明瞭に設定されていないため、どうやったらいいのか、どうすれば効果的なのか、迷ってしまうことがよくまります。

しかし、岡本氏の目標設定は、明瞭かつ簡潔です!岡本氏は、潜在能力が動き出すような将来の目標の立て方は、以下の 2 つの条件をクリアするだけ、としています。

  • 目標を考えている時に心から楽しくなること。
  • 目標実現のために今何をすればよいかが具体的に考えられること。

まずは、3 年間先の目標を立ててみます。「私にできるだろうか」なんていう理性は必要ありません。とにかく、「3 年後にどうなっていたいのか」を考え、考えているとわくわくするような目標にすることが重要です。目標ではなく「夢」でもかまいません。

3 年後の目標が決まったら、次に「3 年後の目標のために 2 年後には何が必要か」を考え、更に「1 年後には何が必要か」を考え、更に 1 ヵ月毎に目標を立ててみます。そして、更に1 日、1 日に何が必要かをできるだけ具体的に設定するのです。最初から、完璧な目標でなくても構いません。少しづつ具体的に何が必要かが設定でいるようになるし、目標は常に変更しても構いませんから。

上記のような目標を設定できると、「今何をするべきか」に集中することができ、余計な考えを排除することができるようになるわけです。

リズム

頭と体のリズムが一致しているということは、力を発揮する最高のコンディションである、ということが言えると岡本氏は主張しています。特に、体内時計がリズムの重要な特徴です。

そこで、毎晩、寝る時に「何時に起床するか」をイメージします。リズム呼吸をしながら、明日何時に起床するかをイメージするのですが、この時に前述したように、単純に起床した時の映像だけではなく、目覚まし時計の位置やベルの音。更には、自分の体の感覚もイメージします。これを毎晩継続して実践します。少しづつ、イメージ通りに起床できるようなれば、リズムが自然と身に付いてきます。

上記のような体内時計の練習を繰り返し実践することで、例え何時に就寝したとしても、頭がすっきりと起床できるようになる。短時間睡眠でも、すっきりと起床できるようなるわけです。こうして、身に付いたリズムは、潜在意識を動かし、「いざという時に力を発揮できるようになる」のです。

総括

スポーツ選手が試合において、まずは「リズム呼吸」で潜在意識を目覚めさせます。テニスの場合だったら、サービスやコートチェンジといった場面でリズム呼吸を実践してみる。特に、サービスでは、ルーティーンの中にこのリズム呼吸を取り入れることによって潜在意識のスウィッチを入れることができるようになります。

そして、リズム呼吸を実践することによって、「今やるべきこと」を明確にして、そのことに集中できるようになるわけです。単純に「勝たなきゃいけない」とか「ミスショットをしてはいけない」といった過剰意識を捨て、安定した力を発揮できるようになるはずです。

参考文献

  1. 岡本正善著「「打たれ強さ」の秘密」(青春プレイブック新書:2000年4月)Okamoto Support
  2. 岡本正善著「「強い心」を作る技術」(講談社+α新書:2008年1月)Support2

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完璧主義者の欠点

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年06月27日 | 最終更新日:2008年06月27日
カテゴリー:心理学をベースに | Tags: ,

打たれ強さの秘密Okamoto Support Pic先日公開した投稿記事、「岡本正善氏のメンタルトレーニング」でご紹介した岡本氏ですが、もう一冊ご紹介しましょう。

上記の著者がどちらかというとジュニア向けのメンタルトレーニングが説明されていますが、もう一冊の岡本正善著「「打たれ強さ」の秘密」(青春プレイブック新書:2000年4月)Okamoto Supportは、一般に向けて書かれています。特に仕事を実践されている社会人向けの内容であるといっていいと思います。

だた、幼少期におけるメンタルトレーニングが重要である、というコンセプトは不動です。人間は、ほとんどの場合、本来持っている実力を発揮できていない場合が多く、そうした本来の実力を引き出すのが「自分の仕事」であるメンタルトレーナーである、と前置きしています。

さて、こちらの書籍に記されていることで、我が娘に向けて書かれているような記述がありますので、ちょっと自分用に記述しておきます。

きまじめ人間に都合の悪い点が一つあるとすれば、それは完璧主義におちいりやすいこと。自分のミスが許せなくなるのです。(p.54)

我が娘は、幼少のころは、ほとんど苦労無く育てることができた子供でした。やることなすことが、全て自然に完璧に近かった。幼稚園には、世間で言われる「お受験向けの幼稚園」に勉強もせずに合格(実は、お受験向けの幼稚園ということを親は全く知りませんでした・・・)。更に、そうした幼稚園で特別なことをやらずとも成績優秀と絶賛されていました。実質、同学年の半数以上が私立の小学校を受験したと聞いています。

幼稚園の担任の先生からは、小学校受験を勧められましたが、親も本人もまったく興味がなく公立の小学校へ。そして、成績優秀。更には皆勤賞(6 年間で欠席なし)や工作や習字、その他で数々の賞を受賞する・・・それらのために、家庭で何かを特別やっていたわけでもないのに。何もいわずとも、勉強は早朝自分で起きてやっていましたし。それこそ、「完璧」だったような気がしています。

そうした「完璧主義」に対して、以下のように忠告しています。

完璧主義におちいるとこんなことが起こる。(中略)いい点を見ないで悪い点ばかり過剰に意識してしまうから、リズムを崩してしまうのです。必死で努力している割りに鳴かず飛ばずで、大した結果が出ない。(p.58)

上記の部分を読むと、まさにこれだ、といった感覚に!自分の素晴らしいプレーは単なるワンショット。ガッツポーズをするわけでもなく淡々と試合を続けます。しかし、ミスショットに対しては、天を仰いだりうつむいたり。「悪い点ばかり過剰に意識」する。

そうした「完璧主義」に対して、以下のようなことを実践することを岡本氏は勧めています。

こんなドツボにはまった(悪い点ばかり過剰に意識すること)ときは、まず「今日よくやった点」を数え上げる。自分に厳しい人はこれがなかなか思いつかないので、昨日でも一週間前でもいいから、よかった点を五個でも十個でも、なるべくたくさんあげます。「よくやったぞ」と自分をほめることで、よいリズムを胸に刻む。それから、「改善したい点」をあげるのです。ただし具体的な改善策が浮かぶ場合のみ。項目は一つで十分です。(p.55)

上記にある通り、「よい点がなかなか思いつかない」現象は、我が娘がしょっちゅう起こしている現象です。「今日は何が良かった?」と質問しても「無い!」と回答することが多く、それでも「何か一つあるでしょう?」と聞き返して「無い!」となることが本当に多いわけです。例え、コーチから褒められたような事があったとしても自分で納得していない場合は、「よい点」としてあがってくることはありません。

こうして、具体的に身近の現象を解説されてしまっては、その解決策を実践してみたくなるはずですよね!

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