錦織圭選手がアメリカ人から絶対に学べないこと!

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月13日 | 最終更新日:2008年07月13日
カテゴリー:新しい考え方 | タグ:

たった今、「スポーツ大陸::トップを狙え! – プロテニスプレーヤー・錦織圭の挑戦 -」を見終わりました。本ブログの投稿記事、「日本人特有のテニスとは・・・」でもご紹介しましたが、錦織圭選手の特集。アメリカに単身で渡り、これまでどうやって成長してきたかを時間と共に紹介していました。

彼の特徴は、あらゆる技法をマスターしている “芸達者” なテニス。外国人選手に比べて小柄な体格のハンディを器用さで乗り越えている点

まさに、ドライブショット、スライスショット、サーブ・アンド・ボレー・・・その多彩なショットの種類を「器用さ」で克服しているシーンが繰り返し放送されていました。確かに、アメリカで錦織選手のテニスは成長しましたが、その原点である島根県でのテニスの様子も紹介されていました。

ジュニア時代(即ち、13 歳までということになりますが・・・)、テニス選手に必要な左右の動きよりも、より複雑な動きが要求される前後の動きに焦点を当ててフットワークを強化していた、というのは本当に感動しました。これに関しては、常にテニスをやっている次女に強調してきたから!

また、メンタル面では、一週間で嫌なことを全てメンタルトレーナーに話をさせて、その後はベストに自分をイメージする・・・これも私が主張していた内容です。

私の横に座って、真剣にテレビを観ていた娘に、「私が言っていることを少しは信じる気になった?」と聞いてみると・・・「部分的にはね」とそっけない返事をしていましたが、ちょっと自信をもって推奨できるように、私自身も感じた場面でした。

しかし・・・

「SAP オープン」でのロディック選手との一戦。メンタル的に追い込まれます。ボレーボレーでの接戦で、最終的にポイント奪取したロディック選手が錦織選手を威嚇します。ロディック選手の威嚇に対して、錦織選手のインタビューがあって、「怖くて、ビビってしまった・・・結局は自分を見失ってしまった」とコメントしていました。そして、インタビュー後に、ロディック選手のブログが紹介され、「調子に乗る錦織選手に対して、意図的に威嚇することによってメンタル的に追い込んだ」と記述していることが紹介されました。

この経験は貴重です。アメリカにいると、最初の頃は、英語もできない日本人が、何やらアメリカから学びたいといって渡米してきた、といった解釈のもと、本当に親切に、そして詳細に渡って面倒をみてくれます。周囲の目は、本当に温かく、「日本に帰りたくない」なんてことを考えるようにもなる。

ところが、2、3 年も経過してくると、英語も話せるようになり、実力がある日本人と解ったとたんにその態度が一変することがある。徹底的に「でる釘を打ちにくる」のがアメリカなのです。ヨーロッパも基本的には同じです。しかし、当のアメリカ人には、そうした意識が無い。しかし、彼等の根底には、その歴史や国の生い立ちから、どうしてもアジア人達には負けてはいけないのです。だから、彼等が意識していなくとも、自然にアジア人には厳しくなる。

ロディック選手のようなプレッシャーの掛け方は、我々日本人にとっては本当に不快です。18 歳の若者。これから成長を期待されているのに、テレビの画面上に映された映像は、成長著しい若者を寄ってたかっていたぶる外国人です。

こうした「外国人の逆襲」は、外国人が教えてくれることはありません。外国人には、そうした意識は無いのですから。これから、同じような場面に遭遇するでしょう。何度も何度も経験するしかない!そうした経験を通して、「馬鹿な外国人だ」と思えるようにならないと、世界で勝てる「日本人」にはなりません。

ただ、「外国人の逆襲」があるということは、まさに世界で戦える実力があるという証であるわけです。それを自覚できれば、後は経験のみ。

本当に頑張って乗り越えて欲しいものです、世界で戦える「日本人」として。

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伊達公子選手、10 位にランクイン

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月12日 | 最終更新日:2008年07月12日
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以前の投稿記事、「チケットの販売方法」でちょっとご紹介した「社団法人 中央調査社」「第 16 回 「人気スポーツ」 調査」に関する結果が発表されました。

相変わらず、プロスポーツとしてのテニス人気は、まったく話題になっておらず、寂しい限りです。プロ野球、プロサッカー、大相撲の上位は揺るがず。日本の 3 大プロスポーツとして君臨しています。

そうした状況下で、「好きなプロスポーツ選手」の分野で、クルム伊達公子選手が、なんとなんと第 10 位にランクイン!プロ野球のイチロー選手が第 1 位、同じくプロ野球の松井秀喜選手が第 2 位等々、プロ野球選手やプロサッカー選手が軒並み上位を占める中の 10 位は、ちょっとした社会現象とでもいえるのでしょうか。

データは、総合順位の他に、年代別や性別別の集計結果も公開されていますが、伊達選手の場合、特別な傾向が現われています。年代別では、40 歳代に圧倒的な指示を受けていて、性別別では、40 歳代の支持を得ています。「12 年振りの現役復帰」ということや「37 歳という年齢」が大きく寄与していることは明らかですが、低迷するテニス界にとっては、ちょっと嬉しい結果です。

意外なのは、これだけ騒がれている錦織圭選手は、ランク外・・・最近では、テレビでも特番が組まれるほどの人気!?と感じていたのですが。またプロゴルフの石川遼選手も第 12 位とランキングはあるものの私の感覚と比べるとはるかに低いランキング。プロ選手は、やはり継続した実力が無いと評価されない、と言えるのでしょうか!?

ただ、本ブログの投稿記事「「底が浅い」日本テニス界」でも記述しましたが、一人のテニスプレーヤに頼ってばかりいるのはやはり問題です。伊達公子選手に続く、スター選手をどうやって輩出していくのか。やはりまだまだ課題の多いテニス界ですね。

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北京オリンピック:テニスでの日本代表は・・・

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既にご存じの方は多いと思いますが、北京リンピックの日本テニスは、錦織圭選手、杉山愛選手、そして森田あゆみ選手となりました。詳細は、「日本テニス協会公式サイト::トーナメント:オリンピック競技大会 テニス競技 北京2008」に掲載されていますからそちらをご覧頂きたいのですが・・・

上記 3 選手に関しての選考理由が示されていましたので、自分用に記述しておきます。

  • 杉山は 6 月 9 日付の世界ランキングで 38 位となり、上位 56 名までに与えられるダイレクトアクセプタンス(本戦ストレートイン)での出場権を獲得
  • 錦織は 6 月 9 日付ランキングでは 113 位でダイレクトアクセプタンスを逃したが、ITF (国際テニス連盟) の推薦を受けて出場する。2 月のツアー大会、デルレービーチ国際に 18 歳 1 カ月で優勝したことなど、実績や将来性を認められた
  • 森田は、まず、杉山のダブルスパートナーとして出場が決定した。世界ランキング 3 位の杉山は、トップ 10 選手の特典でシングルスの出場権を持たない選手でもダブルスパートナーに指名できるため、森田とのペアで女子ダブルスにエントリーしたのだ。その後、森田は ITF による 6 人の推薦枠に入り、女子シングルスにも出場できる

シングルスでは、結局のところ、ATP と WTA ランキングが参考にされるのですね。全く知りませんでした・・・また、「特典」があるということも知りませんでしたが、テニスの世界では常識なのでしょうか!?

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日本人特有のテニスとは・・・

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月11日 | 最終更新日:2008年09月20日
カテゴリー:新しい考え方 | タグ: , , ,

WTA Ranking 20080617以前の本ブログにおいて「日本女子テニスは世界強豪国、のはずだ!」という投稿記事を公開しました。WTA のランキングトップ 100 の選手の国別集計を行い、日本女子テニスは、強豪国として考えるのが妥当ではないかといった内容のものです。その時の集計結果は、左表の通りです。

ロシア、フランス、アメリカが間違いなく女子の世界では、3 大テニス強豪国ですが、日本は 3 選手(杉山愛選手、中村藍子選手、森上亜希子選手)がトップ 100 入りをしていました。

更に、身近な国として中国は注目ですね。先日終了した「ウィンブルドン 2008」では、Jie Zheng 選手が見事に Best 4 を達成し、中国もその頭角を現してきた、と言っていいのではないでしょうか。

以前にも記述しましたが、Jie Zheng 選手の 164cm という身長は日本人と大きな差がなく、パワーとスピードだけがテニスの強さではないことを証明するとともに、今後の日本人選手の活躍も可能性があることを証明してくれたと考えて良いのではないでしょうか。

WTA Ranking 20080707ちょっと気になって、「ウィンブルドン 2008」終了後のランキングを利用して、上記と同じ集計を実施すると、左表の通りとなります。上位のほとんどの国の順位に変動はありません。ロシア、フランス、アメリカ、チェコ・・・しかし、中国は、Jie Zheng 選手が、先月はランキング 133 位でしたがウィンブルドンでランキングを上げ Best 100 入り!中国からは 4 選手がトップ 100 に入っています。

詳細を見ると、上記の中国の 4 選手は、全てが Best 50 以内!一方で日本の杉山選手は、ランキングを 1 つ下げ 39 位へ。森上選手は、96 位へ、そして中村選手は、100 位へと後退してしまっています。ヨーロッパやアメリカに注目しがちなテニス界ですが、身近で、他のスポーツでは、日本を追い抜き去っていった中国の存在を忘れていたのではないでしょうか。これは、私個人としては、かなり気になる傾向です。

これまで、バレーボール、バスケットボール、体操、シンクロナイズドスウィミング・・・知らず知らずに日本が中国に追い抜かれたスポーツは数え切れないわけです。ここで、再度、中国に注目してみる必要があるのではないでしょうか。国別のテニスを振り返るには、何度もご紹介している「宮地弘太郎オフィシャルブログ::技術課題」という 2006 年 2 月の投稿記事を必ず振り返ります。取り上げられている国とその傾向は以下の通りです。

ロシア:ストロークマシーンの育成
フランス:戦術を重視し、得点パターンのバリエーション
アメリカ:全てのショットをハードヒットさせる(打てる範囲内で)
スペイン:同じところに 100 球打てるだけのストローク力と体力
アルゼンチン:1 面で自由に行い、創造性を養う
スイス:横だけでなく、縦の動きでフィニッシュさせる技術習得
オーストラリア:ネットプレーを重視
ベルギー:とにかくスイングスピードを上げさせ、後ろからでもフィニッシュさせる技術習得

ロシア、フランス、アメリカといった強豪国は、以前から上記のようなテニスプレーヤに関する育成方法が知られているようです。ただ、あくまでも、その国々にあった戦略や技術があるのでしょう。中国は、テニス新興国として何をどうしているのでしょう!?

私は、日本人特有のテニスとは・・・それは、意外なところで説明されています。それは、NHK で「スポーツ大陸::トップを狙え! – プロテニスプレーヤー・錦織圭の挑戦 -」と題して特番が組まれていて(放送は、7 月 12 日、23:10 から)、その紹介の記事になりました!

彼の特徴は、あらゆる技法をマスターしている “芸達者” なテニス。外国人選手に比べて小柄な体格のハンディを器用さで乗り越えている点

大柄で、パワーとスピードに頼る傾向がある海外のテニスに対して、我々日本人は、その経済を支える精密な技術力のように、テニスを支えるのは、日本人特有の器用さ、芸達者なテニス、ということになるのではないでしょうか。そうした中で、やはり我々は中国を視野に入れる必要がある・・・

かなり大袈裟な見解・・・何でしょうね~

【追記:2008年07月12日】
上記の内容にとても参考になる投稿記事がありました。「ROOM to the WORLD::ナヴラチロワ、今のテニス界を語る。(ウィンブルドン・2008)」がそれですが、ちょっと気になる一部分を引用しておきます。

コーチが悪いので、トップ選手が育たない。どのコーチも同じやり方で育成するから、同じような選手ばかり出てくる。選手にはそれぞれの特徴があり、その選手に合ったやり方で育てるべきだ。今の時代だったら、私はプロになれていないだろう。サッカーのヒディンク監督はすごい。最近のユーロでもロシアをベスト 4 にまで導いたが、彼はどの国の監督をしても良い成績を残せる。それは彼がその国に合った戦術を考えてるからだ。

上記は、マルティナ・ナヴラチロワが語ったとして紹介されています。「コーチが悪い」というのは、結論としてはちょっと短絡的な言い方のようにも感じますが、大方の内容は納得できるような気がします。特に、「その国にあった戦術」は日本も真剣に考える必要がありますね!

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錦織圭選手、北京オリンピックに参戦決定!しかし・・・

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カテゴリー:新しい考え方 | タグ: ,

昨日、杉山愛選手は残念な結果だった「ウィンブルドン 2008」ですが、一方で国際テニス連盟 (ITF) から、錦織圭選手と森田あゆみ選手が、北京オリンピックのワイルドカード (推薦枠) に選ばれた、というニュースが飛び込んできたようです。詳細は、「日本テニス協会公式blog::【速報】錦織圭、森田あゆみ五輪出場が決定!」で確認できます。

今や日本のテニスと言えば、男子は錦織圭選手、女子はクルム伊達公子選手一色でちょっと寂しい気もしていますが、市場の声は素直に受け止めなければいけませんよね。北京オリンピックでは、率直に「日本人」選手の活躍に期待したいと思っています。

さて、ちょっと話は、横道にそれますが、「日本人を代表して・・・」ということと「日本を代表して・・・」ということをちょっと記述してみたいと思います。

私は、アメリカ在住 7 年の経験がありますが、通常の日本人の方々とはちょっと違って、アメリカの「Non Profit Organization」というカテゴリーに分類される団体に所属していました。「Non Profit」とは、利益がない、ということではなく、一定の利益以上をあげると、税率が信じられないくらい上がる仕組みになっている法人のことを指します。ただし、利益が一定額以内であれば、税金が優遇されていて、通常よりも少額で済む、といったメリットがあり、所属する社員は、アメリカ企業のために可能な限り貢献することを義務付けされています。

そうした背景でしたから、私は「日本人」でしたが、アメリカ企業への貢献が半ば強制され、フォード、ジェネラルモータ、クライスラー、コダック、IBM といったアメリカを代表するような企業へのコンサルテーション(企業指導)を実践していました。私がアメリカ在住のころは、日本はバブルの絶頂期で、それなりに「日本人」として重宝されたので、とにかく忙しい毎日でした。

そうした時代のある日、突然一通のメールを着信します。メールは、国際標準化機構 (International Organization for Standardization) からでした!そうです、ISO という今では当たり前になった国際標準の策定を担当している団体からの招待状でした。ISO 9000 という品質標準の策定にあたり、私の助言が欲しい、との内容にビックリしたのと、嬉しいのと・・・コンサルタントとして渡米したことを本当に良かった、と感じた瞬間でした。

しかし・・・

上記の招待状、私にだけではなく、かなり多くの方々に届いていました・・・大学教授、コンサルタント、研究所の所員。いろいろな分野のいろいろな方々。そして、そうしたアメリカでの招待状を受け取ったメンバーを称して、「ISO アドバイスチーム USA」とされました。そうです!私は、「日本人」でありながら「アメリカチーム」に所属することになったわけです。そして、調べてみると、同様の主旨の招待状が日本にも送信されていて、「日本チーム」も結成されていました。

「日本人」として「アメリカチーム」!一方で「日本人による日本チーム」が存在する・・・とても複雑な気持ちになったことを記憶しています。ただ、チームメンバーとして、チームのために全力を尽くす。即ち、日本人であってアメリカチームのために尽くす。会議中に「日本チーム」の意見を、日本人である私が「アメリカチーム」のメンバーとして「日本チーム」の意見の問題点を指摘する。日本チームからは、「日本人のくせに・・・」と影口をたたかれましたが。それでもこの経験は、今も誇りに思っています。

最近では、こうした光景は、野球でも見られるようになりましたよね。「日本人」がアメリカのチームの一員として日本チームと戦う・・・複雑ではありますが、そうした国際化の波をしっかり把握する必要がありそうですよね。

かなり横道が長くなりましたが、話をテニスに戻すと・・・北京オリンピックのワイルドカードを取得した錦織選手。中学 2 年生の時からベースをアメリカにおいています。現在も「IMG ニック ボロテリー アカデミー」に所属していて、アメリカはフロリダ州に在住しています(あくまでもネットでの情報ですが・・・)。錦織選手の活躍は、本当に期待しているのですが、私個人としては、「日本人代表として」の活躍を期待しているのであって、「日本代表として」の活躍ではありません。

ジュニアの世界では、過去 24 ヵ月間で日本に在住していないジュニア選手には日本の大会への出場権がありません。それが例え日本人でも!テニスの世界は、国境を越えて活動することができますし、プレーヤーもあまり国境を意識したことがないのかもしれません。しかし、実際には、こうした制限があるのも事実です。そしてオリンピックの話題となると・・・

多感な時期のほとんどをアメリカで過ごし、更にはテニスに関する Know-How のほとんどをアメリカで学んでいる選手。そうした日本人選手がオリンピック日本代表選手となると・・・私個人としては、かなり違和感がありますが、世間一般の方々はどうなんでしょう!?国を挙げての一大イベントの代表に錦織選手。手放しで喜べますか?

また、国際テニス連盟 (ITF) が日本へ選手を指名してくるというのもちょっと違和感がありませんか?日本代表選手は、日本が選定して、国際団体から承認を受けるのが手順だと思うのですが、国際団体から「この選手が日本の選手としてワイルドカードをあげましょう」というのも不思議な感じがします。テニスではありますが、これはオリンピックですから。

私の感じ方は、やっぱり日本人離れしている??

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錦織圭選手、「ウィンブルドン 2008」での途中棄権に思う・・・

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カテゴリー:新しい考え方 | タグ: ,

深夜 0 時過ぎ。久し振りに胸を躍らせて TV にかじりついて観戦していました。「ウィンブルドン 2008」、正式名は意外と知られていませんが、「The Championship, Wimbledon」なんですよね。ちなみに、既にご存じでしょうけど、「The Championships, Wimbledon 2008 – Grand Slam Tennis – Official Site by IBM」というサイトでは、ゲームの様子や LIVE Score といってスコアをオンタイムで情報を提供しています。ただし、英語ですけど。興味のある方は一度ご覧下さい。

さて放送は、フェデラーの試合を録画で放送していましたが、時間が来ると「LIVE」、即ち「生放送」として、錦織圭選手とマルク・ジーケル選手(フランス)の対戦へ。

錦織選手は、素晴らしいフォアーのストローク。最年少選手とは思えない落ち着き払った試合展開。ランキングでは、上位のジーケル選手を全てにおいて圧倒していた錦織選手がファーストセットを 6-4 で先取しましす。これで、ほとんどのテニスファンは、一気に眠気が覚めたはずだったのですが・・・

ファーストセットを奪取して、錦織選手はドクター呼び、先週の試合で痛めていた腹筋の手当を依頼し、試合は 3 分間の中断。ルール上は、ドクターを呼んだ場合は、3 分間の中断が許されています。きっちりとテーピングをする治療の様子までしっかりと見て取ることができました。痛々しい腹筋のテーピングを完了してセカンドセットへ。

お互いにサービスゲームをキープして 5-5 から、セカンドセットに入って動きが軽くなってきたジーケル選手がその後のゲームを奪取して 5-7 で錦織選手はセカンドセットを奪われました。腹筋の痛みが原因なのかミスショットが多くなりつつある錦織選手にちょっと不安は感じましたが、それでも第 3 セットを奪取して 1 回戦突破を期待していたのですが・・・

次のゲームがスタートして数ゲームを戦った錦織選手は、主審のもとへ。そして、「Retirement」、即ち「途中棄権」を宣言しました。先週痛めた腹筋が完治することなく(というより、腹筋はなかなか治りません!)挑んだのですから、致しかたないといえば致し方ないのですが、それでも多くのファンは残念に思う試合でしたよね。調子が良ければ、必ずや勝てる雰囲気の試合でしたし。今後に期待したいところですが。

錦織選手は、次のエントリーは、7 月 7 日からのニューポートでの大会にエントリーしているそうですが、それまでに腹筋が完治するとは思えないのですが。ましてやニュースによれば、「腹筋の肉離れ」だそうで、そうそう簡単に完治するような怪我ではないはずです。期待が大きいだけに、ランキングをさらに上げることは重要だと思いますが、今はしっかりと腹筋を直すことに専念して欲しいのですが、どう対処してくるのか興味が尽きないところです。

しかし、テニスファンではない一般の方々は、本当に冷ややかに昨日の錦織選手の棄権を評価しているようです。きっと、私の周囲の一般人だけであって欲しいと願っていますが・・・

「結局は、若過ぎるし、ウィンブルドン出場という場面で調整ができなかったんでしょ。SONY もスポンサーになって後悔してるんじゃない!?」

これが、まずは私が言われた友人からの第一声。言いたいことを私には言う友人だし、まったく遠慮がないし、テニスには批判的だし・・・これ位の言葉は覚悟していましたが、ちょっと気になったのは「SONY も後悔しているんじゃない!?」というスポンサーよりのお言葉・・・確かに、日本の場合、全てのスポーツが「企業重視」のところがあり、錦織選手の場合、中学 2 年生の時からアメリカでテニス留学をしている選手ですから、まったく「パッと出の日本人テニスプレーヤ」なわけです。この友人、さらに続けて以下のようなことを言い出しました・・・

「錦織圭って、石川遼と同時期でしょ!結局、SONY が石川遼に乗り遅れたんで、仕方なく錦織に乗ったんじゃないの?テニスのスポンサーになる意味が解らないし・・・」

なるほど・・・そんな見方もあるのかと不思議な感覚に陥りましたが、この友人も企業指導を手掛ける企業戦略系コンサルタントですから、友人の言う主張も想像できるといえば想像できる。ちょっとショックでしたが・・・こうした中途半端にテニスを語る「一般人」に感動を与える選手はいつ出現するのか!?きっとそう遠くない未来に、こうした一般人をうならせる選手が出現するはず、と信じています。

頑張れ、ニッポン!

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