テニスの起源:テニスは貴族のたしなみ

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月02日 | 最終更新日:2008年07月02日
カテゴリー:知識:テニスの基本 | Tags: ,

ちょっと面白いサイトをご紹介しましょう。本来は、英語学習のためのサイトなんですが・・・そのサイトにテニスに関する英語のページが公開されています。「スポーツの英語 テニス編::英語タウン カルチャーカフェ」に以下のようにテニスに関する起源の記述があります。

テニスのルーツを辿ると、それは古代ローマにまで遡るという。しかし、現在のテニスの原型は、中世フランスで、室内競技として宮殿や僧院で行われていた「ジュ・ド・ポーム」と呼ばれたコートテニス (court tennis (米) / real tennis (英) / royal tennis (英・豪))。名称もフランス語のtenez (英語で play の意味) に由来している。固く小さなボールを使い、四面を高いコンクリートの壁で囲われたコートで打ち合う。スカッシュと同系統の競技だ。

更に、別のウェブページ、「テニスのお話::テニスの歴史」に以下のように示されています。

現在のテニスの始まりははっきりしています。1874 年 2 月 23 日です。この日イギリスのウィングフィールド少佐 (Walter Clopton Wingfield) が屋外でできる新しいラケット・ゲームとしてラケットとネットとボールとそのルールをセットにした遊びに 3 年間の特許を取りました。このゲームにウィングフィールドはスファイリスティク (Sphairistike:ギリシャ語で ball game を意味する) あるいは、このゲームの特徴が芝生をコートとして使用したことから Lawn Tennis という名前を付けました。彼の発明したこのゲームは屋外で男女ともにでき、運動になるという点でこれまでのいかなるスポーツとも異なっていました。あっという間にこのゲームはローン・テニスという名前で人気になりました。

上記を確認すれば、テニスにはフランスとイギリスが大きく関与していることが解ります。実は、古代ローマや中世フランスといった時代は、まさに宗教的な背景が強いことと、更には階級社会が色濃く出ているといった背景を理解すると、ヨーロッパやアメリカの選手が、アジアの選手に敗戦を喫するということは、彼等にとっては考えられない現象なのだと思います。

良く、「日本人選手は、ハングリー精神に欠けているので勝てない」という方々がいらっしゃいますが、私個人はそうした簡単なことではなく、上記のような背景をベースにした文化や伝統が、ヨーロッパやアメリカの国々の選手のメンタル面を支えているから、と考えています。アジアの選手は、ヨーロッパやアメリカの選手と対戦すると、上記のような伝統や文化を背景とした根拠のない自信に満ちた連中を相手に対戦する必要がるのですから、やっぱりタフなんですよね。

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アメリカを勉強しているとテニスが見えてくる!?

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月01日 | 最終更新日:2008年07月02日
カテゴリー:新しい考え方 | Tags: , ,

アメリカ在住 7 年・・・ところが、改めてアメリカを語ろうとするとアメリカの本質を語れない、ということに気がついて、最近になって初めてアメリカの勉強を始めました。

きっかけは、文庫本である内田樹、平川克美著「東京ファイティングキッズ」(朝日文庫:2007年5月)内田樹サポートの中に、独自のアメリカ論が展開されているのですが、その内容が自分がアメリカで経験した内容と一致していて、とても興味深かったので、「そう言われてみれば、アメリカに関して何を経験してきたのかな・・・」とふっと思い返したことでした。

その後、続けてアメリカに関する以下の書籍を読了しました。

こうして机上の勉強でありますが、7 年間もどっぷりとアメリカに浸っていましたから、それなりにアメリカでの経験を裏付けされるような内容が多く、これまで以上にアメリカを理解できるようになりました。

上記でご紹介したアメリカに関する書籍を読了すると、共通のキーワードが抽出できるように思います。それは、宗教、イギリス、フランス、旧ソビエト連邦という 4 つです。どうでしょう・・・宗教以外!?はテニスの世界でも共通するキーワードではありませんか?

スポーツ解体新書解体新書サポートその後、本ブログの投稿記事、「テニス改革には、フランスとアメリカの力が必要だ!?」でもご紹介した文庫、玉木正之著「スポーツ解体新書」(朝日文庫:2006年11月)解体新書サポート2で、世界のスポーツを理解していくと、ほとんどのスポーツがイギリス、フランス、アメリカ、旧ソビエト連邦を外して考えるのは難しい。

アメリカは、その昔、イングランド人、即ちイギリス人が移民して成立した国。理由は、キリスト教を自由に信仰したいといった希望からだ、とする橋爪大三郎氏です。そして、そうした背景をベースに、伝統やこれまでの文化を気にすることなく、民主主義という思想に基づいて結束を固めたアメリカ。特にイギリスを中心としたヨーロッパに対しては、反骨精神が強いわけです。

一方で、ヨーロッパの中にも、イギリス中心主義に反旗を翻した国がある!それがフランスであるわけです。フランスは、独自の国力で成立しているわけですが、アレクシス・ド・トクヴィルというフランス人政治思想家によってアメリカの民主主義が徹底して研究されています。

フランスが起源とされるテニス。それを原型にして、イギリスで近代テニスがルール化され、イギリスを中心に近代テニスが動き出します。当然ですが、そうした動きに心地良くないはずのフランス。ヨーロッパとは、何事でも違ったことをしたいアメリカ。そうしたフランスやアメリカがテニス強豪国になって、テニス界に、特に何やらテニス運営の中心でありそうなイギリスに対して一矢報いるのでは!?時代の背景を勉強していると勝手な憶測が次々に湧いてくる・・・階級社会を起源とするテニスは、近代テニスといえども、そうした階級社会の名残りがあるのは周知の事実です。今こそ、昔の伝統や文化を捨てて、アメリカとフランスが中心になって何か革命が起きないかな・・・

また、内田樹氏は、その書籍、「街場のアメリカ論」の中で、アメリカとそっくりの歴史を持っているのは、旧ソビエト連邦としています。イングランドから移住して、まったく新しい国家を目指し、民主主義ではなく、社会主義国家として成立したのが旧ソビエト連邦だとしています。底辺には、やはり強い宗教が根付いている・・・

アメリカ、フランス、に加えてロシア・・・まさにテニス強豪国ですよね!イギリスを中心とした近代テニスは、運営する組織としてはいまだイギリスの影響がありそうですが、アメリカ、フランス、ロシアの台頭が今後のテニスを大きく変える可能性があると信じたい・・・テニスのプレーでは、既にその傾向が出ているし。

また、アジア各国の選手が、こうした強豪国に勝っていくためには、こうした歴史的背景やヨーロッパ諸国の伝統や文化を把握する必要があるのでは・・・何て考えているわけです。

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テニス改革には、フランスとアメリカの力が必要だ!?

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年06月30日 | 最終更新日:2008年07月01日
カテゴリー:テニス改造論 | Tags: , , , ,

スポーツ解体新書解体新書サポート以前からどうしても読んでみたかった文庫、玉木正之著「スポーツ解体新書」(朝日文庫:2006年11月)解体新書サポート2を読了しました。仕事関連外の書籍は、なかなか時間が無くて読めないのですが、最近はちょっと時間的な余裕があったのと、仕事中の電車や地下鉄の移動時間が半端じゃないので、何とか読了することができました。

玉木氏は、スポーツライターで、テレビ番組にもよく出演していますから知っている方も多いと思いますが、「スポーツを心底好きなんだな」とその会話のあちらこちらにみてとれるので、とにかくどんなことを考えているのかが知りたかった・・・そんな思いで手に取ったこの文庫、十分に楽しむことができました。テニスに限らず、スポーツ全般に関しての歴史や背景を知りたいとお考えの方は、是非とも読んでみて頂きたい一冊です。日本スポーツを救う!?数多くの所感やアドバイスが満載だと思うのですが。

さて、こっから先に関しては、私個人の独断と偏見ですので、興味がある方のみ読み進めて頂きたいのですが、本文の内容は全く統計的な根拠があるわけでもないし、見識者のご意見でもあありませんので、ご了承下さい。

テニス人気は、一時期の全盛期、即ち、ジョン・マッケンローやジミー・コナーズ、更にはクリス・エバートにマルティナ・ナブラチロワにキング夫人・・・こうした選手が活躍していた時代に比べて、格段に落ち込んでいると思われます。当時は、まったくテニスをすることが無い一般の方々でも、ウィンブルドンや全米オープンのテレビ放送を観戦していたのを記憶しています。そう言っている私も、バスケットボールに熱中してはいたのですが、やっぱりこうしたプロテニスの試合を観戦していました。

ところが、そうした時代からラケットの技術革新やテニスプレーヤのプレースタイルに変化があり、単調な試合が多かったり、スターと呼ばれる人気選手が少なくなってきたことも手伝って、一般の方々(テニスを実践していない方々)が全くと言っていいほどテニスに関心を示しません・・・なぜかというと、いろいろな要因は考えられますが、上記に加えて、私は以下のような要因が大きいと考えています。

  • 勝敗を判断するための点数制度が解りづらい!
  • 時間に厳しい社会情勢の中で、テニスは終了時間が解らない!
  • 世界で活躍する日本人選手を日本で見ることが難しい!
  • ほとんどが日中の試合なので、学校があったり、会社勤めの人が観戦するのは困難!

上記以外にも、考えられる原因はありますが、全てはテニスそのものを改革しなければいけないような内容です。小手先で、ラケットの規格を変更したり、ランキング制度を変更する程度では、既にテニスから離れてしまっている一般の方々を呼び戻すのは難しい。

必要なことは、テニスの徹底的な変革!ルールを含め、テニスの頂点を極めているプロテニスの方法を根底から変革する必要がある、と考えているわけです。そんな馬鹿げたことを・・・と私自身が感じていましたが、一方でバレーボールやバスケットボールは、現状打破(人気低迷)のためにルール改正を含めて、大掛かりな改革を仕掛けて世界的にそのスポーツ全体の成功を達成しています。

そうした成功に結びつくような解説を、上記でご紹介した玉木氏は、書籍なのかで、「3 つのスポーツ文化圏」という概念を取り入れて、その歴史と背景を織り交ぜながら説明しています。ちょっとご紹介しておくと以下の通りです。

  1. IOC (国際オリンピック委員会) によって組織運営されているオリンピック・スポーツ文化圏
  2. FIFA (国際サッカー連盟) によって組織運営されているサッカー・ワールドカップ文化圏
  3. アメリカの 4 大プロ・スポーツ組織によって運営されているアメリカン・スポーツ文化圏 (MLB:メジャーリーグ・ベースボール、NBA:ナショナル・バスケットボール・アソシエーション、NFL:ナショナル・フットボール・リーグ、NHL:ナショナル・アイスホッケー・リーグの 4 つを指している)

詳細は文庫を読んで頂くとして、上記の文化圏で特にアメリカン・スポーツ文化圏と FIFA の成功に関しては、今後のテニスの変革と関係していると思われます。それを基盤にしてちょっと独自の論点をご紹介しておきましょう。

ほとんどスポーツは、ヨーロッパで構築されました。テニスも例外ではなく、その起源はフランスの貴族によって行われ、近代テニスといわれる現在の形の原型は、イギリスで発表されたとなっています。即ち、テニスというスポーツは、ヨーロッパの階級社会で根付いたものであって、未だにその名残を持っている!例えば、シード選手とその他の選手とでは、送迎の車種に差があるとか、歴代の上位進出者は、ボックス席へ生涯招待されるとか。未だ、そうした階級的な発想が残っているわけです。

更に、テニスの運営という観点からすると、国際テニス連盟 (ITF) はイギリスに本部があるし、女子プロの頂点である WTA はアメリカに本拠地があるようですが、なぜかヨーロッパ本部というものがイギリスに存在する。ATP は、アメリカやイギリスにオフィスがあるようですが、エクゼクティブオフィスというやつはやっぱりイギリスに。まさにヨーロッパ、特にイギリスを中心に運営されている感があります。

ですから、テニスに関しての「観客動員数低迷」とか「興業収益伸び悩み」といった課題を解決する方策は、課題を認識していたとしても、これまでのヨーロッパで培われてきた伝統や文化が背景にあり、どうしても変革には手が出ないわけです。それがヨーロッパ文化の最も後進的な部分ではないかと思われるのです。

上記のようなテニスの課題は、その昔、サッカーでもありました。サッカーは、その発祥の地であるイギリスがその頂点であると考えて、世界大会を認めず、イギリスのトップが世界でトップといった考え方をしていたというわけです。しかし、そこにフランスが革命を起こしました。イギリス以外の国々を招致してサッカーの世界大会を開催します。当初は、イギリスが参加しませんでしたが、徐々にフランスが開催するサッカーの世界大会が大きくなり、最終的にはイギリスがその世界大会に屈するという形で発展します。

アメリカン・スポーツ文化圏では、「アメリカ中心主義」といった問題はありますが、「ヨーロッパから来たスポーツをどうしてもアメリカ独自のものに仕上げたい」といった文化的な背景から、次々に新しいスポーツを誕生させていきます。イギリスから移民がアメリカに割ったという背景もあり、アメリカは新しいものを作り出すことに何も躊躇しない。そうした背景が、バスケットボールだったり、ベースボールだったりと、上記、玉木氏が言っている 4 大スポーツを生み、更なる発展をしていったわけです。

上記のような歴史的背景から、ヨーロッパで革命的な位置に立てるフランスと、何でも新しい考え方を考案できる文化をもったアメリカは既にテニス強豪国であるわけですから、何らかの方策を打ち出して欲しい。例えば・・・

  • テニスの試合中、誰でもが勝敗の行方や勝負の優劣を理解できるような簡単な点数システムの導入
  • チームテニスの導入(フェドカップとかデビスカップがありますが、各国の代表選手が終結することはめったにありません)
  • 他のプロスポーツとバランスをとった大会進行(テレビ放送時間の工夫や試合開始時間の工夫など)

上記に伴って、先週にはオフシーズンを明確に設定して、もうちょっと技術的な向上を目的とした季節を設定し、更には当然ですがもうちょっとランキングシステムを改善する必要があるでしょう。

こんな夢のまた夢!?を毎日考えているのは、無駄な時間なのかな~

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フランス、スペインのテニスが気になる!

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年06月19日 | 最終更新日:2008年06月21日
カテゴリー:新しい考え方 | Tags: , , ,

先日公開した「日本女子テニスは世界強豪国、のはずだ!」の投稿記事の内容をもうちょっと詳細に分析!?してみると、個人的にはかなり気になる結果が出てきました。

まずは、目的もなく上位 100 位以内の「ITF Junior Ranking」を集計してみました。娘がテニスをやっている関係で、男子の集計は取っていませんが・・・「ITF Junior Ranking」とは、18 歳以下の世界のジュニアテニスプレーヤが獲得する ATP や WTA への懸け橋となるランキングで、日本でどんなにランキングを上げたとしても、この「ITF Junior Ranking」を獲得していないと世界へでは戦えない重要なランキングで、プロテニスプレーヤになるためには、このランキング獲得は避けて通ることができません。

wta_itfjr_ranking早速、集計結果を!左表には、WTA のランキングの集計と「ITF Junior Ranking」の集計結果を国毎に並べてみました。すると・・・

ロシアやアメリカといったテニス大国では、既にジュニアの世代からプロテニスプレーヤーとしての頭角がはっきりと表れていて、ジュニアの世代から上位の選手が多いことは集計結果から明らかですね!ロシアやアメリカのジュニアで活躍できれば、将来も約束されているといえるのでしょうか。

ところが、左表からフランスは、ジュニア世代での上位は、わずか 3 選手に対して WTA は 12 選手も 100 位以内!更にスペインは、ジュニアでは、まったく上位にランキングされていませんが、WTA では 5 選手もランクインしている!国別にいろいろな指導方法があると聞いていますが、ジュニアの世界ではあまり頭角を出していないフランスとスペインの WTA での活躍は見逃せないような気がしています。

どうして、フランスやスペインではこうした現象が起きているのでしょうか?

個人的には、とても興味深い結果です。フランスでは、ジュニア時代は徹底的にテニスの技術と戦略を重視して、勝敗はプロテニスプレーヤになってからで十分、という指導方法をとっていると聞いたことがありますが、もしそうしたことが事実であれば、とても気になります、そうした指導方針が。

単に、上記に集計結果は偶然だったのでしょうか・・・それとも、何か明確な理由があるのでしょうか・・・テニスの追及は、まだまだこれからといったところです。

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