口ぐせ理論とアンカリング:口ぐせが出るとどうなるのか!?

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年08月04日 | 最終更新日:2008年08月04日
カテゴリー:脳科学をベースに | Tags: , , ,

先日投稿記事として公開した「脳内トレーニング:「なりたい自分」を明確にすること!」で、まずは「自分の口ぐせをチェックすること」を実践するように、佐藤富雄著「願えばかなう「思い込み」の魔力」(ワニ文庫:2006年3月)Sato Support 3で主張されていることを記述しました。更に、その後の手順として、以下の手順があったことを確認して下さい。

  1. 自分の口ぐせをチェックする。
  2. いつもとは違う行動や小さな贅沢をしてみる。
  3. 「自分をほめる言葉」を使い、自分を好きになる。
  4. 異性やお気に入りのものに触れ「ときめき」を覚える。
  5. ひらめきは、常に「ビック・トーク」で表現する。
  6. 子供の頃に好きだったこと、やりたくてもできなかったことをする。
  7. 「80% の法則」と「セルフトーク」で不安を取り除く。
  8. 「なりたい自分」について具体的に書く。

Sato TomioSato Tomio Support早速、手順の最初である「自分の口ぐせ」をチェックするのですが、意外と注意深くチェックしないと気が付かないものですね!可能であれば、周囲の方々に自分の口ぐせを聞いてみるのが速いかもしれません。それができないようであれば、親や兄弟姉妹など、身近にいる方々に聞いてみる!そうしないと、意外と口ぐせってチェックできないかもしれません。

次女の口ぐせをチェックしてみました・・・というより、以前から気になっていたのですが、「あ”~」、「やば~い!」、「やばっ!」が主要!?3 口ぐせ。大方、こうした言葉をミスショットした時に発します。更には、「天を仰ぐ」、「うつむく」といった仕草もミスショットをすると必ずのようにでる「くせ」です。するとどうなるかというと、決まってミスショットが連続して出る様になり、まさにネガティンブスパイラル。ミスショットの連続によって、今度は修正をしようと必死になるのか、手打ちになって、腰が立ったままになって・・・と、ネガティンブな部分しか目立たなくなります。

本日は、恒例の試合形式の試合。最初のシングルスで 2-0 とリード。ペースは次女のペースで試合が展開。しかも、2-0 まではほぼ完璧の展開で、そこまで見ていれば、圧勝の気配すらありました。しかし・・・

ミスショットで「やば~い!」をまず一声。さらに続けての凡ミスに対して、「やばっ!」と大声。密かに「これで、この試合、ミスショットで自滅するな」と直感!そしてその直感通りの展開で 2-6 で敗退。練習試合ですから、勝敗は気にしていませんが、ここまで「口ぐせ」がはっきりと見て取れると、変に嬉しくなってしまったりして。試合内容は、パワーでおしている我が娘に対して防戦一方の対戦相手といった様相でしたが。

思い返してみれば、通常の練習でも、ミスショットをすると「あ”~」、「やば~い!」、「やばっ!」といった奇声を吐いている!これまでの自分なりの脳科学の勉強を通して、五感(臭覚、聴覚、味覚、触覚、視覚)を使っての経験や言葉にした情報(ここではミスショット)は脳の潜在意識として記憶に残る、と解ってきました。つまり、次女の場合、どんなに意識してミスショットを修正したところで、「口ぐせ」が出てしまった瞬間にミスショットを助長するように脳が働き出してしまうわけです。

RobinsRobins 1また、上記のような「口ぐせ」をきっかけに、潜在意識が条件反射のように出現することを説明する「アンカリング(条件付け)」という考え方が、最近購入して読んでいるアンソニ・ロビンズ著、本田健訳「一瞬で自分を変える法」(三笠書房:2006年11月)Robins 3にあります。本来、このアンカリングは、成功へのきっかけとして実践する必要があるんわけですが、残念ながら上記のミスショットのような同じ繰り返しを何度も口ぐせと共に実践していれば、より強く潜在意識にミスが蓄積されるようになるわけです。

さて、それではこうしたマイナスのスパイラルをどうやって克服していけば良いのか・・・

まずは、マイナスに働く「アンカリング(条件付け)」を削除します。我が娘の場合、3 大口ぐせである「あ”~」、「やば~い」、「やばっ!」を封印しなければいけません。更に、「うなだれる」や「天を仰ぐ」といった行為も封印しなければいけません。最初は、ついついやってしまうかもしれませんが、意識して「封印する」ように心掛けることです。

更に、ネガティブなアンカリングを封印しながら、ミスショットをポジティブな情報として、脳にインプットする必要があります。「良い良い!これから」とか「大丈夫。次は何とかなる」とか「次は良くなる!」とか・・・とにかく良い言葉を使ってミスショットを認めた上で、プラスとして脳にインプットすることです。

脳は、複雑な構造で、まだまだ解っていない機能があるようですが、意外と単純で、「ある事項に関して事実としての認識よりも想像としての認識を優先する」特徴があるそうで、ミスショットでさえ、「次は良くなる」とか「対戦相手は今のミスショットでビビっている」と嘘であってもポジティブに想像することによって、その方向へ身体を動かす特性があるそうですから、上記のような「思い込み」がとても重要です。

上記 2 点を注意しながら、後は自分の良い時のプレーというのを潜在意識に任せる。即ち、変な意識をしないで、いつもの通りにプレーを実践する・・・まずは、こうしたことから再スタート、といったところでしょうか。

No Comments »

脳内トレーニング:「なりたい自分」を明確にすること!

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月27日 | 最終更新日:2008年07月28日
カテゴリー:脳科学をベースに | Tags: , ,

Sato TomioSato Tomio Support暇があったり、週末になったりすると文庫本の佐藤富雄著「願えばかなう「思い込み」の魔力」(ワニ文庫:2006年3月)Sato Support 3を読み返しています。やっぱり、とっても読み易いし、内容が簡単に記述されているので、何度読んでも新しい発見があります。

ちょっとした日常生活の中で、口をついて出てくる何気ない「口癖」こそ、自分が現実として考えている「自己像(セルフイメージ)」であって、そうした潜在的に認識している「自己像(セルフイメージ」を変えるが、成功への近道である、と主張しています。また、イメージを拡大するためには、語彙力が重要で、簡単にその語彙力増強のために、読書を積極的に実施しなさい、という主張にも、大いに同意できるところがあります。

上記の主張から、どんな「自己像(セルフイメージ)」を描くが重要なポイントになりそうです。どうやって、より良い、またはより理想的な「自己像(セルフイメージ)」を描くのか。佐藤氏は、上記の文庫本に、その方法も以下の手順によって実施することを示しています。

  1. 自分の口ぐせをチェックする。
  2. いつもとは違う行動や小さな贅沢をしてみる。
  3. 「自分をほめる言葉」を使い、自分を好きになる。
  4. 異性やお気に入りのものに触れ「ときめき」を覚える。
  5. ひらめきは、常に「ビック・トーク」で表現する。
  6. 子供の頃に好きだったこと、やりたくてもできなかったことをする。
  7. 「80% の法則」と「セルフトーク」で不安を取り除く。
  8. 「なりたい自分」について具体的に書く。

確認ですが、上記は第 1 項から順番に実施することです。そうすることによって、より良い、またはより理想の「自己像(セルフイメージ)」を描くことができるのです。所謂、佐藤氏が提唱する「脳内トレーニング」の準備をすることになるわけです。

その後に、実際に「脳内トレーニング」を実践することになります。

2 Comments »

言葉遣いを変えれば強くなる

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月18日 | 最終更新日:2008年07月27日
カテゴリー:脳科学をベースに | Tags: , ,

Sato TomioSato Tomio Support先日公開した投稿記事、「脳内トレーニング:自己像(セルフイメージ)を変える!」でご紹介した佐藤富雄氏ですが、とても興味深い内容が多くて、何度も文庫本である佐藤富雄著「願えばかなう「思い込み」の魔力」(ワニ文庫:2006年3月)Sato Support 3を読み返しています。

本ブログで何度もご紹介しているメンタルトレーナーの岡本正善氏は、「リズム呼吸」というシンプルで、誰でもできる呼吸法を基本としていますが、先日の投稿記事でも触れた佐藤氏は「言葉遣い」を基本としています。「言葉遣い」を変えれば、人生も変わるという主張をしているわけです。岡本氏は「潜在意識」を引き出すことが主目的になっていますし、斉藤氏は、表現が違ってはいますが、「自律神経系」を思う存分利用することを主張しています。両者とも、眠っている自分の力を発揮することを目的としているところは、まったく同じであると考えてよいと思います。

佐藤氏は、上記の文庫に以下のように表現しています。

つねにリラックスした心、イキイキとはたらく快適な身体、新しい思い込みによる新しい自己像(セルフイメージ)の確立、想像体験(成功する自分を想像すること)、夢をかなえる自動目的達成装置(自律神経系)。どれもちょっとした心がけさえあれば日常生活の中で実践できるトレーニングです。(p.34 - 35 を補足説明を付けて引用)

ただ、あらかじめ知っておいていただきたいのは、(中略)重要なポイントがあるということです。それは、日常の言葉遣いに留意するということです。(中略)ふだん何気なく使っている口ぐせを見直し、悪い口ぐせを忘れて、良い口ぐせをたくさん覚えていこう、というものです。(p.35)

「私にはできない」といった口ぐせを「「私にはできる」といった口ぐせにすること。それが、自律神経系を活発化して、より良い人生をもたらすとしています。これは、脳科学の書籍を読了すると解りますが、科学的に立証されている内容です。脳と言葉が密接に関係していて、思い込みを声を出して表現することによって、その後の人生に大きなそうが生じる。

これはとても重要なことですが、「きっと失敗する」と想像しているだけで、実際にも失敗することは、多くの方々が経験していると思うし、「そんなことを言っていると本当にそうなるよ」と他人から指摘されて、本当にそうなってしまったといった経験も、誰しもが 1 度や 2 度は経験があるのではないでしょうか。

まずは、「言葉遣い」を変えてみる!現実に、勝てそうもない対戦相手に対して、「絶対の勝つ」と口に出してみることです。そうすることで、勝利への第一歩が踏み切れるはずです。

No Comments »

脳内トレーニング:自己像(セルフイメージ)を変える!

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月15日 | 最終更新日:2008年07月27日
カテゴリー:脳科学をベースに | Tags: , , ,

Sato TomioSato Tomio Supportちょっと雑誌を買おうと立ち寄った駅の売店の本棚に、私を待っていましたとばかりに 1 冊の文庫本が。駅の売店で文庫本を購入したことはなかったのですが、文庫本のタイトルの一部である「魔力」という言葉にひかれて、前書きを読んでみると・・・大脳生理学をベースにした、いわば「脳内トレーニング」の実践方法、というふれこみが目に入り、即購入してしまいました。

心理学を勉強していると、どうしても多くの文献に科学的な根拠の説明がなく、懐疑的だった時に出会った「脳科学」の世界にどっぷりとはまっていて、科学的に立証されていない脳科学を心理学という概念で補う必要がある、という解説をどこかで読んだので、最近ではアスリートの立場を、「心理学」と「脳科学」の両面から研究しています。って、趣味の域を脱していませんから、「研究」と表現することには無理がありますね・・・

さてさて、購入した文庫本は、佐藤富雄著「願えばかなう「思い込み」の魔力」(ワニ文庫:2006年3月)Sato Support 2です。正味 200 ページの文庫本ですので、電車で移動している時間内で十分に読了することができました。そして、文庫本の内容は、概念としての説明と、実際にどうするのかといった Know-How に関しても記述があって、想像以上に読み応えのある内容でした!佐藤富雄氏[1]は、本当に多数の著書があるようですが、ちょっとお恥ずかしい話ですが、初めて聞いたお名前だし、初めの読む著書となりました。

佐藤氏は、心理学の世界では頻繁に登場する「自己像(セルフイメージ)」ですが、それを変えることによって人生が変わる!そのためには、まずは発する言葉を変えよう、といったことを強調しています。ここでいう自己像とは、「自分はこんな自分である」というイメージのことだそうで、この自己像には本来は秘められたパワーがある、ということを強調しています。

これまでに何度かメンタルトレーニングとして、私が支持する岡本正善氏が、「潜在意識(無意識)」の秘められたパワーを活用する方法を公開していることを紹介していますが、まさにその中の「イメージ」に関する部分と大きく関係しているように思います。(本ブログの投稿記事、「いざという時に力を発揮するための 6 ヶ条」を参照して下さい)

「そんなことできるかな・・・」、「私には無理」といったネガティンブな考え方を止め、ちょっと図々しくても、「できる!」を考えるようにする。そのためには、嘘でもまずは「言葉にして出してみる」という方法。言葉にすることによって、脳というものは、「できる」ように振る舞うようになる、ということを科学的にも説明しています。

あまり大脳生理学に関する専門用語は登場しませんし、とっても解り易く解説されていて、更には実践方法や練習方法も記述されていますので、価格に比べて、とっても内容がある文庫です。

注 [1]
佐藤富雄(サトウトミオ)
1932 年、北海道北見市生まれ。東京農業大学、早稲田大学卒業。医学博士、農学博士。スピール・ハーレ大学(ルーマニア)教授、ルーマニア名誉領事。外資系企業勤務などの傍ら、心と体の制御関係について研究をすすめ、科学から捉えた独自の生き方理論を提唱。特に、大脳・自律神経系と人間の行動・言葉の関連性を研究し、独自の「口ぐせ理論」を確立する。全国各地で講演も多く、「口ぐせ理論実践塾」のセミナーは絶大な人気を誇っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

No Comments »