トップテニスプレーヤーの勝利の秘密

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年08月01日 | 最終更新日:2008年08月03日
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Mental Toughness 3Mental Toughness Support投稿記事、「メンタル・タフネス:勝ち抜く「精神力」を手に入れる」を公開しましたが、ジム・レーヤー著「メンタル・タフネス」(ワニ文庫:2003年12月)Mental Toughness Support 4には、多くの重要なポイントが記述されていて、しっかりと把握したいところです。

まずは、上記の文庫本の中に、「トップテニスプレーヤーの勝利の秘密」という章があり、とても興味深く読みました。まずは、その章に、「テニスの試合で 2 時間の試合だとすると、実際に得点に費やされるプレーの時間は、20 分以下である」という実実が記述されてます。実際のデータは、正しいかどうかはここでは問題ではなく、「テニスの試合では、サービスとサービスの間、ポイントとポイントの間、ゲームとゲームの間、セットとセットの間、といった隙間時間が多く、その隙間時間の利用の仕方が大きく試合の優劣を決定する」ということです。

上記のような隙間時間の重要性は、なんと!本日の「伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~::2回戦」にも記述があり、偶然というか何というか、とにかくビックリしました。その一部を引用しましょう。

相手のゆっくりなペースにもわかっていながらつきあってしまったのも反省点。なかなか自分のリズムでできないことにけっこうイライラが募るゲームでした。ボーラーがいない試合が 1 回戦、2 回戦と続きましたがどうも慣れていないことからどうしてもリズムが掴めない。ポイント間、ファーストサーブとセカンドサーブの間、間があり過ぎてどうしてもリズムに乗り切れない。集中力を高めるのもすごく難しい。

まさに隙間時間でのリズムに関しての記述です。隙間時間がいかに重要かを実体験から記述されている内容ですよね!テニスにおいて、こうした隙間時間の重要性に関しては、認識している指導者やプレーヤーが少ない、とジム・レーヤー氏は指摘しています。

トップクラスの選手は、歩き方が違う。頭や肩の位置が違う。呼吸の仕方も違うし、ラケットの持ち方まで違うのである。思考や感情のコントロールの仕方も異なる。トップクラスの選手は、回復(リカバリー)の時間にネガティブな思考や感情が入らないように工夫するのがずっとうまいことがわかる。彼らは、ポイント間の動作や感情の持ち方とその後のプレーに強いつながりがあることに直観的に気がついていた。(p.109)

上記から、ジム・レーヤー氏は、回復(リカバリー)に関しての重要性を説いていて、ストレスと回復をバランス良くすることによって潜在能力を発揮することができるとしているのですが、その基本としては、自然のリズムであって、そのために最も基本となることは「呼吸」である、としている。

まさに、本ブログで推奨している岡田正善氏の「リズム呼吸」を裏付けるかのような記述であって、私個人としてとっても驚きました。

【追記:2008年08月03日】
上記でご紹介した伊達公子選手。その後、準々決勝に進出し、その様子を「伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~::完勝!」で公開していますが、やはり「間」の過ごし方々に関する記述があります。

ファーストセットが終わったところで秋田さんは作戦か?トイレットブレイクを取る。私は座って待っていると体が冷えてしまうので即座にコートの周りを走って待つことに。ウォームアップを着て、走り続けていたのでじんわりと汗が出て来て反対にあったまった感じ。

隙間時間で、どうやって過ごすかを明確に記述していますよね!やっぱり伊達公子選手っていうのは凄いですね!

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メンタル・タフネス:勝ち抜く「精神力」を手に入れる

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月31日 | 最終更新日:2008年08月01日
カテゴリー:心理学をベースに | タグ: , ,

Mental ToughnessMental Toughness Supportお恥ずかしながら、私はジム・レーヤー[1]という方を知りませんでした・・・ちょっと立ち寄った書店の本棚に心理学のコーナーがたまたまあって、その中の一冊として、並んでいたのがジム・レーヤー著「メンタル・タフネス」(ワニ文庫:2003年12月)Mental Toughness Support 2でした。

あまり興味はなかったのですが、それでも全く知らない本を見ると中身を確認すると・・・「CHAPTER 1 ジミー・コナーズの秘密」という章がありました。そうです、往年のサウスポーであるジミー・コナーズ選手の章があるではありませんか!文庫本ということも手伝って、衝動買いしてしまったのですが。

ちょっとなめてました、この本!

どんどん読み進められるような簡単な内容ではありません。かなり専門的に独自の視点での展開と科学的に証明された内容は、ちょっと論文調でもあるし、かなり読み応えのある内容です。内容の全てを理解して実践しようと考えるのであれば、かなり覚悟して、読了する必要があるかもしれません。

スポーツでの成功は才能や技量以上に、この特別な心理状態(IPS:Ideal Performance State)をコントロールすることであると解明してきた。IPS をコントロールすることは、戦いにおいてバランスや全体を把握する力、楽しみ、ゆとり、冷静さ、ポジティブなエネルギー、情熱などをもたらす。スポーツの潜在能力を発揮させることと、IPS のコントロールとは切り離すことができないという事実に気がついた(中略)簡単にいえば、感情が適切な状態にあれば、その人は能力を最大限に発揮することが可能となるということだ。(p.29)

IPS とは、多分ジム・レーヤー氏の独自の言葉と解釈していますが、きちっとその定義も示されていて、「理想的な心理状態(IPS)とは、最高の力を発揮するために最も効果的で確実な精神、感情、肉体の状態をいう」としています。アメリカ人らしく、きちっと精神、感情、肉体といった 3 つの分野に絞っていることも私のような人間には好感が持てる内容でしたが・・・

ジム・レーヤー氏は、解説によれば、「USPTA/USPTR 両プロテニス協会に認められた唯一のマスタープロ」ということで、松岡修造氏の指導もしているようですので、再度熟読しようかな、と思わせる内容であることは間違いありません。私が本ブログで多くを語っている岡本正善氏も「潜在能力」という言葉を使っているし、重要な「呼吸」に関しても記述がありますから、かなり期待できますが・・・

それにしても難しい内容だな~

注:1
レーヤー,ジム(Loehr,James E.)
メンタル・タフネスのトレーニング・システムを早くから開発・実践し、高い評価を受けているスポーツ心理学の権威。USPTA/USPTR 両プロテニス協会に認められた唯一のマスタープロとしてナブラチロワ、サバティーニ、セレス、クーリエ、松岡修造などトップ・テニスプレーヤーを指導。その他、プロゴルフ、大リーグ、プロアイスホッケーなどで、トップ・アスリートのメンタル・トレーニングを行ってきた。スピード・スケート界のスター、ダン・ジャンセンを 1994 年冬季オリンピックで金メダル獲得に導いた。1980 年頃からはメンタル・タフネスをビジネスの分野に応用し、AT&T、IBM、アップルコンピュータ、東芝 USA など数多くのアメリカ有力企業を指導し、多くの注目と賞賛を得ている。

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