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にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月06日 | 最終更新日:2008年07月09日
カテゴリー:練習:対抗戦 | タグ:

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潜在意識を 100% 引き出す!

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月04日 | 最終更新日:2008年08月23日
カテゴリー:ジュニアテニス, 心理学をベースに | タグ: ,


潜在意識
潜在意識サポート既に何度かご紹介しているメンタルトレーナー岡本正善氏の最新刊、岡本正善著「自分の気づかない潜在能力を100%引き出す本」(大和書房:2008年6月)潜在意識サポート2を購入。一気に読了しました。

最初に読了した岡本正善著「「強い心」を作る技術」(講談社+α新書:2008年1月)Support2は、発達心理学の概念を取り入れながら、メンタルの基盤は 7 歳までにその基盤が出来上がり、「間違った」思考をどうやって正しいものに戻すかを解説していますが、そうした間違った思考を身に付けてしまう前にメンタルを正しく育成する必要があることを説いています。

2 冊目として読了した岡本正善著「「打たれ強さ」の秘密」(青春プレイブック新書:2000年4月)は、どちらかというと社会人向けのメンタルトレーニングを解説していて、事例を取り混ぜながら解説していますが、この書籍の中で、具体的にどうやって「潜在意識」を動かすかの方法を説明しています。1 冊目に比べて、実際にメンタルトレーニングを実践しようと考えているのであれば、こちらの書籍の方が具体的だし、子供よりも一般の方々を対象にしているので、解り易いかもしれません。本ブログで、多くの引用を用いて説明しています。

そして 3 冊目となる「自分の気づかない潜在能力を100%引き出す本」は、上記の 2 冊と重複するところが多々ありますが、潜在意識を動かすための方法をより具体的に、それでいてとてもわかり易く解説しています。流石に最新刊であるためか、書籍の構造として、前 2 冊に比べると良くできているような気がしています。2 冊を読了してからのこの最新刊の書籍は、かなり解り易かった!

それにしても、岡本氏の理論は、どの文献を読んでも一貫して変化がありません。残念ながら、多くの文献で同一筆者の複数の書籍を読了してみると明確になりますが、考え方が一貫している筆者は少ないように思います。「あれっ!そんなこと言ってなかったじゃん!」なんてことが多々あったりしていて・・・岡本氏の書籍においては(ただし、3 冊しか読了していませんが・・・)そうした矛盾点がありません。どれを読んでも、役に立つのではないかと思うのですが・・・

テニスというスポーツは、対戦相手が存在するメンタルスポーツ・・・そんなことを私個人は勝手に考えているわけですが、ジュニア世代(18 歳以下)のプレーヤの試合を観戦していると、その「技」と「体」に関して言えば、全国大会へ出場するようなプレーヤも、地区大会で敗戦してしまうような選手でも、それほど大きな差があるとは見えないのです。しかし、「心」の部分では、残念がら大きな差がある!

逆にいえば、「心」がうまく機能すれば、誰でも頂点に立つことができる。過去 3 年間、いろいろなジュニアの試合を観戦してきました。それこそ、国際大会に幼くして戦っている選手もみてきたし、中学時代からテニスを始めたジュニア選手も観戦してきました。技や体は、紙一重です。こうしたことを信じているから、メンタルトレーニングは大事なのです。

岡本氏は言っています。

あなたはすでにとてつもない力を持っています。ただ、その力の正しい使い方を知らないだけ。ですから、これから新しく能力を身につけるのではなく、自分が本来持っている力を解放するだけでいいのです。(p.8)

ちょっとした習慣を変えるだけで、人間が持っている潜在意識は必ず扉を開く、と主張しています。どうでしょう。ちょっと信じて実践してみたら。私は、可能性があるのであれば、やってみるべきである、と考えているので、何度も何度もこうした書籍を読了しています。

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いざという時に力を発揮するための 6 ヶ条

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月04日 | 最終更新日:2008年07月21日
カテゴリー:心理学をベースに | タグ: ,

打たれ強さの秘密Okamoto Support Pic本ブログでは、メンタルトレーニングとして岡本正善氏の方法を推奨していますが、第 1 報として投稿記事「完璧主義者の欠点」を公開しました。

誰にでも当てはまる内容ではありませんが、多少なりとも「そっか!」と思える方がいれば、ブログとしては大成功だと思うのですが・・・本投稿記事は、第 2 報として、岡本正善著「「打たれ強さ」の秘密」(青春プレイブック新書:2000年4月)Okamoto Supportで説明されている「「打たれ強い心」になる 6 ヶ条」を簡潔に総括したいと思います。

岡本氏は、メンタルトレーニングというものは、それに対して、最初から懐疑的(効果を疑っていること)だったり、新しい思考パターンを受け入れようとしない場合、残念ながら思うような改善効果は無い、と断言しています。メンタルトレーニングの第 1 歩は、そのメンタルトレーニングを信じること!自分の思考パターンを変えたい、と思うこと。こんな簡単な前提条件をまずは知って以下の条件をこなしていきましょう。

岡本氏は、「いざという時に力を発揮できない理由」として以下の 3 点を挙げています。

  • 緊張のコントロール法を知らないから。
  • 集中力が出せなくなっているから。
  • 自分のリズムを失っているから。

上記をベースに、岡本氏は、「緊張」、「集中力」、「リズム」の 3 つをコントロールすることが、力を発揮する前提条件である、としています。更に「持っている能力」を発揮するための「潜在意識」を動かすためには、「イメージ力」と「適切な目標設定」が重要である、と主張します。

最後に、上記の 5 つ、即ち、「緊張」、「集中力」、「リズム」、「イメージ力」、「適切な目標設定」のかなめとなるのが「呼吸法」である、と締めくくっています。「呼吸法」は、意識と潜在意識のパイプ役であり、「できない自分」から「できる自分」へと切り替えるスウィッチになるとしています。

上記の「緊張」、「集中力」、「リズム」、「イメージ力」、「適切な目標設定」、「呼吸法」に関して、簡単で、それでいてとても重要なトレーニングの方法が解説されていますので、簡潔にそれぞれを説明していきましょう。

呼吸法

呼吸は、意識と潜在意識の両領域にまたがっている能力で、深呼吸することによって体中の細胞を活性化することができます。そうした重要な呼吸ですが、意外と軽視されている。より良い呼吸法を身に付けることによって、潜在意識を動かすためのスウィッチになります。

方法は極めてシンプルです。口からたっぷり息を吐く。そして鼻から吸う。お腹に息を入れる「腹式呼吸」にすることが肝心です。「腹式呼吸」が解らない場合は、横になって実践すれば、自然に「腹式呼吸」になります。

「腹式呼吸」を実践するとき、まずは吐くことに集中する!吸うことよりも吐くことが重要です。ゆっくり、たっぷり、時間を掛けて吐くことです。吸う時間の 2 倍の時間を掛けて吐くことが重要です。

1 日 5 分!1 週間ほど継続して実践する。就寝前や起床した時など、落ち着ける場所で集中して 5 分間、上記のような呼吸法を実践することが大切です。こうしうた呼吸方法を「リズム呼吸」と呼ぶことにします。これが全ての基本ですので、継続して練習することが重要です。

緊張とリラックス

岡本氏は、「緊張すること」は悪いことではない、と説いています。それどころか、「緊張」というのは、力を発揮するためのスタンバイ状態で、むしろこうした緊張感を力に変えることが大切で、「緊張」をコントロールすること」を習得するように推奨しています。

早速その自選方法を。前述した「リズム呼吸」を思い出して下さい。息を吐きながら、体の各パーツ(あご、肩、腕、腹、足のつま先と上から順番に・・・)を、それぞれ 30秒位かけてゆっくりと力を抜いていき、ダラーンとリラックスしていきます。そして、息を吸いながらグッと力をこめて、そして再度息を吐きながらリラックスする。こうした繰り返しを毎日 5 分で良いから継続して実践します。

上記を繰り返しているうちに、潜在意識が緊張とリラックスの場面を自然とリズム呼吸で調整できるようなります。

集中力

集中状態というのは、潜在意識が作り出すのもので、意識して集中しようとしてもそれは難しい。面白いと思えば、時間を忘れてしまったり、周囲の声が聞こえなくなってしまったようなことは誰でも経験あるでしょう。こうした状態を作り出すことが大切です。「集中できないと思い込んでいる自分」から「集中できる自分」へ切り替えることが重要です。ここで重要なのがやはり「リズム呼吸」になります。

まずは、吸って吐いてを繰り返します。そうです、リズム呼吸を実践します。そして、手の平の 1 点をひたすら見つめます。それを 5 分間。通常は、途中で「そんなに長くできるかよ!」と嫌になってしまう。これは集中していない自分が出ていることです。5 分間を計測するために、時計を使っても構いませんから、とにかく手の平の 1 点を見つめること 5 分間。途中で、なにやら別のことを考えるようですと集中していない、ということになります。

最初は、5 分間なんてできる人は少ないかもしれません。当初はできなくて良いんです。できなかったら「リズム呼吸」を実践して再度繰り返しやってみます。こうして、5 分間集中することによって、徐々に集中できるようになります。重要なことは、リズム呼吸を実践して集中すること!それによって、「集中できる自分」への切り替えのスウィッチをつかむことができるわけです。

イメージ

スポーツの世界では、このイメージすることは、イメージトレーニングと呼ばれていて、多くのアスリートが実践していますし、多くの文献も出版されていますので、その重要性を説くまでもないと思います。

早速実戦練習です。まずは、風呂上りに落ち着いた場所で、リズム呼吸をしながら「お風呂に入っていた時の自分」をイメージします。ここで重要なことは、単純にお風呂にいる自分の映像だけではなく、温かくなってくる感覚もイメージすることです。だんだんと体が温まってくるイメージや汗が出てくるイメージ。そういった「感覚」の部分もイメージすることが重要です。つい数分前に経験したことですから、イメージすることが簡単なはずです。

何日か継続すると、リズム呼吸をすると自然にお風呂のイメージが湧いてくるようになるはずです。再度確認しますが、重要なことはリズム呼吸をしながらイメージすること!数日継続した後、お風呂上りではない時に、リズム呼吸をして「お風呂に入っている」と自分に言い聞かせてみる。イメージが自然とわいてくるようなると、リズム呼吸でイメージ力を発揮できることが身に付いてきているといえます。

イメージ力をさらに研ぎ澄ませたものにするためには、視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚といった人間の 5 感をフルに活用してイメージすることが、更なる上のレベルへと向上することができます。

目標設定

目標設定は、メンタルトレーニングでは基本中の基本で、目標設定に関する記述がない書籍は存在していないのではないでしょうか。ただ、どの書籍も、具体的にどうやって目標を設定するのかが明瞭に設定されていないため、どうやったらいいのか、どうすれば効果的なのか、迷ってしまうことがよくまります。

しかし、岡本氏の目標設定は、明瞭かつ簡潔です!岡本氏は、潜在能力が動き出すような将来の目標の立て方は、以下の 2 つの条件をクリアするだけ、としています。

  • 目標を考えている時に心から楽しくなること。
  • 目標実現のために今何をすればよいかが具体的に考えられること。

まずは、3 年間先の目標を立ててみます。「私にできるだろうか」なんていう理性は必要ありません。とにかく、「3 年後にどうなっていたいのか」を考え、考えているとわくわくするような目標にすることが重要です。目標ではなく「夢」でもかまいません。

3 年後の目標が決まったら、次に「3 年後の目標のために 2 年後には何が必要か」を考え、更に「1 年後には何が必要か」を考え、更に 1 ヵ月毎に目標を立ててみます。そして、更に1 日、1 日に何が必要かをできるだけ具体的に設定するのです。最初から、完璧な目標でなくても構いません。少しづつ具体的に何が必要かが設定でいるようになるし、目標は常に変更しても構いませんから。

上記のような目標を設定できると、「今何をするべきか」に集中することができ、余計な考えを排除することができるようになるわけです。

リズム

頭と体のリズムが一致しているということは、力を発揮する最高のコンディションである、ということが言えると岡本氏は主張しています。特に、体内時計がリズムの重要な特徴です。

そこで、毎晩、寝る時に「何時に起床するか」をイメージします。リズム呼吸をしながら、明日何時に起床するかをイメージするのですが、この時に前述したように、単純に起床した時の映像だけではなく、目覚まし時計の位置やベルの音。更には、自分の体の感覚もイメージします。これを毎晩継続して実践します。少しづつ、イメージ通りに起床できるようなれば、リズムが自然と身に付いてきます。

上記のような体内時計の練習を繰り返し実践することで、例え何時に就寝したとしても、頭がすっきりと起床できるようになる。短時間睡眠でも、すっきりと起床できるようなるわけです。こうして、身に付いたリズムは、潜在意識を動かし、「いざという時に力を発揮できるようになる」のです。

総括

スポーツ選手が試合において、まずは「リズム呼吸」で潜在意識を目覚めさせます。テニスの場合だったら、サービスやコートチェンジといった場面でリズム呼吸を実践してみる。特に、サービスでは、ルーティーンの中にこのリズム呼吸を取り入れることによって潜在意識のスウィッチを入れることができるようになります。

そして、リズム呼吸を実践することによって、「今やるべきこと」を明確にして、そのことに集中できるようになるわけです。単純に「勝たなきゃいけない」とか「ミスショットをしてはいけない」といった過剰意識を捨て、安定した力を発揮できるようになるはずです。

参考文献

  1. 岡本正善著「「打たれ強さ」の秘密」(青春プレイブック新書:2000年4月)Okamoto Support
  2. 岡本正善著「「強い心」を作る技術」(講談社+α新書:2008年1月)Support2

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伊達公子選手愛用の高圧酸素カプセルはドーピングだって!

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月03日 | 最終更新日:2008年07月03日
カテゴリー:知識 | タグ: ,

朝の報道番組でとても興味深い内容のニュースがありました・・・プロサッカー選手のデービッド・ベッカム選手が愛用していることで知られ、日本では高校野球で活躍したハンカチ王子こと斉藤祐樹選手が利用していることで、一気にその注目度が高まった!?「高圧酸素カプセル」[1]ですが、そのカプセルが、ドーピングに当たるということです。

テニス界でも、先日現役復帰したクルム伊達選手が、そのブログの投稿記事、「伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~::明日から久留米で」で写真付きでカプセルを愛用していることを報告していますね!

早速詳細が知りたくて、ネットを調べていると、上記の件に関連した記述として、「毎日jp(毎日新聞)::酸素カプセル:高野連見解 「仕方ない」使用控え 愛用の強豪校に戸惑い」によれば以下の通りです。

世界反ドーピング機関 (WADA) の委員会は「酸素運搬、酸素供給を促進する」方法として、カプセルの使用を競技力を高めるドーピングとみなし、日本アンチ・ドーピング機構 (JADA) も加盟団体に利用を控えるよう求める見解を出した。禁止薬物の摂取でなくとも、人為的に血中の酸素を変えること自体を問題視している

日本高校野球連盟は、上記の見解を受けて、使用を控えるように各関係団体に通知したということらしいのですが、WADA が上記の指針を出したので、今後多くの競技で利用を控えるように通達が出されるだろうということでした。

「薬物摂取」と違って、「血中酸素」って、一定期間ヒトの体に残るものではないと思うし、人為的に筋力を高めることもないだろうし、ちょっと行き過ぎのように私個人では考えていますが、世界の動向であれば仕方がないのかもしれません。

上記の WADA の動向を受けて、日本テニス協会は、どんな対策を打ち出すのか・・・とても興味があるところです。

注1:高圧酸素カプセルとは
1.3 気圧程度に加圧し酸素濃度を上げたカプセルに横たわり、効率よく酸素を取り込む装置で、疲労やけがの回復を促進する効果があるとされているようです。ただ、近年スポーツの現場で人気を集めていますが、医学的効果は十分に検証されていない、とのことです。(「毎日jp(毎日新聞)::酸素カプセル:球児もダメ 反ドーピング、高野連が見解」より)

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プロテニスプレーヤ収支:支出編

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月03日 | 最終更新日:2008年07月13日
カテゴリー:知識:収入 | タグ: ,

一つ前の投稿記事で、「プロテニスプレーヤ収支:収入編」を公開しました。前回同様、神谷宗之介という弁護士の先生の平成 17 年度の「日本スポーツ法学会」で論文である「100-SPORTS LAW JAPAN-」をベースにしています。

早速ですが、プロテニスプレーヤの支出として以下の項目をリストし、それぞれの項目に対して記述説明があります。

  1. 旅費
    テニスプレーヤーにとって最も大きな負担となるのが、旅費であると言われている。特に世界各地を転戦する選手の場合、飛行機代金及び宿泊費は全体の支出の内の約 50% をしめると言われている。また、コーチを同伴する場合には、当該コーチの旅費も考慮しなければならず、負担額は倍増する。
  2. コーチへの報酬・日当
    トッププロとして勝ち抜くためには、第三者としてのアドバイスを提供し、且つ、対戦相手のテニスを分析する存在としてのコーチを欠くことはできない。これに加え、女子選手にとっては、治安の悪い地域での試合ではボディガードとしての副次的効果も期待でき、コーチは欠かせない存在となっている。(中略) 日本のトップランカーについているコーチが得ている報酬(実費を除く)の平均は約 300 ~ 700 万円程度と言われている。また、選手の肉体を改善する役割を担うトレーナーについては 1 回の治療・指導で約 6,000 円 ~ 8,000 円程度かかるそうである。
  3. 練習場の確保
    テニスコート、トレーニングジムの確保も選手にとっては不可欠の問題である。テニスコートについては、学生時代やジュニア時代に世話になった大学やテニススクールを利用し、費用を削減することができる。
  4. ガットの張り替え
    ガットの張り替え費用は職人に依頼することになるため、毎回数千円が必要となる。選手が放つ球種や練習量にもよるが、平均的には 1 日 1 回はガットを張り替えることになるであろうから、仮に1年間 300 日テニスをするとなると、40 万~ 60 万円の費用計算となる。
  5. スポーツマネージメント会社への支払
    近年、いわゆる選手のスポンサー探し、マスメディアへの売り込みや知的財産権(パブリシティ権や著作権)の管理を引き受け、その対価としてマネージメント料を受領する、いわゆるスポーツマネージメント会社が台頭してきている。このような企業は、上記業務の対価として一定のマネージメント料、又は、スポンサー企業からのスポンサー料に一定率を乗じた金額を受領することによって利益を上げている。

上記から、マネージメント会社を利用ぜず、自分でテニスを実践しようと考えると、支出として(遠征方法にもよりますが)、平均 1,000 万円 ~ 1,200 万円が支出になりそうです。即ち、賞金とスポンサー契約による収入がそれ以上ないと、プロ選手として活動するのはかなり厳しい・・・

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プロテニスプレーヤ収支:収入編

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月02日 | 最終更新日:2008年07月13日
カテゴリー:知識:収入 | タグ: ,

プロテニスプレーヤの収入・・・他のプロスポーツに比べて、情報がとても閉鎖的!?なプロテニスプレーヤの収入ですが、やっぱり気になるところです(って、私だけかな・・・こうした現実的な内容を気にしているのは・・・)。この収入に関しては、神谷宗之介という弁護士の先生が、高校生時代にテニスをやっていたという実績からプロテニスプレーヤーを研究対象として、平成 17 年度の「日本スポーツ法学会」で論文を発表し、その内容が「100-SPORTS LAW JAPAN-」としてウェブページで公開されています。何度か個人的にも取り上げたことがありますが、とても参考になりますので、自分の覚書として抜粋して掲載していきます。

論文には、プロテニスプレーヤの収入源は、現状は大きく分けて、当然ですが大会等で獲得する賞金とスポンサー契約による収入という 2 種類があります。まずは、賞金から記述しておきましょう。

賞金による収入

まずは、プロテニス選手の現実が記述されています。全てのプロテニス選手が同じ状況とは言えないと思いますが、下記のような現実があることは認識しておく必要があるでしょう。

競技人口は比較的多いにもかかわらず、テニスやゴルフのプロは一部の人気選手を除き、経済的に非常に苦しい競技生活を強いられている。その主因は、世界に通用するスター選手が存在しないことや運動能力の高い選手が人気スポーツに惹かれてしまうということもあろうが、日本の上位で活躍する選手が資金難により世界を転戦できないという問題もあると思われる。特にテニスの場合、世界ランキングをあげるためには、毎週世界各地で行われている試合にできる限り出場しなければならない。そして、団体スポーツのようにチームがその滞在費を確保してくれるスポーツとは事情が異なり、個人スポーツであるテニスにおいては、旅費、滞在費は全て自分の責任で調達しなければならない。

上記で指摘されているゴルフは、日本で転戦していても、トーナメントは毎週ありますから、本戦へ進出すればある程度の収入は確保できます。ただ、プロスポーツですから、どんな競技でも勝たなければ収入が無いのは同じです。ただテニスの場合、生活できるような賞金を確保するためには、やはり ATP や WTA のポイントを獲得する必要がありますね。そんな状況は下記の通り。

全てのテニスプレーヤーの憧れはウィンブルドンに代表される四大大会 (グランドスラム大会) に出場することである。この四大大会に出場するためには、ワイルドカードなどを除き、ATP ランキング (または WTA ランキング) を最低でも 300 位以内とした上で予選から勝ち上がるか、同ランキングを 150 以内に高め、本戦にストレートインするほかない。従って、四大大会出場を目指すテニス選手は、ATP ランキング (WTA ランキング) を高めることに集中するのである。そして、選手は、各自のレベルに応じた大会に出場し、勝利を重ねていくことにより ATP ランキング (WTA ランキング) を高めていくことになる。

上記、目安になるランキングは、ATP や WTA によっても相違しているだろうし、毎年基準が違っていますから、あくまでも基準ということだと思いますが、結果的には ATP ランキングや WTA ランキングを高める、ということに相違はないと思われます。

更に、この ATP や WTA のポイントを獲得するための日本国内の大会は、WTA であれば、2008 年度において、21 大会、ATP になるともっと少ない!?ランキングによっては、エントリーできない大会もありますから、実質、出場できる大会はもっと少なくなるでしょう。

結局は、日本国内の大会に出場しているだけでは、上記のような ATP や WTA のランキングを高めることが物理的に不可能であるため、海外での試合に出場して、ランキングを高める必要が出てくる!

論文では、上記に加えて、海外を転戦することに関して、以下のように続けて解説されています。

世界を転戦することに伴い旅費が嵩むことは誰でも容易に想像がつくと思われる。これに加え、プロテニスプレーヤーの場合、同伴するコーチの旅費をも考えなければならないため、旅費は単純に考えても倍加する。このように世界に通用するプロテニスプレーヤーを日本から輩出するためには、選手の経済的活動を支援する仕組を充実させることが不可欠なのである。

一方で、ATP ポイント やWTA ポイントを獲得できない純粋な国内大会の中で、最も賞金額が高く、権威のある大会は全日本テニス選手権で、優勝賞金は金 225 万円!こうした純粋な国内大会に全て優勝したとしても、賞金は約 300 万~ 400 万円にしかならない、とのことです。これでは、やはりプロテニスプレーヤとして生活はできませんよね。アマチュア選手は、賞金は受給できず、どんなに勝ち進んでも、1日最高 2 万円の日当を受領できるのみ、だそうです。

まず、最も賞金額の大きい大会の一つは全米オープン(四大大会の一つ)で、優勝賞金は約 1 億 1000 万円である(注意:現在の為替レートにすると金額は相違すると思われます)。なお、グランドスラム大会において、これまで日本人の男子、女子選手(シングルス)が優勝したことはない。

賞金額及び渡航コストのみから見れば、日本国内の大会に専念し、資金をためてから、世界を転戦することもひとつの方法のように見えますが、国内の大会に出場しているだけでは、獲得 ATP ポイントや WTA ポイントが十分でなく、世界各地で行われる大会に出場できません。従って、ランキングを高めるために、選手は世界に出ざるを得ない、ということになるし、グランドスラム出場を目指す選手が、日本国内の大会のみ出場していては、グランドスラムに出場することは困難でしょう。

スポンサー契約による収入

賞金による収入は上記の通りですが、上記の論文によれば、プロテニスプレーヤは、その他に以下のようなスポンサー契約による収入があります。

  1. 用具契約
    テニスにおける用具には、ラケット、テニスウェア、テニスシューズ、ボール(練習用)、ストリング(ガット)を挙げることができる。選手は、練習、試合、インタビューなどにおいて、スポンサーの提供する用具を使用する義務やスポンサーの開催するイベント・コマーシャルに出演する義務を負う。(中略) ラケットメーカーと日本国内の有力男子選手との契約金相場は年間 200 万円から 500 万円程度であるといわれている。
  2. 専属契約
    専属契約とは、選手は、新聞・雑誌・ランキングの表示やテニスウェア着用の際に、専属契約を締結した会社の名前を表示する義務を負い、当該企業は定額のスポンサー料を支払うことを内容とする契約を意味する。(中略) 専属契約は日本独特の契約で、海外で専属契約が締結されることは珍しい。
  3. パッチ契約
    テニスウェアの袖にスポンサー企業のロゴマーク(ワッペン)をつける義務を負い、スポンサー企業は定額のスポンサー料を支払う義務を負う契約をパッチ契約という。
  4. 雇用契約
    厳密にはプロスポーツ選手の資金調達手段とは言えないが、将来における雇用の安定を図り、企業の社員として働くいわゆる実業団選手。(中略) 平日の一部や土日を利用して練習に励み、有給休暇などを利用して、大会に出場する。この契約形態の場合、選手は引退後も企業の社員として勤務することができ、将来への不安がない反面、テニスに没頭できない制約を受けることになる。
  5. その他の契約
    選手とスポンサー契約を締結することはテニスのシーンに限定されるわけではない。マリア・シャラポワ選手は高級腕時計メーカーのタグホイヤー社とスポンサー契約を締結している。

上記のような活動の結果、得られる収入の合計額は日本人のトッププロで平均 500 ~ 1,000 万円程度と言われているそうです。ただ、ATP ランキング 1 位のロジャー・フェデラー選手(男子)の 2004 年における賞金収入は約 6.5 億円、スポンサーとの契約金収入約 7 億円、女子のマリア・シャラポワ選手は主要テニストーナメントと CM 契約により約 20 億円の収入をあげた、として締めくくっていますが、日本人プロテニスプレーヤに関する実質の収入は、やっぱりベールに隠されているような気がするのは私だけでしょうか・・・

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ファーストサーブの確率は 70% で良い!?

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月02日 | 最終更新日:2008年07月02日
カテゴリー:テニスの技術 | タグ:

男女共に Best 8 が出揃った「ウィンブルドン 2008」ですが、女子ではシード選手がばたばたと敗退して、シード 1、2、3、4 の選手が Best 8 には入れない波乱の大会となっています。それでも、連日の熱戦は興味があってテレビにかじりついていますが、寝不足は限界に近くなっています・・・NHK をこれだけ見たのは初めてかも・・・

さて、そうした中、ある統計値に注目しています。試合結果は、全てウィンブルドンの公式ページ「The Championships, Wimbledon 2008 – Grand Slam Tennis – Official Site by IBM」に掲載され、連日の熱戦を思い起こさせるのですが、その試合結果は、スコアは勿論ですが、Match Summary といったデータ集計が掲載されています。

下表は、準々決勝での注目の中国人 Jie Zheng 選手と第 18 シードの Nicole Vaidisova 選手との試合結果の集計です。結果は、Jie Zheng 選手が 6-2、5-7、6-1 で勝利して、Best 4 に進出したのですが。

Match Summary
Category Zheng (CHN) Vaidisova (CZE)
1st Serve (%) 63 of 97 = 65% 39 of 82 = 48%
Ace 2 3
Double Faults 3 6
Unforced Errors 18 39
Winning % on 1st Serve 44 of 63 = 70% 29 of 39 = 74%
Winning % on 2nd Serve 17 of 34 = 50% 18 of 43 = 42%
Receiving Points Won 35 of 82 = 43% 36 of 97 = 37%
Break Point Conversions 5 of 10 = 50% 2 of 10 = 20%
Net Approaches 4 of 5 = 80 % 3 of 6 = 50 %
Total Points Won 96 83

私の注目は、何といっても「ファーストサービス」の成功率。テレビで観戦していると、ほとんどのファーストサービスが入っているとの印象ですが、実際の集計結果は勝利した Zheng 選手でさえ 65% の成功率です。ちょっと不思議に感じて、他の試合の集計も確認してみましたが、70% を超えている選手も存在しますが、ほとんどが 70% 前後のファーストサービス成功率といったところでしょうか。

ちょっとバスケットボールのフリースローと同じように考えていた私には衝撃的な結果です!フリースローは、少なくとも 90% を超えるような成功率が要求されます。フリースローと同様に、自由にショットが打ているファーストサービスが 70% の成功率。それで十分に勝利することができる!当然ですが、成功率は高ければ高い方が良いのは決まっていますが、勝利のために 90% を超えるような結果は、必ずしも必要とはいえないという事実!

テニスを実践している方々にとっては、当たり前の事実なのかもしれませんが、私にとっては結構新鮮な事実です。

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