ランキング制度:いつから、どのランキング制度に着目するのか・・・

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年11月23日 | 最終更新日:2008年11月23日
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娘、15 歳・・・とても微妙な年齢になってきました。先日、あるご父兄から、「ジュニアの大会は卒業させます・・・」という話をお聞きしました。しかも、我が娘より 1 歳年下の中学 2 年生。意外なお話だったのでちょっと驚きました。当然ですが、ジュニアの大会に出場しなければいわゆるランキングが下がり、出場したい大会にはエントリーさえ難しくなってくるのですが・・・

私はよく娘とは、以下のランキングに関して話をします。

  • 関東ジュニアランキング
  • ITF ジュニアランキング
  • JTA ランキング
  • WTA/ATP ランキング

そうなんです。こんなにランキングの種類があるのです。「関東ジュニアランキング」は、多分関東に在住のジュニアテニスプレーヤとしては最も多くのジュニア選手が注目しているランキングでしょう。18 歳以下の関東テニス協会に所属しているジュニア選手が獲得できるランキングです。当然ですが、このランキングを参考にシード選手が決定されますし、大会によっては足切りの参考にもされる重要なランキングシステムです。

2 番目の「ITF ジュニアランキング」は、世界で統一されているジュニアのためのランキングシステムです。世界共通のポイント制度で、世界で戦うためには、最も注目すべきランキングシステムでしょう。18 歳以下のジュニアが原則ですが、13 歳以上にならないと大会へのエントリーができません。世界中で大会が開催されていて、日本でも「兵庫国際ジュニア I & II」、「埼玉国際ジュニア」、「世界スーパージュニア」、「ジャパンオープンジュニア」の 5 大会がこのジュニアランキングのポイントを獲得できます。

3 番目の「JTA ランキング」は、日本人として注目されているランキングで JOP とか JTT といった大会でポイントを獲得できます。プロテニスプレーヤーになるためには、「JTA ランキング」で 50 位以内になる必要があると聞いたことがあります。即ち、このランキングが日本人にとっては重要です。全てのテニスプレーヤが獲得できるランキングですから、大会によっては、主婦の方や中学生や小学生のエントリーもあって、いろどりどりの選手層が参加しています。毎週、全国のどっかで大会が開催されています。ちなみに、「JTA ランキング」の男子のトップは、錦織圭選手、女子は杉山愛選手です。プロのツアー大会での戦績も「JTA ランキング」に反映される仕組みになっていますので、日本の大会にエントリーしていなくともポイントを獲得できるのが特徴です。

最後に「WTA/ATP ランキング」。これを知らない方はいないと思いますが、重要なことは 15 歳以上にならないと大会へのエントリーができません。まさしく、このランキングが世界で戦うためには最も重要です。世界のプロテニスプレーヤは、このランキングの動きに一喜一憂するわけですね!このランキングで 100 以内になっていないと、グランドスラムへの出場はできないわけです。

上記以外でも、高校生向けのランキングや、日本テニス協会が独自の方法で「ナショナルランキング」なんていうものを持っているようですが、その仕組みに関しては公開されていないようです(間違って理解しているかもしれませんが・・・)

いづれにしても、テニスプレーヤとしては、最終的には「WTA/ATP ランキング」を獲得したいというのが通常の目標ではないでしょうか。重要なことは、このポイントは 15 歳以上になれば獲得するチャンスがある、ということ。そうなんです!中学 3 年生から獲得するチャンスがあるわけです。当然ですが、エントリーする選手は、全国のトップレベルの選手ばかり。簡単にポイントを獲得できるような大会ではありませんが・・・

ただ、「JTA ランキング」を獲得して、上位へランキングされるとワイルドカードを獲得できたり、予選からの参戦が可能になったりと、「WTA/ATP ランキング」獲得のために、「JTA ランキング」を獲得していくという方法もありそうです。ただ、「関東ジュニアランキング」や「ITF ジュニアランキング」を獲得しても、「JTA ランキング」とはまったく関係がありませんから、ジュニアの大会でランキングを上げるよりも、「JTA ランキング」の獲得に終始するジュニアが存在しておかしくはないようです。

ただ、「ITF ジュニアランキング」の上位に位置するジュニア選手は、「WTA/ATP」が主催する大会へのワイルドカードが獲得できるケースもありますから、「ITF ジュニアランキング」に注目するのも一つの手段でしょう。

中学 2 年生で「関東ジュニアランキング」を捨てるジュニア選手。中学 3 年生になって、「JTA ランキング」だけを狙っての大会エントリーを続けるジュニア選手。海外転戦のみで「ITF ジュニアランキング」の上位に位置して、プロへの大会へのエントリーを狙う選手・・・一つのターニングポイントが、「WTA/ATP ランキング」を獲得できる 15 歳という年齢。

我が家では、基本的にはジュニアランキングも重要、というより、ジュニアのランキングよりも「今、何が必要か」を考えていますが、ランキングが獲得できないと「必要なこと」も出来なくなるので、なかなか難しい判断です。

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2008 年も大詰めの WTA:「Sony Ericsson Championships」に杉山愛選手!

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もう直ぐ 10 月も終わり。娘のテニスは、2008 年松の大会以降、劇的な変化があり、更なる進化!?(後退だったりして・・・)を遂げつつある今日この頃です。まだまだ結果に繋がっていませんが、今は結果よりも、冬の大会に向けて納得のいく方向で頑張って欲しいものです。

と言っている私の興味は、2008 年度の WTA の最終戦へと既に向いています。既に出場選手が決定!「Sony Ericsson Championships - Doha 2008::Singles Field Locked In」にその紹介があります。

まずは、「Sony Ericsson Championships」に関して。

The world’s top eight singles players and top four doubles teams from the 2008 Sony Ericsson WTA Tour season will compete for the Championships title and a share of the record prize money of $4.45 million.

世界でシングルは 8 選手、ダブルスはたったの 4 ペアしか出場できないんですね!すっごい。そうした厳しい条件をクリアしてエントリーするのは、以下の選手。

シングルス

  1. JELENA JANKOVIC (SRB)
  2. DINARA SAFINA (RUS)
  3. SERENA WILLIAMS (USA)
  4. ELENA DEMENTIEVA (RUS)
  5. ANA IVANOVIC (SRB)
  6. VERA ZVONAREVA (RUS)
  7. SVETLANA KUZNETSOVA (RUS)
  8. VENUS WILLIAMS (USA)

ダブルス

  1. C. BLACK / L. HUBER
  2. A. MEDINA GARRIGUES / V. RUANO PASCUAL
  3. K. PESCHKE / R. STUBBS
  4. A. SUGIYAMA / K. SREBOTNIK

注目は、何といっても杉山愛選手。日本人選手がこうした大会にエントリーできるのは、やっぱり凄いことですよね!また、シングルスは、ほぼ予想通りの結果だったようですが、私の注目は、最近調子を崩していたアナ・イワノビッチ選手。ラケットをヨネックスに変更してから調子を崩した、なんていう噂もあるようですが、先週の大会では復活の優勝を引っ提げての参戦。

昨年は、ジャスティーヌ・エナン選手やマリア・シャラポワ選手が参戦していただけに、今年の顔ぶれはちょっと寂しいという話もありますが・・・

大会は、11 月 4 日からスタートです。

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AIG オープン 2008 で明暗くっきり!?

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既に「AIG オープン 2008」の本戦が既にスタート。1 回戦では、森田あゆみ選手、中村藍子選手、伊達公子選手が本戦ストレートイン。予選から本戦へ進出したのは、不田涼子選手、藤原里華選手の 2 名。9 月 29 日の WTA ランキングは、それぞれ以下の通りです。リストは、敬称略です。

  • 136位:森田あゆみ
  • 150位:藤原里華
  • 165位:中村藍子
  • 228位:伊達公子
  • None:不田涼子

昨日と本日の 1 回戦の結果は、森田あゆみ選手、不田涼子選手、藤原里華選手の 3 選手が勝利し、2 回戦にコマを進めましたが、中村藍子選手と伊達公子選手が残念な結果でした。「夢と現実 備忘録::女子テニス、日本人選手の動向 (09/14~28) とジャパンオープン予選結果」という投稿記事にとても興味深い内容が掲載されていますので、引用しながらちょっと私なりの感想を。

本大会、私の個人的な興味は、中村藍子選手でした。今年の前半には、WTA ランキングで 100 位以内にいて、間違いなく日本を背負うべき選手、といった期待をしていたのですが、本ブログの投稿記事、「「AIG オープン」を前に気になる中村藍子選手のランキング」でも記述しましたが、伊達選手の敗戦を喫してから、あっという間にランキングを下げて、「AIG オープン 2008」でも本戦 1 回戦で敗退・・・どこまで、このトンネルは続くのでしょうか。上記でご紹介したブログ記事では、以下のように解説されています。

中村選手は苦しい戦いが続いています。先々週、主催者推薦で東レパンパシフィックに出場しましたが、ランキング 10 位のラワンスカにストレート負け。先週は休養です。これで、中村選手は 8 大会連続初戦敗退が続いています。

「AIG オープン」も 1 回戦敗退ですから、9 試合連続初戦敗退ということになるのでしょうか。中村選手のはやい段階での復活を期待したいと思いますが・・・

一方で、勢いづく森田あゆみ選手は、1 回戦を WTA ランキング 53 位の選手に勝利して 2 回戦へ進出しました。同じく上記のブログでは、以下にように解説されています。

一時期は初戦敗退が続いていた森田選手は復調してきました。先々週は主催者推薦で Tier I の東レパンパシフィックに出場し、2 回戦進出。先週は、ソウルの Tier IV に予選から出場。予選 3 試合を勝ちあがり、本戦 1 回戦も勝ってベスト 16 まで進みました。東レでは 60 ポイント、ソウルで 22 ポイントと、この 2 週間で 82 ポイント稼ぎました。過去 1 年分のポイントの 3 分の 1 にあたります。

また、「@nifty:Sports@nifty:テニス特集::森田あゆみまた挌上破る!!」では以下のような記述があります。

今年からチャレンジャークラスを卒業、WTA ツアーに挑んだが春から夏にかけては 10 連敗。「今までテニスで悩んだことがなかったが初めて悩んだ。」と言う。東レPPOの主催者からワイルド・カードをもらいそのチャンスを生かし 19 位を破った森田、今度は 53 位のエラコビッチを破った。

いよいよ 100 位以内、更にはもっと上位を狙うといった状況でしょうか。まだまだ若い森田選手ですからこれからが楽しみな状態ですね。

ちょっと気になったのが、不田涼子選手。WTA ランキングは無いし、JTA ランキングも全くのポイントなし。無知ですね、私は。そこでとっても参考になる内容が、上記のブログ記事に掲載されていますね!

怪我で 1 年以上戦列から離れていた不田選手。先週のソウルで復帰したのですが、このジャパンオープン予選、3 回戦も6-2 4-1 相手リタイアで勝ちあがって本戦出場を決めました。(中略)昨年 8 月、全米オープン直前に手術を選択し、それから 1 年以上休んでいたわけですが、今月に入って復帰しました。そして 2 戦目のこの大会で予選を勝ちあがっての本戦出場。86 年 10 月 25 日生まれのまだ 21 歳。もう一度しっかりランキングを上げて、トップ 100 を目指した頑張って欲しいと思います。

な~るほどね~手術で 1 年以上も戦列から離れていたんですね。21 歳という年齢であればかなり焦りもあったと思うのですが、良くぞ耐えての戦列復帰ということでしょうか。

それにしても、明暗がはっきりとでた 1 回戦の結果だったような気がしますが・・・

【追記:2008年10月01日】
(濱浦氏から修正がありましたので、ご指導に沿って修正しました)

不田涼子選手のコーチに関する記述が「濱浦貴光 公式ブログ::マルチタレント・・・」という投稿記事が公開されました。濱浦氏によれば、「不田涼子選手のコーチは、Wowwow の解説でもすっかりお馴染みであろう坂本正秀さん坂本政秀さん」ということですが、私は Wowwow が見れませんから知らなかったのですが、とても素晴らしいコーチのようですね!

この坂本コーチとは;

桜田倶楽部から 15 歳 16 歳の時にアメリカのボロテリーアカデミーに留学、大学ではNCAAの強豪ペパーダイン大学のキャプテンも勤めました。(中略)日本リーグでプレーした後、杉山選手のヒッティング・コーチ等を勤めながら研鑽を積み、現在は不田選手のコーチ・ミキプルーン男子チームのコーチ、Wowwow の解説等等、いわゆるマルチタレントとして活躍しています。

な~るほど・・・他のブログにも、不田涼子選手のコーチの話があったと思うのですが、残念ながら再発見ができませんが、1 年半以上も戦列を離れている選手をコーチするって・・・どれほどの葛藤があったのか。ちょっと気になる注目選手ですね。

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「AIG オープン」を前に気になる中村藍子選手のランキング

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年09月22日 | 最終更新日:2008年09月24日
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「東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメント 2008」は、ディナラ・サフィナ選手が、初出場で初優勝を飾りました。本戦出場の杉山愛選手は 1 回戦で、森田あゆみ選手は 2 回戦で敗退・・・そして、中村藍子選手は、シード選手に 1 回戦で敗退と日本勢はとっても残念な結果でした。WTA Tier I というレベルですから、勝ち上がっていくのは至難の業だとは思いますが、それでも伊達公子選手が以前優勝している日本の大会ですから、もうちょっと何とかならなかったかな、と思っているのは私だけでしょうか!?

それにしても、中村藍子選手はどうしたのでしょう!?スランプ!?伊達公子選手に、「カンガルーカップ」で敗戦を喫してからというもの、調子が全く上がっていないようですね。その後、敗戦続きです。カンガルーカップで敗戦となって、いろいろとバッシングを浴びていましたから、そうした背景もあるとは思いますが。

およそ 2 ヵ月前、「非常事態!?日本女子テニスは、強豪国から転落」という投稿記事を公開し、WTA ランカーで日本人のトップ 10 をリストしましたが、その時と比べてのランキングを下記に示してみました。

WTA Ranking (Players registered as Japan)
No. 09月22日 07月21日 Player
1 28 (33) SUGIYAMA, AI
2 134 (133) MORITA, AYUMI
3 154 (173) FUJIWARA, RIKA
4 167 (107) NAKAMURA, AIKO
5 191 (245) YONEMURA, TOMOKO
6 197 (210) IIJIMA, KUMIKO
7 204 (136) MORIGAMI, AKIKO
8 230 (385) DATE KRUMM, KIMIKO
9 232 (222) NAMIGATA, JUNRI
10 251 (233) YONEMURA, AKIKO
個人的に注目選手
22 482 (585) MIYAMURA, MIKI
36 766 (861) YAMASOTO, AKI

2008 年初めには、杉山選手、中村選手、森上選手が 100 位以内にランクインしていたのに、今や杉山選手一人が気を吐いているだけ、といった感じですね。以前の強豪日本女子を何とか復活させてほしいのですが・・・

今月末から始まる「AIG オープン 2008」ですが、中村藍子選手と伊達公子選手はワイルドカードで出場。杉山愛選手は、本戦ストレートインが決まっているようですね。何とか上位に食い込んで欲しいのですが。特に、中村藍子選手の復活を蔭ながら祈っています。

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非常事態!?日本女子テニスは、強豪国から転落

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月23日 | 最終更新日:2008年08月18日
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以前、本ブログの投稿記事、「日本女子テニスは世界強豪国、のはずだ!」を公開し、膨大な!?データ分析から、日本女子テニスは強豪国である、と論じました。

WTA ランキング 100 位以内の選手の国別人数を分析した結果だったのですが、当時(といっても分析自体は 2008 年 6 月)は、杉山愛選手、中村藍子選手、森上亜希子選手の 3 選手が 100 位までにランクインしていて、世界の国別ランクイン人数をみても 3 名は上位国だったわけです。

そんな日本が、2008 年 7 月 21 日付のランキングでは・・・中村選手も森上選手も遂に 100 位から転落!杉山選手のみが 100 位以内となってしまって、期待の森田あゆみ選手もランク外・・・昨年末までは、4 選手が 100 位以内だった日本女子テニスは、遂に杉山選手のみがランキングインで、強豪国から脱落してしまいました。

復活は無いのか!?何とか復活して欲しいのですが。中村藍子選手は、伊達公子選手の復活戦でまさかの敗戦。それ以後、戦績がふるいませんし、森上選手は怪我療養中!?と聞いています。期待の若手、森田選手は、北京オリンピックのワイルドカードを取得しましたが、以前のような勢いが感じられません。

テニス強豪国日本の復活はあるのか?今後に注目です。

参考までに 2008 年 7 月 21 日現在の WTA Ranking を日本に絞って、上位 10 選手をリストしておきます。

WTA Ranking (Players registered as Japan)
No. 最新 前回 Player Point tour
1 33 (38) SUGIYAMA, AI 846.00 26
2 107 (105) NAKAMURA, AIKO 339.00 25
3 133 (136) MORITA, AYUMI 251.00 24
4 136 (97) MORIGAMI, AKIKO 248.00 18
5 173 (170) FUJIWARA, RIKA 173.00 24
6 210 (200) IIJIMA, KUMIKO 140.00 24
7 222 (184) NAMIGATA, JUNRI 133.00 21
8 233 (230) YONEMURA, AKIKO 125.00 24
9 245 (245) YONEMURA, TOMOKO 112.00 13
10 250 (249) TAKAO, ERIKA 109.00 13
個人的に注目選手
16 385 (384) DATE KRUMM, KIMIKO 52.00 4
26 585 (599) MIYAMURA, MIKI 24.00 9
41 861 (855) YAMASOTO, AKI 8.00 4

伊達公子選手は、WTA Tour としてカウントされているのは、たったの 4 試合!既に世界ランキングで 400 位以内となっています。この勢いは、どこまで続くのでしょうか・・・

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日本女子テニスは世界強豪国、のはずだ!

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既にグランドスラムの大会の一つ、「ウィンブルドン」の予選がスタートしましたね。先日の「フレンチオープン」の日本勢は、惨敗といった様相を呈し、残念でしたが、是非とも「ウィンブルドン」では一矢を報いて欲しいのですが、どうなることか・・・

「日本は相変わらず弱いね~」なんていう噂が、テニスファン以外から聞こえてきますし、一部のテニスファンからは、「既に日本人の可能性はなく、日本でテニスをしている限り世界では戦えないね」なんてことを主張している方がいらっしゃるようでして、「日本のテニス」ファンである私からすると、「何を根拠に・・・」そうした意見が言えるのか、その根拠を見せて欲しいものだ、と怒っているのですが。

さて、以前に「Cha’s Bar 2.0」でもご紹介しました投稿記事「sirotona::錦織圭の出現は再現性のない奇跡なのか?」にある分析は、とても興味深い内容を含んでいますので、本ブログでも最新のデータを利用して分析してみましょう。

上記の投稿記事は、ATP (Association of Tennis Professionals::男子プロテニス)の上位 100 位の選手を国別に集計し、強豪国を割り出していて、以下のように分析をしています。

テニスは、金がかかるから先進国が有利かと思いきや、新興国のロシア、アルゼンチン、紛争地域だった旧ユーゴ圏が躍進している。(中略)フランス、スペイン、アルゼンチン、ドイツ、ロシア、アメリカ等の一部の強豪国を除けば、(中略)世界 100 位以内に入ればどの国に行っても国内では上位選手だ。(中略)日本人選手が 100 位に食い込めなくても日本人選手の能力が低いとは言えないだろう。錦織の今後 100 位以内は確実としてあと 2 人が 100 位以内に入れば日本は世界 9 位の強豪国となってしまうのだ。

ちょっと古いデータをベースにしていますので、錦織圭選手の表現が古い表現になっているので注意が必要ですが、概ね内容は理解して頂けるでしょう。

wta_ranking早速同じような分析を WTA (Woman’s Tennis Association) でも実施してみます。データは、最新の WTA ランキング(2008 年 6 月 18 日)を参考にして、国別の集計を出す、といった簡単ものですが、やっぱり興味ありますよね。結果は、左表のようになりました。

ロシアは、上位 100 以内に 15 名がランクインしていて世界トップ!続いてフランスが 12 名で 2 位。アメリカは 8 名で 3 位。そうして表を眺めてみると、日本は 3 名(杉山愛選手:38 位中村藍子選手:73 位森上亜希子選手:75 位)がランクインしていて、世界では何と 8 位!表は、上位 10 ヶ国しか表記していませんが、実際には、100 位以内に 30 ヶ国以上の選手がランクインしていることを考えると、日本女子テニスは上位に位置付けられる強豪国と言って良いのではないでしょうか!?

個人的に意外だったのは、中国です。あまりアジアというくくり方で、テニスを眺めることがなかったので、この中国のランクインは意外でした。テニスの、しかもアジアの中にライバル国が存在していることを我々は知る必要があるのかもしれませんね。

上記のように、「国別のランキング」といった内容を記述すると、必ず見返すちょっと古いブログの記事があります。世界のテニスを観戦する場合に、今だに気になって必ずチェックするのですが、それは「宮地弘太郎オフィシャルブログ::技術課題」という 2006 年 2 月の投稿記事。世界各国のテニスの傾向を総括しています。

取り上げられている国とその傾向は以下の通りです。

ロシア:ストロークマシーンの育成
フランス:戦術を重視し、得点パターンのバリエーション
アメリカ:全てのショットをハードヒットさせる(打てる範囲内で)
スペイン:同じところに 100 球打てるだけのストローク力と体力
アルゼンチン:1 面で自由に行い、創造性を養う
スイス:横だけでなく、縦の動きでフィニッシュさせる技術習得
オーストラリア:ネットプレーを重視
ベルギー:とにかくスイングスピードを上げさせ、後ろからでもフィニッシュさせる技術習得

日本には、確立された傾向は無く、今後は上記のような各国の傾向を参照にしながら、日本独自の技術を確立していく必要がある、と結論付けています。上記は、どちらかというと男子に当てはまりそうですが、それでもやはり女子にも同じような傾向はあるでしょう。現時点での上位選手を考えても、体力的に、または戦略的にも世界に引けを取らないところまでは来ていると感じる日本テニス。後は、何が不足しているのか・・・世界で「勝つため」の何が必要なのか。

真剣に考える時が来ていますよね!

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伊達公子選手は日本の大会出場だけで世界ランカー!?

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何かと話題のクルム伊達公子選手ですが、今週開催されている「東京有明国際女子オープン I 2008」でも快進撃が続いていますね。前回の「カンガルーカップ 2008」、「福岡国際女子テニス 2008」、「久留米市ベストアメニティカップ 2008」の 3 大会でも、カンガルーカップでは準優勝、その他の大会で Best 8 という戦績でした。

当然ですが、全ての大会が日本での開催。そして、この 3 大会の戦績の結果、クルム伊達公子選手は、世界ランキング 425 位に登場しました。

友人から、「日本の大会にしか参加していないのに、何で世界ランカーになれるのか」と質問されたので、私なりの理解をもって説明してみたいと思います(というか、この手の説明が不思議とどこにもありません・・・)

女子テニスの世界では、女子テニスプレーやの世界ランキングは、Woman Tennis Association (WTA) が管理していて、世界のランキングを毎週更新しています。誰でもご存じのマリア・シャラポワや先日引退宣言をしたジャスティーン・エナンといった選手も、日本の杉山愛選手も、この WTA 管轄の WTA ランキング保持者で、2008 年 5 月 23 日現在、シャラポワが WTA ランキング 1 位。つまり、世界ランキングトップということになっているわけです。

WTA のランキングは、選手が参加した大会の戦績によって、ポイントを獲得することになります。このポイントは、WTA が承認している大会でなければなりませんが、大きく「Sonny Ericsson WTA Tour Tournament」と「ITF Woman’s Circuit」というものに分類することができます。

上記は、それぞれ「大会カテゴリー」というものが設定されていて、前者の「Sonny Ericsson WTA Tour Tournament」は、上位からグランドスラム、Sonny Ericsson Championships、Tier I、Tier II、Tier III、Tier IV と区分され、後者の「ITF Woman’s Circuit」は、100,000ドル、75,000ドル、50,000ドル、25,000ドル、10,000ドルというカテゴリーがあります。(もっと詳細にカテゴリーが分かれていますが、この程度を理解しておけば、素人でも十分に対応できる!?)

それぞれのカテゴリー毎に、獲得できるポイントが設定されています。下表は、「ITF Woman’s Circuit」におけるカテゴリー別のポイント表です。(WTA Tour に関しても提供されていますが、本ブログでは割愛します)

ITF Womans Circuit Point

上表で、W は優勝、F は準優勝、SF は Best 4、QF は Best 8、R16 は Best 16、R32 は Best 32。更に、QLFR は予選での勝者、Q3 は予選 3 回戦、Q2 は予選 2 回戦ということになっています。

長々となってしまいましたが、クルム伊達公子選手が出場した 3 つの大会は、開催国こそ日本ですが、れっきとした「ITF Woman’s Circuit」に属する国際大会で、50,000ドルというカテゴリーになります。下記は、日本で開催されている国際大会の一覧です。

ITF Womans Circuit in Japan

伊達選手は、「カンガルーカップ」で、予選で勝利したので 3 ポイント、本戦で準優勝で 25 ポイント、「福岡国際」で Best 8 でしたから 9 ポイント、更に「ベストアメニティカップ」でも Best 8 で 9 ポイント。合計 46 ポイント獲得、ということで世界ランカー(WTA ランキング:425 位)となったわけです。

上記のように女子テニスでは、2008 年は、全部で 21 大会が国際大会(WTA ランキングポイントが獲得できる)で、下表のようになっています。下表は、「日本テニス協会::JTA 女子サーキット 2008」で日程等も確認できます。

上表で、上の 2 大会は、「Sonny Ericsson WTA Tour Tournament」で、その他が「ITF Woman’s Circuit」です。改めて、結構日本でも国際大会があるんだな、なんて考えてみたりして。

さて、もうちょっとだけ。WTA ランキングは、アマチュアでも獲得でき、過去 52 週間で出場した 17 大会の合計ポイントで決定されるのですが、実は以下の条件を満たさなければなりません。(もっとあるかも・・・)

  • 15 歳以上でなければ、予選、本戦に出場できません。(年齢制限は他にもありますが・・・)
  • 3 大会以上の戦績が必要です。
  • 大会は、ランキングより足切りがあります。(当り前かな・・・)

だいたいこんあものでしょうか、基礎知識としては。何せ、独学で知っている知識ですから、ひょっとすると間違っている部分があるかもしれませんが、それは御愛嬌ということで。

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