練習試合の戦い方
公開日:2008年09月03日 | 最終更新日:2008年09月20日
カテゴリー:新しい考え方, 練習 | タグ: プレースタイル, マッチ錬
先週末、次女は所属するテニスクラブのマッチ錬(試合形式の練習)で、ダブルスを 1 試合、シングルス 4 試合とたっぷりと試合形式の練習をこなしていました。所属しているテニスクラブのマッチ錬は、通常試合後、試合内容を振り返りながら、コーチからアドバイスをもらうというのが定例です。
先週末のマッチ錬は、久し振りにダブルス、シングルス共に全敗・・・いつもであれば、ちょっとイラッとするところですが、先週末は、最初のシングルス 2 試合が、まったくこれまでの様子と違っていて、とっても楽しめたのですが、その後、コーチから「ショットの種類が多いのは良いけど、試合内容がまとまっていない。自分のやりたいテニスだけでは勝てない」と指摘され、後半の 2 試合は、前半の 2 試合と全く様子が違ってしまいました・・・
上記のコーチの指摘は、まったくもって正しいと思うのですが、マッチ錬の「目的」によって違った見方ができる、と私は信じています。そこで、ちょっとマッチ錬(試合形式での練習)の目的をリストしてみたいと思います。当然!?ですがリストは、私の独断と偏見ですので・・・
- 勝利を徹底して意識する
- 自分のテニスを徹底して実践する
- 対戦相手の得意な展開に真っ向勝負してみる
- 課題のショットを多用してみる
- 対戦相手の苦手な展開を攻めてみる
他にもあると思いますが、私なりに各項目を説明したいと思います。
勝利を徹底して意識する
大会直前や大会中には、当然ですがこの目的が重要です。特に、試合の流れ、ポイントの合間の取り方、自分の調子等を練習試合を通して確認することが必要です。また、得意ショットと苦手ショットを確認して、どう本番で試合を展開するのか戦略を確認することも重要でしょう。
自分のテニスを徹底して実践する
「勝利を徹底して意識する」ことは、上記のように時期によっては重要だと思うのですが、私はむしろ、練習試合では、この「自分のテニスを徹底して実践する」ことの方が重要である、と考えています。例え、対戦相手がどんな選手であれ、練習試合では、「自分のテニス」を実践してみること。
どんなテニスをすればポイントがとれるのか。どんなテニスが通用しないのか。自分のプレースタイルは何か。そんな事を確認しながら、勝敗よりも「自分のテニス」を意識する。そんな場面が重要です。特に、大きな大会が終了した秋(つまり、今のような 9、10 月頃)、こうした練習試合を実践することが重要です。
対戦相手の得意な展開に真っ向勝負してみる
この目的は、かなりレベルが高い選手でないと難しいかもしれません。例えば、対戦相手が強烈なパワーストロークが得意だとすれば、わざとそのショットを打ているように操作する!そうすることによって、どこまで自分が対応できるかを確認する。こうした練習ができれば、いわゆる「一流」のレベルになるのではないでしょうか。
課題のショットを多用してみる
通常の練習で、課題にしているショットを練習することはよくあることですよね!新しく覚えようとしているショット、ちょっとこれまでと違ったやり方にしたショット・・・試合でどれ位通用するのかと不安になるものです。こうした「課題のショット」を練習試合で試さない手はありません!ちょっと多過ぎるかな、と思える位、こうした課題のショットを多用することで、普段の練習の成果を確認すること。
対戦相手の苦手な展開を攻めてみる
練習試合で、私個人としては最もやって欲しくない目的ではありますが・・・それでも、「対戦相手の苦手」をいち早く察知して、その苦手を徹底的に攻めつける、という目的です。練習試合が、この目的ばかりになると、本当の意味で「強い選手」になれないと思いますが、時には、ボールをコントロールすることを最重要課題として、この目的を重視することもあるでしょう。
練習試合をする前に、「今回の試合は、どの目的で練習しようか・・・」ということを明確にして欲しい。コーチからのアドバイスも、本人の目的によって違ってくるはずです。最初に記述した「勝つことを目的」とすれば、先週末の次女のマッチ錬は、確かに「ショットの種類が多いだけで、まとまらないテニス」となるわけですが、「自分のテニスの実践」ということになれば、ショットコンビネーションで何が効果的で、何が技術的に課題なのかが明確になったはずなのですが・・・
練習試合を実践している選手と、それを見守っている周囲とが違った目的をもっていたら、当然ですが評価が違ってくる事をもっと知っておいた方が良いでしょう。
