岡本正善氏、メンタルトレーニングのベスト書籍とは!?

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年09月26日 | 最終更新日:2008年12月28日
カテゴリー:心理学をベースに | タグ: , ,

本ブログでは、再三ご紹介しているメンタルトレーニングですが、そのほとんどが岡本正善氏の書籍をベースにしています。これまでに読了した書籍は 5 冊。ちょっと覚書として、リストしておきましょう。(上から、最近の読了書籍です)

メンタル失敗学 Support 2メンタル失敗学 Support 2直近で読了した「メンタル失敗学」は、これまでに読了した書籍の中で、最も包括的な内容だし、序盤で「TEG エゴグラム」を活用して、自己のメンタル面における問題点を把握できるような構成になっています。

「TEG エゴグラム」とは、別名「東大式エゴグラム」と呼ばれていて、簡単に言うと性格分析の方法です。メンタルトレーニングおいて、性格のパターンを把握して、より効果的にトレーニングを実践しようと試みていることが、これまでの岡本氏の書籍(といっても私が読んだ他の本との比較ですが・・・)と相違していることです。

毎回、書籍を読了する度に、「いつまでたってもベースになるコンセプトが揺るがないな」と感心させられているのですが、この「メンタル失敗学」に関しても、これまでの内容と基本的にはまったく変化していません。当然ですが、アスリートは勿論ですが、ビジネスでも応用できるはずです。

通常、メンタルトレーニングとなると、「目標設定」を最重要項目にしていて、まずは「目標」を明らかにすることから始まります。しかし、実際にメンタルトレーニングを必要とする方々にとっては、この目標設定が最難関なんことが多いようです。つまり、メンタルトレーニングを必要している人には、目標設定ができない、といった傾向があるのではないでしょうか。

その点、岡本氏は、「まずは自分が繰り返し犯してきた失敗と正面から向き合うこと」から始まります。所謂、これまでの自分(失敗を繰り返す自分)と決別するために、自分を知り、失敗を認めることから始まる!その方法は、実際の書籍を手に取って確認して頂きたいのですが、シンプルでいて、尚かつ効果がある内容になっています。

目標設定は、上記が完了してから・・・つまり、失敗を繰り返す自分と向き合ってからの作業になるわけです。手順を追って、一つずつ丁寧に説明されていますので、メンタルトレーニングが初めてという方にも、簡単に実践できると思います。

まさに、岡本正善氏のメンタルトレーニングに関するベストショットといったところでしょうか。

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認知行動療法におけるコーピングは自分を変える

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年09月14日 | 最終更新日:2008年09月14日
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CopingCoping Support駅の書店で山積みになっていた田中・ウルヴェ・京著「「1日30秒」でできる新しい自分の作り方」(フォレスト出版:2008年4月)Coping Support 2を手にとってみると、結構興味深い内容だったのであっさりと購入。文章が簡単であることと、予想以上に図での説明や空白の多い書籍だったので数時間で読了できました。

内容は、認知行動療法という臨床医師がよくつかう治療方法の中の「コーピング::Coping」という技術を活用して、感情をコントロールし、自らを変えていく方法の説明です。とても解り易く解説されているし、著者である田中・ウルヴェ・京[1]女史がアスリートの経験者なので、親近感を持って読むことができるでしょう。

ただ、私個人としては、これまで読了してきた数冊の良書の中に既に記述されていることが多く、新しい発見といえば、「認知行動療法」ということと、その中の有効な手段の中に「コーピング」ということが存在している、という事くらいかもしれません。

コーピングでは、主に 3 つの(自分を変えるために)効果的な方法がある、としています。

  • 言葉を使ったコーピング
  • 心理調整術を使ったコーピング
  • 身体を使ったコーピング

上記の書籍を読了すると、以下のように言い換えることもできそうです。

  • セルフトーク:言葉を使ったコーピング
  • イメージ:心理調整術を使ったコーピング
  • 呼吸法:身体を使ったコーピング

書籍の中には、上記に関して具体的な方法が記述してありますから、初めての方にはとても役に立つかもしれません。

ただ、セルフトークに関しては、岡本正善氏や佐藤富雄氏もその重要性を説いていますし、特に岡本氏のメンタルトレーニングでの最重要事項は呼吸法です。また、斉藤氏は、独自の「口ぐせ論」を展開していますが、セルフトークの重要性を以前から強調しています。

そうした岡本氏と佐藤氏のメンタルトレーニングに関しては、ちょっと論文調ではありますが、「推薦書籍」のページにスライドを添付しましてありますので、興味のある方は参照して頂ければと思います。

注:1
田中ウルヴェ京(タナカウルヴェミヤコ)
1967 年東京生まれ。聖心女子学院高等科を経て、日本大学在学中の 1988 年にソウルオリンピックのシンクロ・デュエットで銅メダル獲得。91 年より渡米、米国カリフォルニア州セントメリーズ大学大学院健康・体育・リクリエーション学部修士課程修了。99 年からは米国アーゴジー心理専門大学院にて、認知行動療法、スポーツカウンセリングを学び、2000 年米国サンディエゴ大学院にて、パフォーマンスエンハンスメント、アスレティックリタイヤメントを学んだ。89 年~ 99 年日本ナショナルチームコーチ、アメリカ五輪ヘッドコーチアシスタント、フランスナショナルチーム招待コーチなどを歴任。現在、日本大学医学部兼任講師、筑波大学体育専門学群非常勤講師、日本オリンピック委員会 (JOC) 情報医科学専門委員会科学サポート部会メンバー、国際水泳連盟 (FINA) アスリート委員、日本スポーツ精神医学会評議委員、笹川スポーツ財団評議委員、文部科学省独立行政法人日本スポーツ振興センター評価委員、経済産業省「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」委員、日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング指導士補。2001 年起業。(株)MJ コンテス取締役として、6 事業部、社員 20 余名の経営に携わるかたわら、プロスポーツ、オリンピック選手から一般まで広くメンタルトレーニングやキャリアプランニングを指導。

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錦織圭選手の敗因は、Best 8 がイメージできなかった・・・

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年09月04日 | 最終更新日:2008年09月05日
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「Air K」こと錦織圭選手。「US Open 2008」で見事 Best 16。素晴らしいストロークに加えて、変幻自在のショットの種類は、日本人らしい器用さが垣間見え、今後の大活躍を予感させてくれる試合内容だったのではないでしょうか。

そうした錦織選手ですが、とても興味深いインタビューの内容が、「スポニチ Sponichi Annex::錦織8強ならず!次戦日本に“凱旋”だ」に掲載されています。

注目の 10 代対決はストレートの完敗に終わったが、錦織に次第に充実感がこみ上げてきた。最終結果は全米オープン日本人 71 年ぶりのベスト 16。「ベスト 8 はすごく上でイメージできなかった。もちろん今は悔しいが、うれしさの方が大きいと思う」。笑顔とは裏腹に目は赤かった。(中略)押され気味のラリーを早く決めたい焦りで「フォア一本に頼りすぎた」と敗因を分析したが「体よりも精神的な疲れがあった」のも事実だ。まだ 18 歳の若さが出たが、試合を重ねる中で克服できることを考えれば、手応えは大きい大会だった。

本ブログにおいて、再三話題にしている「脳科学」や「心理学」ですが、両分野でも重要視している「イメージ」を原因の一つとして述べています。初めての「US Open」、2 大会目のグランドスラム、初めての上位進出・・・始めてのことが多くて、「Best 8 がイメージできなかった・・・」という技術的な問題よりも、心理面での問題と言い放っているわけです。この自信が大切ですよね!

上記から、錦織選手は、他の大会では、きちっと上位進出のイメージができているということになるのでしょう。「イメージ」は、単純に戦うことをイメージするだけでは充分ではなく、五感(臭覚、聴覚、味覚、触覚、視覚)の全てをイメージする必要がある、と岡本正善氏は主張しています。

即ち、試合前に、試合を実践している自分をイメージしながら、更に、会場の風景(視覚)や風の具合(触覚)、更には風に乗ってくる匂い(臭覚)といったものもイメージする必要があるわけです。また、単純に良い自分だけをイメージするのではなく、リードされた時に挽回する自分や、ミスショットをした時の自分もきちっとイメージすること・・・こうしたイメージをより具体的に脳裏に焼き付けることができれば、必ず目標を達成できる、というのが「脳科学」や「心理学」の主張です。

錦織選手、次の大会では、こうした敗因をきちっと生かしてくるでしょうから、今後の活躍は必至といったところでしょうか。

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ここ一番であがらない自分になる本

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OkamotoOkamoto Support 1これまで多くの心理学や脳科学の本を読了し、最終的には、岡本正善氏のメンタルトレーニングが最も理解し易く、それでいて実践方法や練習方法に関しての記述が多く、メンタルトレーニングを自分で実践しようと考えている方々にはお勧めです。

そんな岡本氏の最新刊、岡本正善著「ここ一番であがらない自分になる本」(イースト・プレス:2008年8月)Okamoto Support 2を購入、一気に読了しました。

これまでのような理論的な解説は少ないのですが、これまでよりもより実践的に記述されていますから、直ぐにでもメンタルトレーニングを実践したい方々には、これまでで最も優れた内容になっているのではないでしょうか。(といっても、岡本氏の書籍全てを読了したわけではないので、最良ですとは言えませんが・・・)

岡本氏が主張する「いざという時に力を発揮するための 6 ヶ条」は、この最新刊でも健在で、変化はありません。再度、「6 ヶ条」を記述しておきましょう。

  1. 呼吸法
  2. 緊張とリラックス
  3. 集中力
  4. イメージ
  5. 目標設定
  6. リズム

最新刊では、特に「イメージ」に関して、これまで以上に詳細に記述されていて、五感を使った「体感イメージ」と他人事としての「客観イメージ」の 2 つのイメージに関しての説明が加えられています。それぞれのイメージ関するトレーニング方法が記述されていますから、とても参考になると思います。

私はこれまで、メンタルトレーニングとは、とにかくプラス思考になることだと考えていましたが、本書では、マイナス面を認識したうえで、プラス思考への転換を図ることが重要である、と解説しています。イメージトレーニングでも、良いことばかりをイメージするのではなく、ピンチになったようなこともイメージして、そのピンチを乗り越える時のイメージを実践することが重要だ、としています。

上記は、私にとっては新たな発見でした!

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アンソニ・ロビンズの「神経連想コンディショニング」がいい!

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年08月09日 | 最終更新日:2008年08月11日
カテゴリー:心理学をベースに | タグ: , , ,

メンタルトレーニングは、スポーツ心理学の中の一分野である、と理解しています。私個人としては、人間の心理というものは、国民性や文化によって、その対応策は変化すべきであると勝手に解釈しているので、これまで海外の専門家に注目していませんでした。日本の専門家の本は、既に 20 冊以上(ひょっとするもっとかも・・・)を読了していますが、結果的には、岡本正善氏が主張する「メンタルトレーニング」と佐藤富雄氏が主張する「口ぐせ理論」を支持しています。

最近になって、海外にも視点を転じて、最初にジム・レーヤー著「メンタル・タフネス」(ワニ文庫:2003年12月)Mental Toughness Support 4を読了しました。スポーツ心理学の権威で、プロテニスの世界で唯一公認されたメンタルトレーニングの専門家で、数多くのプロテニスプレーヤにメンタル・タフネスを享受した実績があります。

しかし、ジム・レーヤー氏の「メンタル・タフネス」には即効性が感じられないことと、その理論展開が難しく、長期に渡って理解を進めていく場合であれば、素晴らしいのかもしれませんが、即効性や自分で簡単にできる、という視点でのメンタル強化を考えると適していないように感じています。

RobinsRobins 1そこで、意外と知られていないようですが!?アンドレ・アガシ選手を復活に導いたアンソニ・ロビンズ氏に注目しました。アンソニ・ロビンズ[1]は、結構以前から名前を知っていたのですが、以前は全く心理学やスポーツ心理学に興味がありませんでしたから、本を手に取って読んでみようなんて考えたことがありませんでしたが・・・今更のように興味が湧いてきて。

アンソニ・ロビンズ著、本田健訳「一瞬で自分を変える法」(三笠書房:2006年11月)Robins 2は、原書は「Unlimited Power」というタイトルで、アンソニ・ロビンズ氏の処女作。日本語で、「一瞬で」というタイトルなので、半信半疑で読み進めましたが、なんとなんと結構内容が充実している!ただ、どうやって実践するのかが不明瞭でしたが、本書の序盤に、神経言語プログラミング(NLP)をベースにしていると解説されていました。

「神経言語プログラミング::NLP」とは、Neuro Linguistic Programming の略で、神経(主に人間の五感)、言語、行動を主な対象しての心理学のようです。アンソニ・ロビンズ氏は以下のように説明しています。

NLP は、自分自身とのコミュニケーションのとり方を研究するもので、能力を最大限に高める状態をつくることで選択肢の幅を広げる方法を教えてくれる。わかりやすく言えば、NLP は、人間の脳を思いどおりの方向へと導くための系統立った枠組みであり、自分が望んだとおりの結果をだすために脳を最大限に活用するための科学である。(p.51)

上記の定義は、私個人には衝撃的でした!心理学でありながら「脳を最大限に活用するための科学」としているため、説得力がありますし、これまで勉強してきた心理学と脳科学を統合しているような気がしたからです。

DreamDream Supportさて、ロビンズ氏の処女作である上記の書籍は、実践編というよりは、概念編とでもいうべき内容で、実際の行動計画を立てるには不十分だし、NLP をベースにしている、ということは理解できますが、NLP そのものなのかどうかが解りません。

そこで、アンソニ・ロビンズ氏の 2 冊目となるアンソニ・ロビンズ著、本田健訳「一瞬で「自分の夢」を実現する法」(三笠書房:2007年12月)Dream Support 2を購入し、読了しました。

こちらは、まさに実践編です。私個人としては、2 冊をまとめて 1 冊にして欲しかったのですが、結局は原書の初版が 1986 年と 1991 年とその間、5 年間もありますから、その 5 年間で総括していったのでしょう。2 冊は、まとめて読了することをお勧めします。

さて、NLP をベースにしたアンソニ・ロビンズ氏ですが、独自の視点での論理展開もありますし、「神経言語プログラミング::Neuro Linguistic Programming」という言葉に疑問を持ったロビンズ氏は、独自の言葉、「神経連想コンディショニング::Neuro Associative Conditioning (NAC)」という言葉に置き換えています。

基本は、人間の五感、言語(言葉)、そして行動といった視点は NLP と同じですが、もうちょっとシンプルに、そしてより実践し易いように改良が加えられています。ちょっと気になるのは、日本語の出版までに時間の経過が長いことぐらいですが、これまで主張してきた、感じること、口ぐせ、脳科学など全ての内容が盛り込まれていて、とても衝撃的です。

【追記:2008年08月11日】
上記の「神経連想コンディショニング」に関して記述されているアンソニ・ロビンズ著、本田健訳「一瞬で「自分の夢」を実現する法」(三笠書房:2007年12月)Dream Support 2を総括している素晴らしい投稿記事を発見しました。

「リラックマのごゆるり読書日記::一瞬で自分の夢を実現する方法 アンソニーロビンズ 訳 本田健」
がそれです。特に後半に記述されている以下の部分で書籍の内容が把握できます。

  • 決断の法則:決断した瞬間にあなたの運命は変わる
  • 苦痛と快楽の法則:苦痛と快楽で常に綱引きしている
  • 信念のカイゼン:古い信念を新しい信念に置き換える
  • コンディショニング:信念を永続的なものにする
  • 神経連想コンディショニング:手を切りたい行動とおさらばする
  • 適切な質問とは:適切な質問が黄金の答えを引き出す
  • 変身ボキャブラリー:言葉は魔法のように気持ちを変化させる
  • メタファー:特定のシンボルが人間の行動を左右する
  • 10 の感情:熱く生きるために感情が必要だ!
  • 想像力:イメージが行動させる、行動がはずみをつける

素晴らしく簡潔に、それでいて全てのポイントを総括しています。これで、興味が出た方は書籍を購入して理解を深めて頂きたいと思います。

注:1
ロビンズ,アンソニー(Robbins,Anthony)
世界ナンバーワン・カリスマコーチとして活躍。個人の未開発のままになっている能力をいかに引き出すか、その画期的な方法で世界的に有名なロビンズ・リサーチ・インターナショナル社長。

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試合中の素振りは是か非か!?

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年08月08日 | 最終更新日:2008年08月08日
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ジュニアテニスの大会を観戦していると、多くのジュニア選手が試合の真っ最中に素振りをしている光景をみます。そう言いながら、我が娘も試合中に素振りをすることがよくあります。フォアーハンドストローク、バックハンド、更にはサーブでの手の振り等々。

この光景を見て最近考えていることがあります。それは、この試合中の素振りは良いことなのか!?結論から先に言うと、あくまで独断と偏見でしょうけど、「試合中の素振りは悪いこと」と最近では解釈しています。

最近読了したジム・レーヤー著「メンタル・タフネス」(ワニ文庫:2003年12月)Mental Toughness Support 2においては、テニスは隙間時間の過ごし方が大切で、どうやってこの隙間時間を過ごすかが勝敗を分けるとしています。そして、この隙間時間こそ、自分のベストのプレーができるようにメンタルを調整すべきである、としているわけです。

ところが、試合中に実践している素振りはどんな状況で実施しているでしょうか?通常は、ミスショットをした後やダブルフォルトを犯してしまったようないわゆるミスに対しての修正のための素振りになっていないでしょうか?つまり、せっかくの隙間時間を、既に犯してしまったミスショットを素振りによって再度確認している。もっと言えば、マイナスのイメージを助長している!特別に、ミスに対して原因が明確な場合はこうした素振りも効果があるかもしれませんが、通常はたった数十秒の隙間時間にミスショットを修正することなど不可能だと私は考えています。特にジュニアの選手にとっては。

そんなミスショットの後の素振りに貴重な隙間時間を費やすくらいなら、きちっとそれまでのポイントの動向を熟考して、次のポイントのための戦略を立案するとか、次の攻撃や守備に関する素晴らしいイメージを描いて、次のポイントに備えたりした方が、勝負を考えてた時には効果があると考えます。

日本人は、特にスポーツの世界で大きく外国人と違っているところがあるといわれています。それは、ミスショットに対する対処の仕方。例えば、男子プロゴルファーであるタイガー・ウッズ選手は、試合中はその日で一番良かったショットのみを試合後に何度か練習してその日を終わる。一方で、日本人選手は、最も上手くいかなかったショットを嫌というほど繰り返し・・・この違いが、実は大きな違いとなって試合結果に跳ね返ってくる、と指摘している方々がいらっしゃる。

テニスでも、ロジャー・フェデラー選手は、隙間時間にじっとラケットのガットを見入っているかガットをいじっている・・・決してミスショットの後、素振りをしていませんよね!フェデラー選手のみならず、トップレベルのテニスプレーヤーが試合中に素振りをしている光景は少なくとも私の記憶にはありません。

日本人は、物心がつく頃から、問題点を洗い出し、その問題点を解決するように教育されています。自分の良いところや長所を前面に出すことは、日本の文化として受け入れ難いところがあるわけです。一方で、欧米の文化は、幼い頃から長所を伸ばすように教育されています。良いところを指摘して、強調して、そしてそれを自覚する。ちょっと日本人にはなじまないのですが、それがメンタル面ではプラスの方向付けを可能にする、と考えています。

メンタル面での強化は、上記のような些細なこと!?から始める必要がありそうです。

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仮想的身体運動:イメージするだけで疲れる・・・

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インターハイに甲子園!高校スポーツは、今真っ盛り。インターハイテニスは、本日は団体戦の準決勝、決勝ですね!全力を尽くして欲しいと思いますが。

私は昨日、NHK でひっそりと!?放送していたインターハイ男子バスケットボールにくぎ付けでした!福岡第一高校と延岡学園高校の九州勢同士の対決でした。私にとっては、新興勢力といったところでしょうか。両チームともに外国人留学生がプレーしていて、ちょっと違和感を感じましたが、最近では当たり前なんでしょうかね・・・

私が高校生の時は、やっぱり未だに王者の称号がふさわしい能代工業高校、首都圏からは京北高校と明大中野高校、日本海側の王者として北陸高校、西からは屈指の進学校、洛南高校、九州の雄として福岡大大濠高校、そして高校生時代に 3 年間完敗した茨城県の絶対王者、土浦日大高校・・・こんな高校がインターハイ常連校でした。なんだかとっても懐かしい。

さて、今年の決勝戦は、九州勢同士の対決で一進一退の攻防。最後に残り数秒でフリースローを得た福岡第一に同点になるチャンスがありましたが・・・全てのフリースローが宙をまい、残念ながら同点になる機を逸し延園高校の優勝という幕引きでした。

放送が終わって・・・とにかく疲れます。私は、中学、高校、そして大学でも体育会系のバスケットボール部に所属していたし、大学では関東学生リーグの 1 部でプレーしていたので、バスケットボールに関しては、ちょっと詳しい!それ故か選手の心理状態は解るし、プレーの難易度も解ります。我妻からは、テレビを見ながら「じっとしてみていられないの?」と怒鳴られるほど動きながら観戦しているようです。

遂に経験できなかったインターハイ決勝の舞台(って、随分と昔なのですが・・・)。テレビ観戦であろうと、自分がプレーしているように、自分のプレーが頭の中で走馬灯のように出現してしまって、知らないうちに体を動かしているようです。

ふっと我に返って・・・本ブログの投稿記事、「サウスポーの脳」に記述した内容を思い出しました・・・再度、下記に記述しておきましょう。

本書の土台になっているのは、イメージである。みなさんが目を閉じて想像するときに頭の中にできるあのイメージである。最近の脳科学の実験により、人間はイメージをするときに身体を動かしていることがわかった。私はこの事実を仮想的身体運動と呼び、「言葉の意味とは仮想的身体運動である」という理論(身体運動意味論)を提唱した。(出典:月本洋著「日本人の脳に主語はいらない」(講談社選書メチエ:2008年4月)No Support 2 p.4)

テレビ観戦中、脳全開といった感じだったのでしょうね!とにかく疲れました。しかし、一つ気になったのですが、試合を観戦しながら、ちょっとしたフラストレーションがありました。スピードに不満があったし、速攻という攻撃にもドリブルが多過ぎるとか。自分だったらな~としきりに反省している自分がありました。結局は、大学で本格的にバスケットボールをやっていたわけですから、そのレベルでイメージしているとすると、やっぱり不満だったのでしょう。

ちょっとテニスへ無理やりつなげると、自分よりもはるかに優れている試合をたくさん観戦することが重要なのかもしれません。イメージもレベルアップする必要がありそうですね。

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