日本人特有のテニスとは・・・

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月11日 | 最終更新日:2008年09月20日
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WTA Ranking 20080617以前の本ブログにおいて「日本女子テニスは世界強豪国、のはずだ!」という投稿記事を公開しました。WTA のランキングトップ 100 の選手の国別集計を行い、日本女子テニスは、強豪国として考えるのが妥当ではないかといった内容のものです。その時の集計結果は、左表の通りです。

ロシア、フランス、アメリカが間違いなく女子の世界では、3 大テニス強豪国ですが、日本は 3 選手(杉山愛選手、中村藍子選手、森上亜希子選手)がトップ 100 入りをしていました。

更に、身近な国として中国は注目ですね。先日終了した「ウィンブルドン 2008」では、Jie Zheng 選手が見事に Best 4 を達成し、中国もその頭角を現してきた、と言っていいのではないでしょうか。

以前にも記述しましたが、Jie Zheng 選手の 164cm という身長は日本人と大きな差がなく、パワーとスピードだけがテニスの強さではないことを証明するとともに、今後の日本人選手の活躍も可能性があることを証明してくれたと考えて良いのではないでしょうか。

WTA Ranking 20080707ちょっと気になって、「ウィンブルドン 2008」終了後のランキングを利用して、上記と同じ集計を実施すると、左表の通りとなります。上位のほとんどの国の順位に変動はありません。ロシア、フランス、アメリカ、チェコ・・・しかし、中国は、Jie Zheng 選手が、先月はランキング 133 位でしたがウィンブルドンでランキングを上げ Best 100 入り!中国からは 4 選手がトップ 100 に入っています。

詳細を見ると、上記の中国の 4 選手は、全てが Best 50 以内!一方で日本の杉山選手は、ランキングを 1 つ下げ 39 位へ。森上選手は、96 位へ、そして中村選手は、100 位へと後退してしまっています。ヨーロッパやアメリカに注目しがちなテニス界ですが、身近で、他のスポーツでは、日本を追い抜き去っていった中国の存在を忘れていたのではないでしょうか。これは、私個人としては、かなり気になる傾向です。

これまで、バレーボール、バスケットボール、体操、シンクロナイズドスウィミング・・・知らず知らずに日本が中国に追い抜かれたスポーツは数え切れないわけです。ここで、再度、中国に注目してみる必要があるのではないでしょうか。国別のテニスを振り返るには、何度もご紹介している「宮地弘太郎オフィシャルブログ::技術課題」という 2006 年 2 月の投稿記事を必ず振り返ります。取り上げられている国とその傾向は以下の通りです。

ロシア:ストロークマシーンの育成
フランス:戦術を重視し、得点パターンのバリエーション
アメリカ:全てのショットをハードヒットさせる(打てる範囲内で)
スペイン:同じところに 100 球打てるだけのストローク力と体力
アルゼンチン:1 面で自由に行い、創造性を養う
スイス:横だけでなく、縦の動きでフィニッシュさせる技術習得
オーストラリア:ネットプレーを重視
ベルギー:とにかくスイングスピードを上げさせ、後ろからでもフィニッシュさせる技術習得

ロシア、フランス、アメリカといった強豪国は、以前から上記のようなテニスプレーヤに関する育成方法が知られているようです。ただ、あくまでも、その国々にあった戦略や技術があるのでしょう。中国は、テニス新興国として何をどうしているのでしょう!?

私は、日本人特有のテニスとは・・・それは、意外なところで説明されています。それは、NHK で「スポーツ大陸::トップを狙え! – プロテニスプレーヤー・錦織圭の挑戦 -」と題して特番が組まれていて(放送は、7 月 12 日、23:10 から)、その紹介の記事になりました!

彼の特徴は、あらゆる技法をマスターしている “芸達者” なテニス。外国人選手に比べて小柄な体格のハンディを器用さで乗り越えている点

大柄で、パワーとスピードに頼る傾向がある海外のテニスに対して、我々日本人は、その経済を支える精密な技術力のように、テニスを支えるのは、日本人特有の器用さ、芸達者なテニス、ということになるのではないでしょうか。そうした中で、やはり我々は中国を視野に入れる必要がある・・・

かなり大袈裟な見解・・・何でしょうね~

【追記:2008年07月12日】
上記の内容にとても参考になる投稿記事がありました。「ROOM to the WORLD::ナヴラチロワ、今のテニス界を語る。(ウィンブルドン・2008)」がそれですが、ちょっと気になる一部分を引用しておきます。

コーチが悪いので、トップ選手が育たない。どのコーチも同じやり方で育成するから、同じような選手ばかり出てくる。選手にはそれぞれの特徴があり、その選手に合ったやり方で育てるべきだ。今の時代だったら、私はプロになれていないだろう。サッカーのヒディンク監督はすごい。最近のユーロでもロシアをベスト 4 にまで導いたが、彼はどの国の監督をしても良い成績を残せる。それは彼がその国に合った戦術を考えてるからだ。

上記は、マルティナ・ナヴラチロワが語ったとして紹介されています。「コーチが悪い」というのは、結論としてはちょっと短絡的な言い方のようにも感じますが、大方の内容は納得できるような気がします。特に、「その国にあった戦術」は日本も真剣に考える必要がありますね!

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自分の長所を知り、それを伸ばすこと!

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月10日 | 最終更新日:2008年07月12日
カテゴリー:心理学をベースに | タグ: ,

Wada HidekiWada Supportかなり多くの心理学に関する書籍を読んでいますが、その中で和田秀樹[1]氏の本はよく読んでいる方だと思います。和田氏は、本来は精神科医だそうですが、その文面の解り易さが好きで、心理学を勉強するには丁度良い価格の新書等が多いので、気楽な気持ちで読んでいます。

最近では、和田秀樹著「和田秀樹の“最終最強”知的生産術」(毎日新聞社:2008年6月)Wada Support 2を読了しました。新書版の大きさで、とても内容は充実しているのですが、ちょっと本タイトルとはかけ離れてはいるのですが・・・本のタイトルにある「知的生産術」を知りたい方にはちょっと不発の内容ではあるのですが、そこに拘らなければ、結構役に立つ情報が満載されています。心理学の観点や脳科学を持ち込んでの説明部分は、科学的な立証があって説得力があります。

「テニスと何が関係あるの?」と考えられるような本の中にも、いろいろなヒントが秘められている傾向があって、一見全く関係ないような書籍でも読むようにしています(って、テニスのためにと限定しているわけではありませんが・・・)

本書にも、いろいろなヒントが存在しています。

あるゴルフ雑誌に、「プロゴルファーのタイガー・ウッズは、一日が終わると、その日に最も素晴らしかったショットを繰り返し練習をしてから一日を終わる」といった記述がありました。日本人は、一日の終わりに「上手くいかなかったショットを修正するために練習して一日を終わる」とその違いを記述していました。これと同じような解説が和田氏の書籍にも記述されています。

自分に何か短所があると、それが気になってしまって、何とかそれを治そうとしたり、なくそうとする。もちろん、それは悪いことではないが、一つ知っておきたいのは、短所を減らすことでは以外に自分の商品価値を上げないということだ。(p.79)

即ち、自分の商品価値を上げるためには、短所を修正するよりも、長所を伸ばした方が自分の商品価値を上げる、ということでしょう。短所を修正するということは、意外と日本人が得意とするところで、長年の学校教育にも起因している、と解説しています。

実は、テニスというスポーツにおいて、ミスショットというのは、あって当たり前!(あり過ぎるのは問題でしょうけど・・・)ただ、そうしたミスを考え過ぎて、修正に時間をとられるよりも、長所をしっかり認識して、それをより素晴らしいものにしていく、ということが重要です。

人間というのは、自分の欠点を聞かれると、比較的いくつか思いつくものだが、自分の長所というのが、ぱっと思いつかなかったり、それを上手に見せられなかったりするものである。つまり、自分を知ることの肝となるのは、自分の長所を知ることだ。(中略)自分の欠点がわかれば、それを直していくというのもメタ認知的活動であるが、それ以上に、それをいかに目立たないものにするかを考えたり、あるいは長所を知り、それを前面に出すことで、欠点による減点を代償してあまりあるものにするほうが、現代社会に適用するメタ認知的活動といえるだろうし、自分を賢く見せる高度テクニックといえる。(p.87 – 88)

「メタ認知的活動」といったちょっと聞き慣れない専門用語が含まれていますが、それを取り除いても十分に理解できる内容ですよね!私は、ビジネスの世界だけではなく、というよりビジネスの世界以上に、アスリートにとって、「自分の長所を知ること」は重要だと信じていますし、更には長所を前面に出すことによって、欠点による減点を代償することが必要、と心から信じています。

注 [1]
和田秀樹(ワダヒデキ)
1960 年大阪府生まれ、精神科医。東京大学医学部卒、東京大学付属病院精神神経科助手、アメリカ・カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、日本初の心理学ビジネスのシンクタンク、ヒデキ・ワダ・インスティテュートを設立し、代表に就任。国際医療福祉大学大学院教授。一橋大学大学院特任教授。老年精神医学、精神分析学(特に自己心理学)、集団精神療法学を専門とする。2008 年 3 月に初監督作品の「受験のシンデレラ」を上映(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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潜在意識を 100% 引き出す!

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月04日 | 最終更新日:2008年08月23日
カテゴリー:ジュニアテニス, 心理学をベースに | タグ: ,


潜在意識
潜在意識サポート既に何度かご紹介しているメンタルトレーナー岡本正善氏の最新刊、岡本正善著「自分の気づかない潜在能力を100%引き出す本」(大和書房:2008年6月)潜在意識サポート2を購入。一気に読了しました。

最初に読了した岡本正善著「「強い心」を作る技術」(講談社+α新書:2008年1月)Support2は、発達心理学の概念を取り入れながら、メンタルの基盤は 7 歳までにその基盤が出来上がり、「間違った」思考をどうやって正しいものに戻すかを解説していますが、そうした間違った思考を身に付けてしまう前にメンタルを正しく育成する必要があることを説いています。

2 冊目として読了した岡本正善著「「打たれ強さ」の秘密」(青春プレイブック新書:2000年4月)は、どちらかというと社会人向けのメンタルトレーニングを解説していて、事例を取り混ぜながら解説していますが、この書籍の中で、具体的にどうやって「潜在意識」を動かすかの方法を説明しています。1 冊目に比べて、実際にメンタルトレーニングを実践しようと考えているのであれば、こちらの書籍の方が具体的だし、子供よりも一般の方々を対象にしているので、解り易いかもしれません。本ブログで、多くの引用を用いて説明しています。

そして 3 冊目となる「自分の気づかない潜在能力を100%引き出す本」は、上記の 2 冊と重複するところが多々ありますが、潜在意識を動かすための方法をより具体的に、それでいてとてもわかり易く解説しています。流石に最新刊であるためか、書籍の構造として、前 2 冊に比べると良くできているような気がしています。2 冊を読了してからのこの最新刊の書籍は、かなり解り易かった!

それにしても、岡本氏の理論は、どの文献を読んでも一貫して変化がありません。残念ながら、多くの文献で同一筆者の複数の書籍を読了してみると明確になりますが、考え方が一貫している筆者は少ないように思います。「あれっ!そんなこと言ってなかったじゃん!」なんてことが多々あったりしていて・・・岡本氏の書籍においては(ただし、3 冊しか読了していませんが・・・)そうした矛盾点がありません。どれを読んでも、役に立つのではないかと思うのですが・・・

テニスというスポーツは、対戦相手が存在するメンタルスポーツ・・・そんなことを私個人は勝手に考えているわけですが、ジュニア世代(18 歳以下)のプレーヤの試合を観戦していると、その「技」と「体」に関して言えば、全国大会へ出場するようなプレーヤも、地区大会で敗戦してしまうような選手でも、それほど大きな差があるとは見えないのです。しかし、「心」の部分では、残念がら大きな差がある!

逆にいえば、「心」がうまく機能すれば、誰でも頂点に立つことができる。過去 3 年間、いろいろなジュニアの試合を観戦してきました。それこそ、国際大会に幼くして戦っている選手もみてきたし、中学時代からテニスを始めたジュニア選手も観戦してきました。技や体は、紙一重です。こうしたことを信じているから、メンタルトレーニングは大事なのです。

岡本氏は言っています。

あなたはすでにとてつもない力を持っています。ただ、その力の正しい使い方を知らないだけ。ですから、これから新しく能力を身につけるのではなく、自分が本来持っている力を解放するだけでいいのです。(p.8)

ちょっとした習慣を変えるだけで、人間が持っている潜在意識は必ず扉を開く、と主張しています。どうでしょう。ちょっと信じて実践してみたら。私は、可能性があるのであれば、やってみるべきである、と考えているので、何度も何度もこうした書籍を読了しています。

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いざという時に力を発揮するための 6 ヶ条

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月04日 | 最終更新日:2008年07月21日
カテゴリー:心理学をベースに | タグ: ,

打たれ強さの秘密Okamoto Support Pic本ブログでは、メンタルトレーニングとして岡本正善氏の方法を推奨していますが、第 1 報として投稿記事「完璧主義者の欠点」を公開しました。

誰にでも当てはまる内容ではありませんが、多少なりとも「そっか!」と思える方がいれば、ブログとしては大成功だと思うのですが・・・本投稿記事は、第 2 報として、岡本正善著「「打たれ強さ」の秘密」(青春プレイブック新書:2000年4月)Okamoto Supportで説明されている「「打たれ強い心」になる 6 ヶ条」を簡潔に総括したいと思います。

岡本氏は、メンタルトレーニングというものは、それに対して、最初から懐疑的(効果を疑っていること)だったり、新しい思考パターンを受け入れようとしない場合、残念ながら思うような改善効果は無い、と断言しています。メンタルトレーニングの第 1 歩は、そのメンタルトレーニングを信じること!自分の思考パターンを変えたい、と思うこと。こんな簡単な前提条件をまずは知って以下の条件をこなしていきましょう。

岡本氏は、「いざという時に力を発揮できない理由」として以下の 3 点を挙げています。

  • 緊張のコントロール法を知らないから。
  • 集中力が出せなくなっているから。
  • 自分のリズムを失っているから。

上記をベースに、岡本氏は、「緊張」、「集中力」、「リズム」の 3 つをコントロールすることが、力を発揮する前提条件である、としています。更に「持っている能力」を発揮するための「潜在意識」を動かすためには、「イメージ力」と「適切な目標設定」が重要である、と主張します。

最後に、上記の 5 つ、即ち、「緊張」、「集中力」、「リズム」、「イメージ力」、「適切な目標設定」のかなめとなるのが「呼吸法」である、と締めくくっています。「呼吸法」は、意識と潜在意識のパイプ役であり、「できない自分」から「できる自分」へと切り替えるスウィッチになるとしています。

上記の「緊張」、「集中力」、「リズム」、「イメージ力」、「適切な目標設定」、「呼吸法」に関して、簡単で、それでいてとても重要なトレーニングの方法が解説されていますので、簡潔にそれぞれを説明していきましょう。

呼吸法

呼吸は、意識と潜在意識の両領域にまたがっている能力で、深呼吸することによって体中の細胞を活性化することができます。そうした重要な呼吸ですが、意外と軽視されている。より良い呼吸法を身に付けることによって、潜在意識を動かすためのスウィッチになります。

方法は極めてシンプルです。口からたっぷり息を吐く。そして鼻から吸う。お腹に息を入れる「腹式呼吸」にすることが肝心です。「腹式呼吸」が解らない場合は、横になって実践すれば、自然に「腹式呼吸」になります。

「腹式呼吸」を実践するとき、まずは吐くことに集中する!吸うことよりも吐くことが重要です。ゆっくり、たっぷり、時間を掛けて吐くことです。吸う時間の 2 倍の時間を掛けて吐くことが重要です。

1 日 5 分!1 週間ほど継続して実践する。就寝前や起床した時など、落ち着ける場所で集中して 5 分間、上記のような呼吸法を実践することが大切です。こうしうた呼吸方法を「リズム呼吸」と呼ぶことにします。これが全ての基本ですので、継続して練習することが重要です。

緊張とリラックス

岡本氏は、「緊張すること」は悪いことではない、と説いています。それどころか、「緊張」というのは、力を発揮するためのスタンバイ状態で、むしろこうした緊張感を力に変えることが大切で、「緊張」をコントロールすること」を習得するように推奨しています。

早速その自選方法を。前述した「リズム呼吸」を思い出して下さい。息を吐きながら、体の各パーツ(あご、肩、腕、腹、足のつま先と上から順番に・・・)を、それぞれ 30秒位かけてゆっくりと力を抜いていき、ダラーンとリラックスしていきます。そして、息を吸いながらグッと力をこめて、そして再度息を吐きながらリラックスする。こうした繰り返しを毎日 5 分で良いから継続して実践します。

上記を繰り返しているうちに、潜在意識が緊張とリラックスの場面を自然とリズム呼吸で調整できるようなります。

集中力

集中状態というのは、潜在意識が作り出すのもので、意識して集中しようとしてもそれは難しい。面白いと思えば、時間を忘れてしまったり、周囲の声が聞こえなくなってしまったようなことは誰でも経験あるでしょう。こうした状態を作り出すことが大切です。「集中できないと思い込んでいる自分」から「集中できる自分」へ切り替えることが重要です。ここで重要なのがやはり「リズム呼吸」になります。

まずは、吸って吐いてを繰り返します。そうです、リズム呼吸を実践します。そして、手の平の 1 点をひたすら見つめます。それを 5 分間。通常は、途中で「そんなに長くできるかよ!」と嫌になってしまう。これは集中していない自分が出ていることです。5 分間を計測するために、時計を使っても構いませんから、とにかく手の平の 1 点を見つめること 5 分間。途中で、なにやら別のことを考えるようですと集中していない、ということになります。

最初は、5 分間なんてできる人は少ないかもしれません。当初はできなくて良いんです。できなかったら「リズム呼吸」を実践して再度繰り返しやってみます。こうして、5 分間集中することによって、徐々に集中できるようになります。重要なことは、リズム呼吸を実践して集中すること!それによって、「集中できる自分」への切り替えのスウィッチをつかむことができるわけです。

イメージ

スポーツの世界では、このイメージすることは、イメージトレーニングと呼ばれていて、多くのアスリートが実践していますし、多くの文献も出版されていますので、その重要性を説くまでもないと思います。

早速実戦練習です。まずは、風呂上りに落ち着いた場所で、リズム呼吸をしながら「お風呂に入っていた時の自分」をイメージします。ここで重要なことは、単純にお風呂にいる自分の映像だけではなく、温かくなってくる感覚もイメージすることです。だんだんと体が温まってくるイメージや汗が出てくるイメージ。そういった「感覚」の部分もイメージすることが重要です。つい数分前に経験したことですから、イメージすることが簡単なはずです。

何日か継続すると、リズム呼吸をすると自然にお風呂のイメージが湧いてくるようになるはずです。再度確認しますが、重要なことはリズム呼吸をしながらイメージすること!数日継続した後、お風呂上りではない時に、リズム呼吸をして「お風呂に入っている」と自分に言い聞かせてみる。イメージが自然とわいてくるようなると、リズム呼吸でイメージ力を発揮できることが身に付いてきているといえます。

イメージ力をさらに研ぎ澄ませたものにするためには、視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚といった人間の 5 感をフルに活用してイメージすることが、更なる上のレベルへと向上することができます。

目標設定

目標設定は、メンタルトレーニングでは基本中の基本で、目標設定に関する記述がない書籍は存在していないのではないでしょうか。ただ、どの書籍も、具体的にどうやって目標を設定するのかが明瞭に設定されていないため、どうやったらいいのか、どうすれば効果的なのか、迷ってしまうことがよくまります。

しかし、岡本氏の目標設定は、明瞭かつ簡潔です!岡本氏は、潜在能力が動き出すような将来の目標の立て方は、以下の 2 つの条件をクリアするだけ、としています。

  • 目標を考えている時に心から楽しくなること。
  • 目標実現のために今何をすればよいかが具体的に考えられること。

まずは、3 年間先の目標を立ててみます。「私にできるだろうか」なんていう理性は必要ありません。とにかく、「3 年後にどうなっていたいのか」を考え、考えているとわくわくするような目標にすることが重要です。目標ではなく「夢」でもかまいません。

3 年後の目標が決まったら、次に「3 年後の目標のために 2 年後には何が必要か」を考え、更に「1 年後には何が必要か」を考え、更に 1 ヵ月毎に目標を立ててみます。そして、更に1 日、1 日に何が必要かをできるだけ具体的に設定するのです。最初から、完璧な目標でなくても構いません。少しづつ具体的に何が必要かが設定でいるようになるし、目標は常に変更しても構いませんから。

上記のような目標を設定できると、「今何をするべきか」に集中することができ、余計な考えを排除することができるようになるわけです。

リズム

頭と体のリズムが一致しているということは、力を発揮する最高のコンディションである、ということが言えると岡本氏は主張しています。特に、体内時計がリズムの重要な特徴です。

そこで、毎晩、寝る時に「何時に起床するか」をイメージします。リズム呼吸をしながら、明日何時に起床するかをイメージするのですが、この時に前述したように、単純に起床した時の映像だけではなく、目覚まし時計の位置やベルの音。更には、自分の体の感覚もイメージします。これを毎晩継続して実践します。少しづつ、イメージ通りに起床できるようなれば、リズムが自然と身に付いてきます。

上記のような体内時計の練習を繰り返し実践することで、例え何時に就寝したとしても、頭がすっきりと起床できるようになる。短時間睡眠でも、すっきりと起床できるようなるわけです。こうして、身に付いたリズムは、潜在意識を動かし、「いざという時に力を発揮できるようになる」のです。

総括

スポーツ選手が試合において、まずは「リズム呼吸」で潜在意識を目覚めさせます。テニスの場合だったら、サービスやコートチェンジといった場面でリズム呼吸を実践してみる。特に、サービスでは、ルーティーンの中にこのリズム呼吸を取り入れることによって潜在意識のスウィッチを入れることができるようになります。

そして、リズム呼吸を実践することによって、「今やるべきこと」を明確にして、そのことに集中できるようになるわけです。単純に「勝たなきゃいけない」とか「ミスショットをしてはいけない」といった過剰意識を捨て、安定した力を発揮できるようになるはずです。

参考文献

  1. 岡本正善著「「打たれ強さ」の秘密」(青春プレイブック新書:2000年4月)Okamoto Support
  2. 岡本正善著「「強い心」を作る技術」(講談社+α新書:2008年1月)Support2

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アメリカを勉強しているとテニスが見えてくる!?

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年07月01日 | 最終更新日:2008年07月02日
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アメリカ在住 7 年・・・ところが、改めてアメリカを語ろうとするとアメリカの本質を語れない、ということに気がついて、最近になって初めてアメリカの勉強を始めました。

きっかけは、文庫本である内田樹、平川克美著「東京ファイティングキッズ」(朝日文庫:2007年5月)内田樹サポートの中に、独自のアメリカ論が展開されているのですが、その内容が自分がアメリカで経験した内容と一致していて、とても興味深かったので、「そう言われてみれば、アメリカに関して何を経験してきたのかな・・・」とふっと思い返したことでした。

その後、続けてアメリカに関する以下の書籍を読了しました。

こうして机上の勉強でありますが、7 年間もどっぷりとアメリカに浸っていましたから、それなりにアメリカでの経験を裏付けされるような内容が多く、これまで以上にアメリカを理解できるようになりました。

上記でご紹介したアメリカに関する書籍を読了すると、共通のキーワードが抽出できるように思います。それは、宗教、イギリス、フランス、旧ソビエト連邦という 4 つです。どうでしょう・・・宗教以外!?はテニスの世界でも共通するキーワードではありませんか?

スポーツ解体新書解体新書サポートその後、本ブログの投稿記事、「テニス改革には、フランスとアメリカの力が必要だ!?」でもご紹介した文庫、玉木正之著「スポーツ解体新書」(朝日文庫:2006年11月)解体新書サポート2で、世界のスポーツを理解していくと、ほとんどのスポーツがイギリス、フランス、アメリカ、旧ソビエト連邦を外して考えるのは難しい。

アメリカは、その昔、イングランド人、即ちイギリス人が移民して成立した国。理由は、キリスト教を自由に信仰したいといった希望からだ、とする橋爪大三郎氏です。そして、そうした背景をベースに、伝統やこれまでの文化を気にすることなく、民主主義という思想に基づいて結束を固めたアメリカ。特にイギリスを中心としたヨーロッパに対しては、反骨精神が強いわけです。

一方で、ヨーロッパの中にも、イギリス中心主義に反旗を翻した国がある!それがフランスであるわけです。フランスは、独自の国力で成立しているわけですが、アレクシス・ド・トクヴィルというフランス人政治思想家によってアメリカの民主主義が徹底して研究されています。

フランスが起源とされるテニス。それを原型にして、イギリスで近代テニスがルール化され、イギリスを中心に近代テニスが動き出します。当然ですが、そうした動きに心地良くないはずのフランス。ヨーロッパとは、何事でも違ったことをしたいアメリカ。そうしたフランスやアメリカがテニス強豪国になって、テニス界に、特に何やらテニス運営の中心でありそうなイギリスに対して一矢報いるのでは!?時代の背景を勉強していると勝手な憶測が次々に湧いてくる・・・階級社会を起源とするテニスは、近代テニスといえども、そうした階級社会の名残りがあるのは周知の事実です。今こそ、昔の伝統や文化を捨てて、アメリカとフランスが中心になって何か革命が起きないかな・・・

また、内田樹氏は、その書籍、「街場のアメリカ論」の中で、アメリカとそっくりの歴史を持っているのは、旧ソビエト連邦としています。イングランドから移住して、まったく新しい国家を目指し、民主主義ではなく、社会主義国家として成立したのが旧ソビエト連邦だとしています。底辺には、やはり強い宗教が根付いている・・・

アメリカ、フランス、に加えてロシア・・・まさにテニス強豪国ですよね!イギリスを中心とした近代テニスは、運営する組織としてはいまだイギリスの影響がありそうですが、アメリカ、フランス、ロシアの台頭が今後のテニスを大きく変える可能性があると信じたい・・・テニスのプレーでは、既にその傾向が出ているし。

また、アジア各国の選手が、こうした強豪国に勝っていくためには、こうした歴史的背景やヨーロッパ諸国の伝統や文化を把握する必要があるのでは・・・何て考えているわけです。

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テニス改革には、フランスとアメリカの力が必要だ!?

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スポーツ解体新書解体新書サポート以前からどうしても読んでみたかった文庫、玉木正之著「スポーツ解体新書」(朝日文庫:2006年11月)解体新書サポート2を読了しました。仕事関連外の書籍は、なかなか時間が無くて読めないのですが、最近はちょっと時間的な余裕があったのと、仕事中の電車や地下鉄の移動時間が半端じゃないので、何とか読了することができました。

玉木氏は、スポーツライターで、テレビ番組にもよく出演していますから知っている方も多いと思いますが、「スポーツを心底好きなんだな」とその会話のあちらこちらにみてとれるので、とにかくどんなことを考えているのかが知りたかった・・・そんな思いで手に取ったこの文庫、十分に楽しむことができました。テニスに限らず、スポーツ全般に関しての歴史や背景を知りたいとお考えの方は、是非とも読んでみて頂きたい一冊です。日本スポーツを救う!?数多くの所感やアドバイスが満載だと思うのですが。

さて、こっから先に関しては、私個人の独断と偏見ですので、興味がある方のみ読み進めて頂きたいのですが、本文の内容は全く統計的な根拠があるわけでもないし、見識者のご意見でもあありませんので、ご了承下さい。

テニス人気は、一時期の全盛期、即ち、ジョン・マッケンローやジミー・コナーズ、更にはクリス・エバートにマルティナ・ナブラチロワにキング夫人・・・こうした選手が活躍していた時代に比べて、格段に落ち込んでいると思われます。当時は、まったくテニスをすることが無い一般の方々でも、ウィンブルドンや全米オープンのテレビ放送を観戦していたのを記憶しています。そう言っている私も、バスケットボールに熱中してはいたのですが、やっぱりこうしたプロテニスの試合を観戦していました。

ところが、そうした時代からラケットの技術革新やテニスプレーヤのプレースタイルに変化があり、単調な試合が多かったり、スターと呼ばれる人気選手が少なくなってきたことも手伝って、一般の方々(テニスを実践していない方々)が全くと言っていいほどテニスに関心を示しません・・・なぜかというと、いろいろな要因は考えられますが、上記に加えて、私は以下のような要因が大きいと考えています。

  • 勝敗を判断するための点数制度が解りづらい!
  • 時間に厳しい社会情勢の中で、テニスは終了時間が解らない!
  • 世界で活躍する日本人選手を日本で見ることが難しい!
  • ほとんどが日中の試合なので、学校があったり、会社勤めの人が観戦するのは困難!

上記以外にも、考えられる原因はありますが、全てはテニスそのものを改革しなければいけないような内容です。小手先で、ラケットの規格を変更したり、ランキング制度を変更する程度では、既にテニスから離れてしまっている一般の方々を呼び戻すのは難しい。

必要なことは、テニスの徹底的な変革!ルールを含め、テニスの頂点を極めているプロテニスの方法を根底から変革する必要がある、と考えているわけです。そんな馬鹿げたことを・・・と私自身が感じていましたが、一方でバレーボールやバスケットボールは、現状打破(人気低迷)のためにルール改正を含めて、大掛かりな改革を仕掛けて世界的にそのスポーツ全体の成功を達成しています。

そうした成功に結びつくような解説を、上記でご紹介した玉木氏は、書籍なのかで、「3 つのスポーツ文化圏」という概念を取り入れて、その歴史と背景を織り交ぜながら説明しています。ちょっとご紹介しておくと以下の通りです。

  1. IOC (国際オリンピック委員会) によって組織運営されているオリンピック・スポーツ文化圏
  2. FIFA (国際サッカー連盟) によって組織運営されているサッカー・ワールドカップ文化圏
  3. アメリカの 4 大プロ・スポーツ組織によって運営されているアメリカン・スポーツ文化圏 (MLB:メジャーリーグ・ベースボール、NBA:ナショナル・バスケットボール・アソシエーション、NFL:ナショナル・フットボール・リーグ、NHL:ナショナル・アイスホッケー・リーグの 4 つを指している)

詳細は文庫を読んで頂くとして、上記の文化圏で特にアメリカン・スポーツ文化圏と FIFA の成功に関しては、今後のテニスの変革と関係していると思われます。それを基盤にしてちょっと独自の論点をご紹介しておきましょう。

ほとんどスポーツは、ヨーロッパで構築されました。テニスも例外ではなく、その起源はフランスの貴族によって行われ、近代テニスといわれる現在の形の原型は、イギリスで発表されたとなっています。即ち、テニスというスポーツは、ヨーロッパの階級社会で根付いたものであって、未だにその名残を持っている!例えば、シード選手とその他の選手とでは、送迎の車種に差があるとか、歴代の上位進出者は、ボックス席へ生涯招待されるとか。未だ、そうした階級的な発想が残っているわけです。

更に、テニスの運営という観点からすると、国際テニス連盟 (ITF) はイギリスに本部があるし、女子プロの頂点である WTA はアメリカに本拠地があるようですが、なぜかヨーロッパ本部というものがイギリスに存在する。ATP は、アメリカやイギリスにオフィスがあるようですが、エクゼクティブオフィスというやつはやっぱりイギリスに。まさにヨーロッパ、特にイギリスを中心に運営されている感があります。

ですから、テニスに関しての「観客動員数低迷」とか「興業収益伸び悩み」といった課題を解決する方策は、課題を認識していたとしても、これまでのヨーロッパで培われてきた伝統や文化が背景にあり、どうしても変革には手が出ないわけです。それがヨーロッパ文化の最も後進的な部分ではないかと思われるのです。

上記のようなテニスの課題は、その昔、サッカーでもありました。サッカーは、その発祥の地であるイギリスがその頂点であると考えて、世界大会を認めず、イギリスのトップが世界でトップといった考え方をしていたというわけです。しかし、そこにフランスが革命を起こしました。イギリス以外の国々を招致してサッカーの世界大会を開催します。当初は、イギリスが参加しませんでしたが、徐々にフランスが開催するサッカーの世界大会が大きくなり、最終的にはイギリスがその世界大会に屈するという形で発展します。

アメリカン・スポーツ文化圏では、「アメリカ中心主義」といった問題はありますが、「ヨーロッパから来たスポーツをどうしてもアメリカ独自のものに仕上げたい」といった文化的な背景から、次々に新しいスポーツを誕生させていきます。イギリスから移民がアメリカに割ったという背景もあり、アメリカは新しいものを作り出すことに何も躊躇しない。そうした背景が、バスケットボールだったり、ベースボールだったりと、上記、玉木氏が言っている 4 大スポーツを生み、更なる発展をしていったわけです。

上記のような歴史的背景から、ヨーロッパで革命的な位置に立てるフランスと、何でも新しい考え方を考案できる文化をもったアメリカは既にテニス強豪国であるわけですから、何らかの方策を打ち出して欲しい。例えば・・・

  • テニスの試合中、誰でもが勝敗の行方や勝負の優劣を理解できるような簡単な点数システムの導入
  • チームテニスの導入(フェドカップとかデビスカップがありますが、各国の代表選手が終結することはめったにありません)
  • 他のプロスポーツとバランスをとった大会進行(テレビ放送時間の工夫や試合開始時間の工夫など)

上記に伴って、先週にはオフシーズンを明確に設定して、もうちょっと技術的な向上を目的とした季節を設定し、更には当然ですがもうちょっとランキングシステムを改善する必要があるでしょう。

こんな夢のまた夢!?を毎日考えているのは、無駄な時間なのかな~

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錦織圭選手、北京オリンピックに参戦決定!しかし・・・

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年06月29日 | 最終更新日:2008年06月29日
カテゴリー:新しい考え方 | タグ: ,

昨日、杉山愛選手は残念な結果だった「ウィンブルドン 2008」ですが、一方で国際テニス連盟 (ITF) から、錦織圭選手と森田あゆみ選手が、北京オリンピックのワイルドカード (推薦枠) に選ばれた、というニュースが飛び込んできたようです。詳細は、「日本テニス協会公式blog::【速報】錦織圭、森田あゆみ五輪出場が決定!」で確認できます。

今や日本のテニスと言えば、男子は錦織圭選手、女子はクルム伊達公子選手一色でちょっと寂しい気もしていますが、市場の声は素直に受け止めなければいけませんよね。北京オリンピックでは、率直に「日本人」選手の活躍に期待したいと思っています。

さて、ちょっと話は、横道にそれますが、「日本人を代表して・・・」ということと「日本を代表して・・・」ということをちょっと記述してみたいと思います。

私は、アメリカ在住 7 年の経験がありますが、通常の日本人の方々とはちょっと違って、アメリカの「Non Profit Organization」というカテゴリーに分類される団体に所属していました。「Non Profit」とは、利益がない、ということではなく、一定の利益以上をあげると、税率が信じられないくらい上がる仕組みになっている法人のことを指します。ただし、利益が一定額以内であれば、税金が優遇されていて、通常よりも少額で済む、といったメリットがあり、所属する社員は、アメリカ企業のために可能な限り貢献することを義務付けされています。

そうした背景でしたから、私は「日本人」でしたが、アメリカ企業への貢献が半ば強制され、フォード、ジェネラルモータ、クライスラー、コダック、IBM といったアメリカを代表するような企業へのコンサルテーション(企業指導)を実践していました。私がアメリカ在住のころは、日本はバブルの絶頂期で、それなりに「日本人」として重宝されたので、とにかく忙しい毎日でした。

そうした時代のある日、突然一通のメールを着信します。メールは、国際標準化機構 (International Organization for Standardization) からでした!そうです、ISO という今では当たり前になった国際標準の策定を担当している団体からの招待状でした。ISO 9000 という品質標準の策定にあたり、私の助言が欲しい、との内容にビックリしたのと、嬉しいのと・・・コンサルタントとして渡米したことを本当に良かった、と感じた瞬間でした。

しかし・・・

上記の招待状、私にだけではなく、かなり多くの方々に届いていました・・・大学教授、コンサルタント、研究所の所員。いろいろな分野のいろいろな方々。そして、そうしたアメリカでの招待状を受け取ったメンバーを称して、「ISO アドバイスチーム USA」とされました。そうです!私は、「日本人」でありながら「アメリカチーム」に所属することになったわけです。そして、調べてみると、同様の主旨の招待状が日本にも送信されていて、「日本チーム」も結成されていました。

「日本人」として「アメリカチーム」!一方で「日本人による日本チーム」が存在する・・・とても複雑な気持ちになったことを記憶しています。ただ、チームメンバーとして、チームのために全力を尽くす。即ち、日本人であってアメリカチームのために尽くす。会議中に「日本チーム」の意見を、日本人である私が「アメリカチーム」のメンバーとして「日本チーム」の意見の問題点を指摘する。日本チームからは、「日本人のくせに・・・」と影口をたたかれましたが。それでもこの経験は、今も誇りに思っています。

最近では、こうした光景は、野球でも見られるようになりましたよね。「日本人」がアメリカのチームの一員として日本チームと戦う・・・複雑ではありますが、そうした国際化の波をしっかり把握する必要がありそうですよね。

かなり横道が長くなりましたが、話をテニスに戻すと・・・北京オリンピックのワイルドカードを取得した錦織選手。中学 2 年生の時からベースをアメリカにおいています。現在も「IMG ニック ボロテリー アカデミー」に所属していて、アメリカはフロリダ州に在住しています(あくまでもネットでの情報ですが・・・)。錦織選手の活躍は、本当に期待しているのですが、私個人としては、「日本人代表として」の活躍を期待しているのであって、「日本代表として」の活躍ではありません。

ジュニアの世界では、過去 24 ヵ月間で日本に在住していないジュニア選手には日本の大会への出場権がありません。それが例え日本人でも!テニスの世界は、国境を越えて活動することができますし、プレーヤーもあまり国境を意識したことがないのかもしれません。しかし、実際には、こうした制限があるのも事実です。そしてオリンピックの話題となると・・・

多感な時期のほとんどをアメリカで過ごし、更にはテニスに関する Know-How のほとんどをアメリカで学んでいる選手。そうした日本人選手がオリンピック日本代表選手となると・・・私個人としては、かなり違和感がありますが、世間一般の方々はどうなんでしょう!?国を挙げての一大イベントの代表に錦織選手。手放しで喜べますか?

また、国際テニス連盟 (ITF) が日本へ選手を指名してくるというのもちょっと違和感がありませんか?日本代表選手は、日本が選定して、国際団体から承認を受けるのが手順だと思うのですが、国際団体から「この選手が日本の選手としてワイルドカードをあげましょう」というのも不思議な感じがします。テニスではありますが、これはオリンピックですから。

私の感じ方は、やっぱり日本人離れしている??

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