人々を惹きつける試合に共通する「3 つの要素」

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2009年04月07日 | 最終更新日:2009年04月07日
カテゴリー:異業種から学ぶ | タグ: ,

私が幼少の時(と言っても物心が付いてからですが・・・)テレビでは、頻繁にテニスの試合の放映をやっていたように記憶しています。まっ、アニメで「エースを狙え」が人気だった影響もあるのでしょうけど。私個人は、バスケットボールに夢中でしたが、「どうしてテニスの試合は番組があるのに、バスケットボールは無いのかな・・・」と友人と話していた記憶があります。クリス・エバート、マルチナ・ナブラチロワ、キング夫人・・・更には、ジミー・コナーズ、ジョン・マッケンロー、ビヨン・ボルグ・・・全くテニスには素人である多くのファンがテレビで試合を観戦していた記憶があるのですが。

最近では、グランドスラムでさえ、日本では有料のケーブルテレビに加入しないと観戦できない、といった状況ですよね。ウィンブルドンだけは、何とか NHK で観戦できるようですが・・・

本日付で「ダイヤモンド・オンライン:SPORTS セカンド・オピニオン::WBC は盛り上がったが、「絶対に見逃せない試合」が激減した日本のスポーツ界」という特集記事がウェブに公開されました。記事の内容は、WBC、開幕したプロ野球が中心ですが、一般論として日本のスポーツを扱っていますので、テニスにも当てはまるのでしょう。

記事には、「絶対に見逃せない試合に共通する 3 要素」が説明されています。ちょっとリストしておくと・・・

  1. 「スーパースター」の存在
  2. 自国、つまり「日本の選手」が世界を相手に戦い、勝った時
  3. ライバルが対決したり、因縁が絡んでいたり、記録がかかっているといった人々の関心を引く「条件」が揃った試合

賛否両論だと思いますが、今のゴルフ界を考えてみると、3 つの要素は、テニス界も真剣に考える必要があるかもしれませんね。つい数年前までは、日本ゴルフも以前のような勢いが無くて、四苦八苦していました・・・

そこへ、宮里藍選手、横峯さくら選手といった若い選手が頭角を現し、当時 7 年連続の賞金女王、不動裕理選手に挑むという状況で一気に人気を盛り返しました。男子ゴルフも、17 歳の石川遼選手の活躍で、一気に人気に火がつきましたね。卓球は、御存知の福原愛選手の活躍。卓球の人気はウナギ登り・・・なんと、プロではないけど、オグシオ人気でバトミントンも最近の人気はこれまでにないほど、ということです。

一方、テニスに目を転ずると・・・伊達公子選手の復活、錦織圭選手の活躍と最近では話題性が増えてきましたが、それでもまだまだゴルフや卓球、更にはバトミントンといったスポーツほどには人気は無いですよね・・・期待の伊達選手は、年齢的にいつまでできるのかが不透明、期待の錦織選手は最近は故障続き。

エナン選手の引退は、衝撃的でした・・・日本人と同じような背格好で、パワーテニスではなく、いわゆる技巧派のテニスであるエナン選手が、次々とパワーテニスを粉砕していく・・・そんな時代になりつつあるような気配があっただけに。

以前のようなテニスの時代が必ずやってくる!そう信じているのですが、いったいいつ!?テニス関係者は、真剣に考える時期がとっくの昔に来ているんですが。何とも変化が無い・・・と感じているのは私だけではないと思うのですが。

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テニスコーチに読んで欲しい新書!平井伯昌氏の見抜く力

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年12月27日 | 最終更新日:2008年12月27日
カテゴリー:異業種から学ぶ | タグ: ,

平井伯昌平井伯昌サポート年末の忙しさは、尋常ではなく、クライアントから他のクライアントへの移動距離がとにかく長い!昨日も結局は、4 時間以上も移動・・・文庫や新書を数冊読了してしまう時間でした・・・

そして、昨日の移動時間内に読了した中に、平井伯昌[1]著「見抜く力」(幻冬舎新書:2008年11月)平井伯昌サポートがあります。最初はちょっとした「何といってもあの北島康介選手を育て上げたコーチの著者」といった興味本位で、何となく購入しましたが、どんどん内容に惹かれていきました・・・単なるコーチ論ではなく、スポーツクラブに関する運営にも役立つようなヒントが隠されている!

バスケットボールやバレーボール、野球にサッカー・・・そうしたチーム競技の監督が書いた書籍は多いのですが、個人競技に携わるコーチの書籍としては異色ではないでしょうか。水泳のように個人競技のコーチ、しかも東京スウィミングクラブというスポーツクラブに所属するコーチが書いた書籍ということも手伝って、あらゆるテニスコーチにとって、メッセージがあると信じます!

水泳という競技は、チームスポーツではないが、一緒にトレーニングしている仲間をはじめ、コーチやトレーナーがどんな人間なのか、お互いに認めあったり努力しあったりする関係が大切である。そこでいい関係を保っていける選手のほうが、強くなれるし、伸びる芽があるのだ。一人だけで伸びていける選手なんか、どこにもいない。(中略)伸びる選手とは、周りが伸ばそうとしてくれる選手でもある。(p.71 – 72)

上記の前文として、「自分のことばかりはなす選手は伸びない」と断言していて、上記の文章が続きます。どうでしょう?我々テニス関係の人間に最も不足しているところをえぐられているような気がしませんか?こうしたドキッとするような記述が満載です。

(北島康介選手に)変に注目を浴びてほしくなかった。チヤホヤする外野が増えると、かえって面倒なことになる。そこで、試合前の練習を厳しくした。(中略)いつもより負担をかけて疲れさせる作戦を実行した。調子をわざと落とさせたおかげで、試合では中学記録にも及ばず負けてしまった。(中略)正直に言えば、「負けてよかった」と思う。ストレートにオリンピックをめざさなければいけない時期だった。中学記録程度で浮かれている暇はなかった。四年間弱という短期間でオリンピックを担う選手をつくることが先決で、寄り道している場合ではなかったのだ。(p.74 -75)

これ・・・凄い!直近の大会での勝利を一喜一憂するどころか、きちっと将来を見つめ、その目標達成のために何が必要なのかを明確に持っている!中学生の時から、オリンピックという大舞台での泳ぎを目指して、何が必要で、何が邪魔であるかを見据えて戦っている・・・いったい日本のテニスコーチで、どれ位のコーチが「この選手をどうやってグランドスラムで優勝させようか」と真剣に考えているのでしょうか!?考えているとしたら、「勝つためには何が必要か」と計画しているのでしょうか・・・

平井氏は、若い時に、海外の選手の活躍や海外における先進の練習方法を目の当たりにして、「日本からでは勝てない」と打ちのめされる時期があったそうです。しかし、「日本人としてのプライド」をもって、そうした海外の方法を日本に持ち帰り、日本人流にアレンジして日本人選手に応用する・・・これこそ、我ら日本人のやり方である、と最終章で語っています。もうこうなると、単なるコーチ論ではなく、テニス業界そのものを見直せ、と言われているような感覚です。

そして「おわりに」として、以下のような記述があります。

最近になって、コーチにしてもいわゆる「サラリーマン化」しているように思えてならない。水泳にのめりこんで楽しんでいるのではなく、あくまでもコーチを「仕事」の一環として割り切り、黙々とノルマをこなしているように見える。(中略)本当それでいいのだろうか?(p.169 – 170)

どうもサラリーマンを「悪」と仮定しているような表現にはちょっと批判的な私ですが、それでも上記の記述には説得力があります。黙々とノルマをこなす・・・そんなコーチに決して魅力は感じませんから!

本書は、本当に今の日本のテニス界をひっくり返すためのヒントが満載です。また、スポーツクラブを支えるべき「親」が、コーチにどういう風に映っているのかも記述されています。

テニスにも、こうした気流がふくことを心から願っています。

注:1
平井伯昌(ヒライノリマサ)
1963 年、東京都生まれ。82 年、早稲田大学社会科学部へ入学。在学中に選手からマネージャーへ転向。卒業後、東京スイミングセンターに入社。96 年から北島康介選手の指導に当たる。2004 年、アテネオリンピックで北島選手に金メダルをもたらし、「金メダリストを育てる」という自身の夢をも叶える。08年、北京オリンピックの水泳日本代表コーチに就任。北島選手にオリンピック二大会連続の二種目金メダルを、中村礼子選手に二大会連続の銅メダルをもたらす。現在、東京スイミングセンターコーチの他、日本水泳連盟・競泳委員。一二年のロンドンオリンピックに向け、競泳日本代表のヘッドコーチに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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コーチとコンサルタント:似た者同士の報酬の違い

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年09月28日 | 最終更新日:2008年09月28日
カテゴリー:異業種から学ぶ, 知識:収入 | タグ: ,

数年前、ビジネスの世界に「コーチ」とか「コーチング」といった概念が入りこんできました。当然ですが、スポーツの世界の「コーチ」がベースになっていて、これからのビジネス、特に企業という組織体の中で、ビジネスの成功を導くためには、「コーチ」の育成が急務である、ともてはやされたことがありました。

私は、以前にも記述したことがあると思いますが、コンサルタントという職業を既に 25 年以上も務めています。コンサルタントとは、「顧客(通常は企業になります)が最大限のパフォーマンス(業績を指します)を発揮するために、目標の設定及び目標達成のための実行計画策定に対してアドバイスをし、時には実行計画実施のお手伝いをする」仕事をしています。

上記のコンサルタントの仕事(独断と偏見ですが・・・)を考えると、コーチとほとんど同じではありませんか!?実際に、ビジネスの世界では、コーチとコンサルタントを同一業種と考えている人達が沢山いらっしゃる!私なりに、コーチとコンサルタントとでは、決定的な違いを確認していますが、ここでその詳細を説明することは避けたいと思います。

さて、私は現在総勢 70 名ほどのコンサルタント(新人を含む)を統括していて、さまざまなお客様(我々の世界ではクライアントと呼びます)へアドバイスを提供しています。クライアントの規模は大企業から中小企業まで、業種も製造業から小売業までと、さまざまなお客様へサービスを提供していて、それこそ一日 10 時間から 12 時間の仕事をこなしています。年齢としては、27 歳位から 35 歳位までが最も活発に活動する時期で、一日に 3 つのクライアントを担当するのが当たり前になってきています。

さて、コーチはどうでしょう!?私が知っている限り、ビジネスの限らず、多くのコーチも同様でしょう。特にテニスのコーチも、さまざまなテニスプレーヤにテニスのアドバイスをしている・・・10 時間から 12 時間という時間もそれほど変わらないのではないでしょうか。年齢的にも 27 歳位から 35 歳位までは、実際にコートに立って、選手に負けないような実践を通してプレーヤ育成を実践しているのではないでしょうか。

そういう意味では、コーチとコンサルタントは、同様の業種であって、実際にやっている内容も大きくは変わらない!?・・・しかし、きっと決定的な違いは、報酬だと思うのですが。

私が抱えているコンサルタントは、優秀であれば、30 歳前後で年収 1,000 万円に到達します。ただし、何年コンサルタントをやっていても、その半分の報酬しか受け取れないコンサルタントもいますが。更には、1,000 万円を超えて、更なる上を目指すためには、相当の努力が必要で、なかなか更なる上を達成できるコンサルタントは少ないのが現状ですが、それでも、通常の会社員よりは、報酬という面では恵まれていると思います。ただし、一日、10 時間から 12 時間の実質労働が必要だし、私は若いコンサルタントには、24 時間連絡が取れるように要求しているし、常に新しいことにチャレンジすることを要求しているし・・・例え、報酬で見た目が良くても、その報酬の割には仕事自体は厳しいかもしれません。

コーチはどうでしょう・・・30 歳前後のコーチで年収 1,000 万円をとっているコーチっているのかな!??カリスマコーチと呼ばれているような方々は、大きな報酬を獲得しているのかもしれませんが、普通のコーチはどうでしょう。朝から晩まで選手育成に神経をすり減らし、コンサルタントと違って、実際にはプレーを実践して選手に見せたり、球出しをしたり、選手の球を受けてあげたり・・・体をはった実践の部分が大きな成果を上げるから、知力だけではなく、体力を同時に必要とします。その割には、報酬を考えるとコンサルタントと同等またはそれ以上の年収を受け取っている若いコーチは少ないのではないでしょうか。

不思議は、コンサルタントの世界では、クライアントの業績が上がれば上がるほど、クライアントはより多くの支払をするのですが、コーチの世界では、戦績が上にいけばいくほど割引きが多くなる!?または、クライアントが要求する!?単純に私が触れた情報のみから判断していますが、こうした相違もコンサルタントとコーチでは大きく違っている!?

私個人としては、コーチ業をやっている方々へは、もっと報酬を出すべきだと思っていますが、ただコンサルタント並みに報酬を得るには、コーチの方々にも努力が必要です。例えば・・・あくまでも、私の担当する若いコンサルタントの例ですが、年収アップのために以下のようなことで努力をしています。リストは、私が把握しているだけのことですから、本人からするともっとあるかもしれません。

  • クライアントのために、長期計画を立案し、実行計画をクライアントと合意し、実行のアドバイスを少なくとも週 2 回は実施することを心掛けている。
  • クライアントとのコミュニケーションを徹底するための会話術を身に付けるために、自分の会話内容を記録し、毎回自分の発言を確認している。クライアントによって、会話の仕方を変えるようにしている。
  • 常に最新の情報を取得し、クライアントのために必要な情報を公開するように心掛けている。
  • クライアントのポジション(競合他社の状況、業界の動向、政治動向、経済動向など)を常に把握できるようにしている。
  • 自己啓発のために、必要なスキルを身に付けるようにしている。

上記を見ると、やっぱりそれなりの努力をしている!この若いコンサルタントは、クライアントからの評価がすこぶる良いといった特別な人ではありませんが、クライアントとの関係では長期にわたって仕事を継続しているコンサルタントです。ただ、このコンサルタントは、「クライアントの問題を指摘」するのではなく「クライアントの課題を発見」することに注力している・・・ここが肝心で、「問題がある」とクライアントへ主張するのではなく、「課題がある」とクライアントへ提案をする。たったこれだけでも、コミュニケーションの方法が違ってきますから。コミュニケーションが上手くいき出すと、自然とクライアントも本音を出すようになる、というのは上記のコンサルタントのコメントです。

如何でしょう・・・コーチの中に、上記以上に考えている方がいらっしゃる!?単純に年収で評価するのはナンセンスですが、それでも一つの評価項目としては、やっぱり気になるのではないでしょうかね?

私は、選手の試合結果というのは、コーチに責任があると考えた事はありません。あくまでも、試合の結果は選手本人が責任をとるべきことです。しかし、どうもこうした基本が選手にもコーチにも少ないような気がして・・・

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コーチの役割

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年08月18日 | 最終更新日:2008年08月18日
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選手の陰になってしまって、ちっとも目立つことのないコーチの存在。もうちょっとオリンピックでもコーチや監督に着目して報道してくれても良いような気がしますが・・・先日、100m 平泳ぎで「金メダル」を獲得した北島康介選手。200m 平泳ぎでも「金メダル」。前人未到の競泳競技 2 種目 2 大会連続「金」の偉業を達成。更に、中村礼子選手の 200m 背泳ぎの「銅メダル」は、オリンピック 2 大会連続。

北島選手や中村選手のコーチは、東京スウィミングセンターに勤務する平井伯昌(ひらいのりまさ)[1]コーチ。既に 10 年もの間、北島選手達のコーチだそうです。そんな平井コーチが密かに!?開設しているブログの中の「チーム平井練習日記::応援ありがとうございました。」で、「コーチが選手にしてあげなければならないことは、スタート台にたつ前に不安要素を消し去ってあげておくこと」と明言しています。意外とシンプルですが、できているコーチというのはそれこそ意外と少ないのではないでしょうか!?

「チーム平井練習日記::次へ向かっていこう」では、「我々指導者は、平凡な人間なのでよっぽど言葉使いや態度など気をつけることはもちろん、指導力の向上を常に目指していくことを心がけないといけない」と記述しています。

テニスを振り返っても、平井コーチのようなことを徹底しているコーチというのは、どれ位いらっしゃるのでしょうか?いろいろな大会へ足を運ぶと、選手を指導しているコーチをよく見掛けますが、「なぜできない・・・」、「あそこで攻めることができないのが問題だ・・・」、「対戦相手の状況をみていなかっただろ・・・」等々、とにかく問題点ばかりを周囲に聞える位の大声でがなりたてているコーチをよくみかけます。どんな形でも、試合に勝利しても「問題点」を並べあげるのが日本人テニスコーチ典型的な形!?と勘違いされてしょうがないですよね。敗戦に対して悪かった点を反省することは重要ですが、「不安を取り除いてやる」、「よっぽど言葉使いや態度など気をつける」という考えが選手に伝わっていない!これでは、選手の技術的な成長があっても、メンタル面での成長は望めません。

上記を改善していかなければ、日本選手の世界での活躍は望めないのでは・・・と最近強く感じています。幼い頃から、「問題点」を指摘し、修正し、改善していくことに長けている日本人は、もうちょっと選手自身はもとより、親やコーチや監督といった選手の周囲の存在がポジティブに振る舞う必要がある・・・そう思っているわけですが、何か違っているかな・・・

注:1
1963 年東京都出身。6 歳の時に「このままでは肥満児になる」と言われたことがきっかけで、東京スイミングセンターで水泳を始める。早稲田高校、早稲田大学で水泳部に所属。卒業後はかつて通っていた東京 SC に就職し、インストラクターとなる。2000 年シドニー五輪、04 年アテネ五輪の競泳日本代表コーチ。今回の世界水泳には、東京 SC から北島康介、中村礼子、桜井裕司、上田春佳、伊藤真の 5 選手が出場する。

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北島康介選手から学ぶ「弱さ」を認めるということ

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日本中が歓喜した北島康介選手の 2 大会連続での 100m 平泳ぎでの「金」。既に多くのブログで記述されていますし、街には号外が出たほどですから、知らない方はいないでしょうね。準決勝を 2 位通過。1 位通過したアレクサンドル・ダーレオーエン選手は、北島選手の宿命のライバル、ブレンダン・ハンセン選手が持つ世界記録に迫る記録。決勝での泳ぎが注目されました。

そして・・・

前半の 50m を準決勝での結果を反省しての抑えた泳ぎ。3 位で前半を折り返し、そして後半 50m で一気に爆発する。折り返した直後にリードし、そして最後は、世界新記録での「金メダル」という結果でした。

「スタートの思い切り」「ストロークのテンポを落とす」「ラスト 10 メートルからタッチまでのイメージ」。12 年間苦楽を共にしてきた師弟は、3 ヶ条に即して何を改め、どう泳ぐかを徹底的に話し合った。決勝前には「何も話すことがなくなった」(平井コーチ)

素晴らしいですよね!テンポを落とす・・・そんな事が、あの決勝の舞台でできるメンタル面での強さはどっから出てくるのでしょうか・・・試合後のコメントで、北島選手が、「準決勝での反省もあって、決勝戦での戦い方をきちっとイメージします」といっていたのも印象的ですが、私個人としては、前回のアテネオリンピック後に、世界では宿敵ハンセン選手に惨敗、更には日本国内でも勝てませんでした。

そうした中、「しょうがないですね・・・これが今の自分の実力なんです。北京に向けて、再度立て直します」とインタビューに答えていました。世界で、「金メダル」をとったトップ選手が、きちっと自分の弱さを確認する・・・なかなかできないことではないでしょうかね!?弱さを確認して、北京に向けて何が必要なのか。それを、3 つに絞って実践する。弱さを確認した上での実践。これが北島選手の今回の「金メダル」だったのではないでしょうか。

こうした「弱さを認識すること」は、メンタルトレーニングでも記述されてはいるのですが、基本中の基本といわれながらも、そうした基本がきちっとできること・・・これが一流の証しだと私は思うわけです。

200m が残っている北島選手。まだまだ康介旋風は起こりそうです。

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日本女子テニスの弱さが垣間見える!?長塚京子女史の解説で・・・

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「ウィンブルドン 2008」では、既に錦織圭選手、中村藍子選手、そして藤原里華選手が姿を消し、結局は杉山愛選手のみが 2 回戦進出という結果となってしまいましたね・・・とても残念ですが、今後に是非ともこの経験を生かしての活躍を期待したいのですが。

ところで、連日 NHK での深夜、ウィンブルドンの放送にかじりついているのですが、個人的にとっても気になっていることがあります。それは、解説を担当されている長塚京子女史の選手の呼び方。藤原選手の試合後感を解説するときに、「りかちゃんも・・・」と表現。更に、杉山選手の解説でも「あいちゃんは・・・」と表現。どうなんでしょう!?

意外とテニスにずっぽりとはまっている方々は気が付かないのですが、プロの選手、しかも日本を代表する選手を「ちゃん付け」で呼んでいるのです。「仲良しで良いんじゃない!?」といったご指摘も勿論理解できるのですが、NHK で放送しているということは、全国に放送されているわけです。テニスファンならずともウィンブルドンでの日本の選手の活躍を期待しているはずで、そうした視聴者がみている中で、解説者が選手を「ちゃん」と呼ぶことに違和感を感じないでしょうか。挙句の果てに、藤原選手を「ふじわらさんの・・・」と呼んだ NHK の司会者にも違和感を感じたのは私だけ!?

以前、女子フィギュアスケートの安藤美姫選手が、メンタル面での問題を指摘されたことがありました。ライバルである浅田真央選手を「まおちゃん」と呼んでいたり、自分を表現するときに「みきはね・・・」といっていたことが問題視されたことがあります。メンタル面で、そうした「仲良し意識」を払拭して、ライバルに敬意を表しながらも、きちっと「戦う相手」として意識し、自分のポジションを向上させることから始めないと、一生掛ってもメンタル面での向上は期待できない、とされました。たかが呼び方。そんな事は全く問題なし、と評価する方々も多かったと思いますが。

安藤選手は、上記の問題点を徹底して修正してきました!「大人としてのスケーター。強いスケーター」を目指すには、こうした簡単なことから修正をしないといけないと判断した、ということでした。そして、世界選手権で優勝。その後は、メンタル面では 1 歩も 2 歩も強くなった、と評価されました。

テニス界はどうでしょう!?「仲良し仲間」ではなく「良きライバル」にならなければ、お互いの向上は無いと思います。少なくとも勝ち負けがあるのですから。特に、長塚京子女史のポジションの方が、プロフェッショナルの選手に向かって、しかも NHK という放送枠で、「ちゃん付け」でプロの選手を呼ぶのは、それこそ「仲良し仲間」で終わっている日本テニス界の弱さを露呈してしまっている、と他から評価されてしまわないのでしょうか。

少なくとも、他のプロスポーツで「ちゃん付け」で選手を呼んでいる放送を私は記憶していないのですが・・・

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