今のスピード&パワー女子テニスに対抗するためには・・・

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2009年06月25日 | 最終更新日:2009年06月25日
カテゴリー:テニス改造論 | タグ: ,

ウィンブルドン、始まりましたね!残念ながら、1回戦を突破して、2回戦をも突破した杉山愛選手のみが日本人選手として残っているのみ、となってしまいました・・・個人的に注目している(って、私だけではないですよね・・・)伊達選手は、主催者推薦での本戦登場となりましたが1回戦敗退。

ただ、やっぱり伊達選手は日本人プレーヤ達にアドバイスを送信してくれていますね。「伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~::13年振りの芝の上で」にそのヒントが書かれています。

パワーとスピードを殺すには私がパワーで対抗するのではなくそのパワーとスピードを封じ込めるためには低い位置で打たせる機会を増やす事、そしてチップ&チャージでネットプレーをすることでプレッシャーをかけ続けることが必要。

この作戦が確実に機能していたことから今のスピード&パワー女子テニスに13年経った今も戦えると確信できた試合でもありました。

もうこれしかないと思うんですよね、日本人選手が残っていくには。世界の動向、即ち、パワーとスピードというテニスに対して、「技」で対抗するのが日本人テニスではないのかな、と常々考えているわけです。

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経済学的思考のセンスでテニスの構造改革!?

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2009年02月15日 | 最終更新日:2009年02月15日
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経済学的思考のセンス経済学的思考のセンスサポート「100 年に 1 度の世界恐慌」だとか「史上最大の大不況」とか、サブプライムローンを発端に世界は大変なことになっていますよ。既に、多くのウェブサイトやブログでも話題になっていますが、その影響で、企業スポーツとしての特色が色濃い日本のスポーツは、大打撃を負っています・・・最近では、日産自動車の野球部、卓球部、陸上部が無期限休部!名門の部活が休部に追い込まれるという、それこそスポーツ界の危機が。

テニスも例外ではなく、スポンサーがいまだに決まらず、大会の規模を縮小したり、開催されるかどうかが危ぶまれている大会もあるといった噂もちらほらと飛び交っているようです。

そんな事をよそに、仕事柄、この経済状況に関して、ちょっとは話ができないと困ってしまうので、それなりに勉強はしていますが、それよりも「経済学」をちょっと語れないと困ってしまう・・・何てことを考えて、以前から仕事仲間から「経済学を学ぶ前に読んだ方が良い」と推奨されていた新書、大竹文雄著「経済学的思考のセンス」(中公新書:2005年12月)大竹文雄サポートを読了しましたが、これが何とも面白い!

プロ野球への提案やゴルフの人気がなぜあるかなどを「経済学的思考」で解説しています。決して、難しい数式や計算をしているわけではなく、理解し易い文章で、本当にまじめに解説しているので、私にとってはかなり説得力あります。また、プロ野球に関する「まじめな」、そして「経済学的な」視点での構造改革への提言は、大学の経済学の専門家が論文として提言した経緯があるということで、それこそビックリ!?するような内容です。

こりゃ、テニス界にも応用できるぞ!

それは、プロ野球機構を株式会社化する、という提案です!詳細は、別の投稿記事にしますが、これはテニスでも応用できる・・・つまり、現在の日本テニス協会を株式会社にする!これね、結構説得力がありますよ。

この新書・・・テニスの構造改革のためのヒント満載です。(経済学を勉強する初めの一歩としては最良かも・・・テニス界の構造改革なんていう妄想にふける必要ない方でも面白いと思いますが・・・)

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Project 45 は、日本では成立しなかったのか!?

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2009年01月10日 | 最終更新日:2009年01月10日
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本投稿記事を書こうか書くまいか・・・迷いに迷って、結局は公開することにしました。あくまでも、私個人の独断と偏見での内容ですので、気分を害される方々も多いかもしれませんが、そこは大きな心で、素通りして下さいませ。

早速ですが、錦織圭選手が始動しましたね。2009 年、どこまでランキングを上げてくるのか、テニスファンならずとも、その動向に注目が集まっています。現在、世界ランキング 61 位でしょうか!?楽しみですね。

昨年、「Project 45」なるものが公開されました。アメリカは、「IMG ボロテリ・テニス・アカデミー」における錦織圭選手に対する強化プロジェクト。原文は、「ATPWorldTour.com::Project 45 No Longer A Secret」として公開されています。また、ちょっと翻訳が雑ではありますが、日本語でも「@nifty:Sports@nifty::テニス特集:錦織圭「プロジェット45」の翻訳」として公開されています。本投稿記事は、理解し易いように、翻訳の内容をベースに所感を記述していきましょう。

まずは、錦織選手の可能性に関して・・・

圭は、元プロ選手である松岡修造が主催する合宿に参加し、大好きなロジャー・フェデラーのようなショットをあっという間に真似て見せた。日本テニス協会は錦織に目を付け、ソニーの盛田正明氏の援助で彼にボロテリー・アカデミーの門を叩かせた。

もうこの段階で、私としては大きな疑問があるわけです。上記をちょっとだけ加筆すると、上記の文中、「松岡修造氏が主催する」といっているのは、「修造チャレンジ」ですね。最近では、テレビ放映もされていて、既に、一般の方々にも良く知られるようになってきました。いわゆるトップレベルの日本のジュニア選手を集結させての強化合宿です。さらに「ソニーの盛田正明氏の援護」とは、日本テニス協会が実施している「盛田ファンド」のことですね。より優れた日本のジュニア選手の中でも、その才能が「際立っている」日本のジュニアに与えられるファンドです。

上記から、実は錦織圭選手の才能というのは、既に松岡修造氏も、日本テニス協会も見抜いていたわけです。多分、「将来のテニス界をしょってたってくれるだろう」といった可能性を既に錦織圭選手が 10 歳になる以前から、「日本のテニス界」は感じ取っていたわけです。錦織圭選手が 12 歳の時にアメリカへ行っているのですから、そうした私の理解は間違っていないはずです。

そんな可能性のあるジュニア選手をなぜ日本のテニス界は、アメリカへ輸出してしまったのでしょうか!?「日本で育成しよう」となぜ決意できなかったのか!?私は、以前の投稿記事でも公開していますが、「日本テニス界が、世界で戦う日本の選手を育成することを放棄している」としか考えられなくなってしまうわけです。修造チャレンジも、盛田ファンドも素晴らしい制度という感触はあるのですが、やはり個人的には、現状において、とても中途半端で日本テニス界の衰退を感じざるをえない、というのが正直な気持ちなわけです。

上記のような感想は、「Project 45」を読了しても消えることはありませんでした。ちょっと、その部分を回想しておきましょう。

アカデミーのコーチは最初、圭の心を開かせるのはとても大変だと感じた。自信がなくて控えめで、我々への反応も薄かったけど、彼がストレート・フォア技術の練習(?)が気に入ってるようだと気付いたんだ。最初の数年はみっちり予定を入れて、圭のサービスやトスの動きに取り掛かった。基礎を磨くためにアメフトのボールや野球のボールを何球も投げるように言ったんだ。

上記に関してが、初期段階での「Project 45」です。ちょっと誤解されないように記述しておくと、「彼がストレート・フォア技術の練習(?)が気に入ってるようだ」との翻訳は、「?マーク」は付してあるので、英文を確認してみると、「コーチから直接指導を受けるのが好き」との訳の方が自然ですね!担当コーチが、みっちりとスケジュールを組んで、直接基礎的な練習を実施した、ということです。如何ですか?そんなこと、日本でもできますよね!?サービスは初心者、ボレーはへたくそ、と当時の錦織選手を評していますから、何も特別なことを実施したわけではないのです。

「自信がなくて控えめで、我々への反応も薄かった」錦織選手は、ごくごく一般的な 10 代前半の日本人の子供です。お父様はエンジニア、お母様はピアノ教師ということですが、日本のどこにでもある一般家庭のように私には映ります。そんな日本人の子供に「担当コーチ」が直接教える、何て光景は日本のテニスコートでだっていくらでも見ることができるわけです。

錦織選手が、更に一般的な日本人と確認できる内容も記述されています。

大人しくて礼儀正しい日本社会で育った錦織は、ジュニア選手たちがポイントごとに声を上げたり叫んだりするのを見て、自分には厳しいと感じた。「2年目にフロリダ中を旅してますます家が恋しくなった。」錦織はそう認める。

こんなんこと・・・当たり前ですね!10 代の若者が、平気でいられるはずがないわけで。通常のジュニア選手よりも、錦織選手は、それこそ「日本人らしい」子供だったのではないでしょうか。最近では、外国人を相手に「Come On」と対戦相手を挑発するような日本人ジュニアも多くみられますから。

更に・・・

ハラミロはその後、錦織のキャリアに関係する14名のチームを結集した。彼は言う。「ニック・ボロテリーはストローク担当、レッド・エイムは日々の練習、グレン・ワイナーはトラベリングコーチ、シビル・エイムはヨガ、ドクター・アンガス・マグフォードはメンタル・コンディショニング、スティーブ・シェンバウムはメディア・トレーニング、サリー・パーソネージは栄養管理、ケビン・マードックはフィジカルセラピー、フォン・リンドックとベン・クランデルはエージェント、中島聡碩(さとひろ)は家族との連絡係、ファン・エレラはバイオメカニクス、中村豊はフィジカル・コンディショニング。」

これもそんなに珍しいことではないのでは!?ストロークとサーブは違うコーチ、なんていうプロ選手は、日本にも存在していますよね!?経済的な問題やシステムの違いこそあれ、日本のテニス界が、上記のような複数コーチが担当するといったシステムを知らないはずがないのです。競技こそ違っていますが、マラソンの高橋尚子選手が「チーム Q」を結成して、オリンピックを目指したのは有名ですが、既にほかの日本の競技では実践しているような内容です。これも、特別なことではありません・・・

上記のように、アメリカで錦織選手が実践してきた内容に、「アメリカでしかできない」といった特別なものがあるとは到底思えない!いわば、アメリカテニス界における「強化」に対する姿勢が、日本のものとは比べ物にならないほど「上」だった、と言う他はない、と感じます。当然、文中にはない設備の問題もあるでしょうけど、360 度から観察できるビデオ撮影システムって・・・日本企業の提案ですよ、これって。

水泳の北島康介選手、マラソンの高橋尚子選手や野口みずき選手、更にはフェンシングの太田雄貴選手・・・個人競技における日本の活躍は、少しづつではありますが、その可能性が見えてきた!日本のテニス界も錦織選手をみている限り、「可能性の発見」ということでは、世界に劣っているとは言えません。また、ジュニア選手を観戦していると、世界で十分に戦える可能性のある選手はいくらでも存在している・・・

ただ、そうした可能性のある選手を日本で育成していこうと考える監督、コーチ、そして親が少な過ぎる・・・そして、肝心の「育成するためのプログラムやシステム」が欠落している!そう考えてしまうのは、私だけなのでしょうか!?

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2009 年度から WTA が激変する!?

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年09月25日 | 最終更新日:2008年09月25日
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「杉山 愛・ツアーより愛をこめて::2009年から」という投稿記事が公開されました。以前から WTA が変化するということは知っていたのですが、かなり具体的に説明されていますね!ちょっと引用としてご紹介しておきましょう。

大会側からは賞金が全体で 40% 増額され、更に PER DIEM も増額。大会が行われる会場もレベルアップするそうです。(800億円がインベストに使われるんだって!!)シーズンも 2 週間くらい短くなるので選手にとっては休む時間・次のシーズンに向けてトレーニングする時間が長く取れます。(シーズンが長過ぎる為、故障する選手が多く、かなり前からの選手の要望でした。)

如何ですか?Per Diem って何か解ります?日当のことですよ。つまり、賞金が増額になって、日当も増額になよってことですね。これって、WTA ファンにとってはあまり嬉しい変化ではありませんね。シーズンが短くなることは、選手にとっては良いことなんでしょうけど、ファンにとっては、ちょっと疑問ですよね。野球やサッカーの世界では、試合数を増加させる傾向があるのに・・・

更に投稿記事は続いています。

そして逆に選手が提供することは大会に出ることを約束(コミットメント)すること。出場を取り止めた時の罰金の増額。スケジュールがある程度決まってしまっているので、その縛りがある。ということがメインになります。

もともと「出場を取り止める」こと自体が問題のはずなんですけどね。罰金による縛りはどうなんでしょう・・・ちょっと時代の逆行を行くような変更に見えますが、やっぱり賞金増額は、それだけ激戦の試合が観戦できるようになる!??

どうも、ファンのための変更ではないような気がするのは私だけでしょうか?更なるテニス離れが進まないことを祈るばかりです。

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北京オリンピックとワンコイン制度

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本日の朝の報道番組、「フジテレビ::めざましテレビ」で、福田富昭日本オリンピック委員会 (JOC) 選手強化本部長が出演していました。野球の星野ジャパンやサッカーの反町ジャパンといったいわゆる「プロ集団」に関する問題をぶちまけて、いろいろと話題になっている人ですね。

ところで、番組では、福田氏の「スポーツ競技に対する予算があまりにも少ない」と苦言を呈し、それに対し出演者の方から、「国費を投ずるということは、税金を投ずるということで、税金を支払う側からすれば、結果が出なかった場合の説明が必要で・・・」といった反論とも思える発言がありました。

私個人としては、スポーツですから、結果(つまり、優秀な戦績のこと!)が出なくても、それはスポーツである限り仕方がないと思うし、結果が出なかったとしても、選手達の真剣に戦う姿を見れば、投資額に対する問題はないとは思うのですが・・・

ただ、北京オリンピックが開催される以前の福田氏へのインタビュー、「第 8 回 2016年、東京を舞台に活躍するアスリートの育成」で主張する「文化芸術面の行政庁として文化庁があり、予算に 1000 億円が計上されている一方、スポーツ対策関連予算は建設費を含めても 180 億、建設費を差し引けば実質スポーツ強化に費やせるのは数十億にも満たない現状」は仕方のないことだと思うわけです。なぜなら、文化芸術面では、国民の一人一人にほぼ平等にその恩恵を受けることができるのに対して、スポーツ対策関連予算は、それこそ上記のインタビューで福田氏が下記のように説明しています。

各都道府県単位で、小中学生を対象に、将来的な競技能力、適性などを基準に選抜が進められています。全国の8600人くらいの選手が様々な運動テストを含む選考試験により、最終的には 100 人前後がふるいに残り、エリート選手としてナショナルトレーニングセンター (NTC) に集められます。

更には、

北京でのメダル獲得を確実なものにするために、メダル量産態勢を可能とする5競技団体を中心に徹底的に強化するということです。これは、アテネでのメダル 37 個のうち 32 個が、柔道、水泳、レスリング、体操、陸上の 5 競技による獲得だったことに由来します。次にこの 5 競技の中でも特に有望な種目を特定し、それらの種目のトップレベル競技者の 3 番手までを底上げして鍛えていくこと。また、これら 5 競技以外に、団体競技、ボールゲームに特に重点を置くようにと指示しています。

即ち、国民一人一人に平等に与えられる特権ではないのです。北京オリンピックでの中国の躍進は、既に多くの記事似て説明されていますから、私が本ブログで詳細を語らずともよいと思っていますが、中国は全国民や全ジュニア達にスポーツ学校に参加するチャンスがあった!(ただし、過酷な競争に勝たなければ、退学になるらしいのですが・・・)それを考えれば、福田氏が言っている国策としての予算増強は納得がいきません。

良い例を(残念ながらテニスです)あげましょう。

既に始まっている「ワンコイン制度」。試合へ参加するごとに 100 円(団体は 500 円)を強制的に徴収される制度です。この「ワンコイン制度」は、日本テニス協会が、明確な指針を出しています。内容に関しては、「日本テニス協会::ワンコイン制度」で確認することができます。

日本テニス協会のウェブページによれば、「日本のテニスを世界レベルに引き上げ、次の時代に引き継ぐ、それが私たちの使命であり、ナショナルトレーニングセンターはそのための施設」だそうですが、最近の日本のテニスはどうでしょう・・・世界レベルというとかなりの疑問が残ります。

更に、「2008 年夏季に行われる、北京オリンピックに向けてメダル獲得への強化を重点」ということが明確に記されています。結果はどうだったのでしょう!?錦織選手は、北京オリンピック参加に向けて、ワンコイン制度の恩恵を受けたのでしょうか。杉山選手は?森田選手は?結果は、特に強化するはずのダブルスも惨敗だった・・・結果はともかくとして、北京オリンピックに参加した 3 選手に何か恩恵があったのかどうか・・・

また、福田氏が苦言を呈する「プロ集団」に入ってはいないのでしょうか。やっぱり、説明が欲しい!エントリーすればすれるほど徴収される「ワンコイン」は増加するにもかかわらず、その使い道は全くの不明。全てのテニス人に与えられる特権ではない「ワンコイン制度」ですから、その詳細は知りたい、と希望するのは私だけではないでしょう。

選手自身に責任はありません。やはり、テニス界の頂点を構成する統括する団体の「やり方」に相当の問題があると私は感じています。

民間企業では、予算というのは、何に、どれ位の時間を掛けて、どれ位の費用が必要で、その結果、期待される成果、というのがそろって決められるのが本筋です。金額が提出されて、それに合わせて計画するべきではないのです。こうした本筋を、スポーツ界の方々は、きちっと把握すべきでしょう。せっかく、世界に名立たる優良企業が日本に存在しているのですから・・・

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テニス改革には、フランスとアメリカの力が必要だ!?

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スポーツ解体新書解体新書サポート以前からどうしても読んでみたかった文庫、玉木正之著「スポーツ解体新書」(朝日文庫:2006年11月)解体新書サポート2を読了しました。仕事関連外の書籍は、なかなか時間が無くて読めないのですが、最近はちょっと時間的な余裕があったのと、仕事中の電車や地下鉄の移動時間が半端じゃないので、何とか読了することができました。

玉木氏は、スポーツライターで、テレビ番組にもよく出演していますから知っている方も多いと思いますが、「スポーツを心底好きなんだな」とその会話のあちらこちらにみてとれるので、とにかくどんなことを考えているのかが知りたかった・・・そんな思いで手に取ったこの文庫、十分に楽しむことができました。テニスに限らず、スポーツ全般に関しての歴史や背景を知りたいとお考えの方は、是非とも読んでみて頂きたい一冊です。日本スポーツを救う!?数多くの所感やアドバイスが満載だと思うのですが。

さて、こっから先に関しては、私個人の独断と偏見ですので、興味がある方のみ読み進めて頂きたいのですが、本文の内容は全く統計的な根拠があるわけでもないし、見識者のご意見でもあありませんので、ご了承下さい。

テニス人気は、一時期の全盛期、即ち、ジョン・マッケンローやジミー・コナーズ、更にはクリス・エバートにマルティナ・ナブラチロワにキング夫人・・・こうした選手が活躍していた時代に比べて、格段に落ち込んでいると思われます。当時は、まったくテニスをすることが無い一般の方々でも、ウィンブルドンや全米オープンのテレビ放送を観戦していたのを記憶しています。そう言っている私も、バスケットボールに熱中してはいたのですが、やっぱりこうしたプロテニスの試合を観戦していました。

ところが、そうした時代からラケットの技術革新やテニスプレーヤのプレースタイルに変化があり、単調な試合が多かったり、スターと呼ばれる人気選手が少なくなってきたことも手伝って、一般の方々(テニスを実践していない方々)が全くと言っていいほどテニスに関心を示しません・・・なぜかというと、いろいろな要因は考えられますが、上記に加えて、私は以下のような要因が大きいと考えています。

  • 勝敗を判断するための点数制度が解りづらい!
  • 時間に厳しい社会情勢の中で、テニスは終了時間が解らない!
  • 世界で活躍する日本人選手を日本で見ることが難しい!
  • ほとんどが日中の試合なので、学校があったり、会社勤めの人が観戦するのは困難!

上記以外にも、考えられる原因はありますが、全てはテニスそのものを改革しなければいけないような内容です。小手先で、ラケットの規格を変更したり、ランキング制度を変更する程度では、既にテニスから離れてしまっている一般の方々を呼び戻すのは難しい。

必要なことは、テニスの徹底的な変革!ルールを含め、テニスの頂点を極めているプロテニスの方法を根底から変革する必要がある、と考えているわけです。そんな馬鹿げたことを・・・と私自身が感じていましたが、一方でバレーボールやバスケットボールは、現状打破(人気低迷)のためにルール改正を含めて、大掛かりな改革を仕掛けて世界的にそのスポーツ全体の成功を達成しています。

そうした成功に結びつくような解説を、上記でご紹介した玉木氏は、書籍なのかで、「3 つのスポーツ文化圏」という概念を取り入れて、その歴史と背景を織り交ぜながら説明しています。ちょっとご紹介しておくと以下の通りです。

  1. IOC (国際オリンピック委員会) によって組織運営されているオリンピック・スポーツ文化圏
  2. FIFA (国際サッカー連盟) によって組織運営されているサッカー・ワールドカップ文化圏
  3. アメリカの 4 大プロ・スポーツ組織によって運営されているアメリカン・スポーツ文化圏 (MLB:メジャーリーグ・ベースボール、NBA:ナショナル・バスケットボール・アソシエーション、NFL:ナショナル・フットボール・リーグ、NHL:ナショナル・アイスホッケー・リーグの 4 つを指している)

詳細は文庫を読んで頂くとして、上記の文化圏で特にアメリカン・スポーツ文化圏と FIFA の成功に関しては、今後のテニスの変革と関係していると思われます。それを基盤にしてちょっと独自の論点をご紹介しておきましょう。

ほとんどスポーツは、ヨーロッパで構築されました。テニスも例外ではなく、その起源はフランスの貴族によって行われ、近代テニスといわれる現在の形の原型は、イギリスで発表されたとなっています。即ち、テニスというスポーツは、ヨーロッパの階級社会で根付いたものであって、未だにその名残を持っている!例えば、シード選手とその他の選手とでは、送迎の車種に差があるとか、歴代の上位進出者は、ボックス席へ生涯招待されるとか。未だ、そうした階級的な発想が残っているわけです。

更に、テニスの運営という観点からすると、国際テニス連盟 (ITF) はイギリスに本部があるし、女子プロの頂点である WTA はアメリカに本拠地があるようですが、なぜかヨーロッパ本部というものがイギリスに存在する。ATP は、アメリカやイギリスにオフィスがあるようですが、エクゼクティブオフィスというやつはやっぱりイギリスに。まさにヨーロッパ、特にイギリスを中心に運営されている感があります。

ですから、テニスに関しての「観客動員数低迷」とか「興業収益伸び悩み」といった課題を解決する方策は、課題を認識していたとしても、これまでのヨーロッパで培われてきた伝統や文化が背景にあり、どうしても変革には手が出ないわけです。それがヨーロッパ文化の最も後進的な部分ではないかと思われるのです。

上記のようなテニスの課題は、その昔、サッカーでもありました。サッカーは、その発祥の地であるイギリスがその頂点であると考えて、世界大会を認めず、イギリスのトップが世界でトップといった考え方をしていたというわけです。しかし、そこにフランスが革命を起こしました。イギリス以外の国々を招致してサッカーの世界大会を開催します。当初は、イギリスが参加しませんでしたが、徐々にフランスが開催するサッカーの世界大会が大きくなり、最終的にはイギリスがその世界大会に屈するという形で発展します。

アメリカン・スポーツ文化圏では、「アメリカ中心主義」といった問題はありますが、「ヨーロッパから来たスポーツをどうしてもアメリカ独自のものに仕上げたい」といった文化的な背景から、次々に新しいスポーツを誕生させていきます。イギリスから移民がアメリカに割ったという背景もあり、アメリカは新しいものを作り出すことに何も躊躇しない。そうした背景が、バスケットボールだったり、ベースボールだったりと、上記、玉木氏が言っている 4 大スポーツを生み、更なる発展をしていったわけです。

上記のような歴史的背景から、ヨーロッパで革命的な位置に立てるフランスと、何でも新しい考え方を考案できる文化をもったアメリカは既にテニス強豪国であるわけですから、何らかの方策を打ち出して欲しい。例えば・・・

  • テニスの試合中、誰でもが勝敗の行方や勝負の優劣を理解できるような簡単な点数システムの導入
  • チームテニスの導入(フェドカップとかデビスカップがありますが、各国の代表選手が終結することはめったにありません)
  • 他のプロスポーツとバランスをとった大会進行(テレビ放送時間の工夫や試合開始時間の工夫など)

上記に伴って、先週にはオフシーズンを明確に設定して、もうちょっと技術的な向上を目的とした季節を設定し、更には当然ですがもうちょっとランキングシステムを改善する必要があるでしょう。

こんな夢のまた夢!?を毎日考えているのは、無駄な時間なのかな~

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チケットの販売方法

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カテゴリー:テニス改造論 | タグ:

テニスは、プレーヤー人口が多いのですが、人気度という切り口からすると、やっぱり日本においては、メジャーなスポーツとはいえませんよね!人気度からするとやっぱり野球、サッカー、ゴルフ、最近では卓球!?

と思いきや、社団法人 中央調査社という団体が、毎年「「人気スポーツ」に関する調査」を実施している!そして、2007年 6 月に本年度分の調査結果が発表されています。その結果によれば・・・

  1. 51.5%: プロ野球
  2. 22.8%: プロサッカー
  3. 18.3%: 大相撲
  4. 14.4%: プロゴルフ
  5. 9.3%: プロボクシング
  6. 8.1%: カーレース
  7. 6.0%: プロレス
  8. 4.4%: その他
  9. 22.2%: なし

プロスポーツに限って言えば、上記のような結果だったと報告しています。プロテニスは、まったくリストには登場していません・・・これだけシャラポワやその他のプロテニス選手が話題になっているのに。どうやら、テニス協会も真剣にテニス人気を獲得するために、何かをやろうとはしているようですが、どんな事を実践してくれるのでしょう。とっても興味がありますが・・・

さて、テニスを野球やサッカーのようにメジャーにするためにどうしたら良いか!?永遠のテーマかもしれませんが、まずはテニスの試合観戦をする所謂観客動員数を増加させなければなりません。そのためには、プロテニスの大会のチケットの販売方法を変更してもらえないでしょうかね!?

プロ野球やサッカーは、観戦したいチームのチケットを購入すれば必ずそのチームの試合を観戦することができますが、テニスはそうはいかない!なぜなら、チケットが試合毎に販売されることは無く、1 回戦、2 回戦といったチケットの販売方法をとっているためです。フェデラーといった強豪は、結局は決勝戦まで勝ち進む可能性がありますから、チケットを購入したら観戦出来る事が多いでしょうけど・・・

以前とってもみたかったヒンギスの試合となると・・・かなりの強豪ではありますが、3 回戦のチケットを購入するのか、準々決勝戦のチケットを購入しようか、と散々考えて、結局は「TV 放送があるならそっちの方が確実」といった結論に達してしまいます。

そこで、テニスも試合毎にチケットを販売したらどうでしょう!?「ヒンギス対シャラポワ戦チケット」とか「エナン対ヒンギス戦チケット」といった具合です。当然ですが、誰が勝ちあがるか不明ですから、当日券にこれを導入する。または、前売券として、ヒンギス戦チケットとして、ヒンギスが勝ち上がらなかった場合はキャンセルできるとか・・・

プロテニスを観戦したいというお客様をとらえることは重要ですが、個人競技なのですから、もっと個人のプロテニスプレーヤに焦点をあてたチケット販売の方法を検討しても良いのではないでしょうかね!?

確実に、好きなプレーヤの試合が観戦できる!そうなれば、きっとチケットを購入するファンが増えると思うのですが・・・

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