テニスコーチに読んで欲しい新書!平井伯昌氏の見抜く力

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年12月27日 | 最終更新日:2008年12月27日
カテゴリー:異業種から学ぶ | Tags: ,

平井伯昌平井伯昌サポート年末の忙しさは、尋常ではなく、クライアントから他のクライアントへの移動距離がとにかく長い!昨日も結局は、4 時間以上も移動・・・文庫や新書を数冊読了してしまう時間でした・・・

そして、昨日の移動時間内に読了した中に、平井伯昌[1]著「見抜く力」(幻冬舎新書:2008年11月)平井伯昌サポートがあります。最初はちょっとした「何といってもあの北島康介選手を育て上げたコーチの著者」といった興味本位で、何となく購入しましたが、どんどん内容に惹かれていきました・・・単なるコーチ論ではなく、スポーツクラブに関する運営にも役立つようなヒントが隠されている!

バスケットボールやバレーボール、野球にサッカー・・・そうしたチーム競技の監督が書いた書籍は多いのですが、個人競技に携わるコーチの書籍としては異色ではないでしょうか。水泳のように個人競技のコーチ、しかも東京スウィミングクラブというスポーツクラブに所属するコーチが書いた書籍ということも手伝って、あらゆるテニスコーチにとって、メッセージがあると信じます!

水泳という競技は、チームスポーツではないが、一緒にトレーニングしている仲間をはじめ、コーチやトレーナーがどんな人間なのか、お互いに認めあったり努力しあったりする関係が大切である。そこでいい関係を保っていける選手のほうが、強くなれるし、伸びる芽があるのだ。一人だけで伸びていける選手なんか、どこにもいない。(中略)伸びる選手とは、周りが伸ばそうとしてくれる選手でもある。(p.71 - 72)

上記の前文として、「自分のことばかりはなす選手は伸びない」と断言していて、上記の文章が続きます。どうでしょう?我々テニス関係の人間に最も不足しているところをえぐられているような気がしませんか?こうしたドキッとするような記述が満載です。

(北島康介選手に)変に注目を浴びてほしくなかった。チヤホヤする外野が増えると、かえって面倒なことになる。そこで、試合前の練習を厳しくした。(中略)いつもより負担をかけて疲れさせる作戦を実行した。調子をわざと落とさせたおかげで、試合では中学記録にも及ばず負けてしまった。(中略)正直に言えば、「負けてよかった」と思う。ストレートにオリンピックをめざさなければいけない時期だった。中学記録程度で浮かれている暇はなかった。四年間弱という短期間でオリンピックを担う選手をつくることが先決で、寄り道している場合ではなかったのだ。(p.74 -75)

これ・・・凄い!直近の大会での勝利を一喜一憂するどころか、きちっと将来を見つめ、その目標達成のために何が必要なのかを明確に持っている!中学生の時から、オリンピックという大舞台での泳ぎを目指して、何が必要で、何が邪魔であるかを見据えて戦っている・・・いったい日本のテニスコーチで、どれ位のコーチが「この選手をどうやってグランドスラムで優勝させようか」と真剣に考えているのでしょうか!?考えているとしたら、「勝つためには何が必要か」と計画しているのでしょうか・・・

平井氏は、若い時に、海外の選手の活躍や海外における先進の練習方法を目の当たりにして、「日本からでは勝てない」と打ちのめされる時期があったそうです。しかし、「日本人としてのプライド」をもって、そうした海外の方法を日本に持ち帰り、日本人流にアレンジして日本人選手に応用する・・・これこそ、我ら日本人のやり方である、と最終章で語っています。もうこうなると、単なるコーチ論ではなく、テニス業界そのものを見直せ、と言われているような感覚です。

そして「おわりに」として、以下のような記述があります。

最近になって、コーチにしてもいわゆる「サラリーマン化」しているように思えてならない。水泳にのめりこんで楽しんでいるのではなく、あくまでもコーチを「仕事」の一環として割り切り、黙々とノルマをこなしているように見える。(中略)本当それでいいのだろうか?(p.169 - 170)

どうもサラリーマンを「悪」と仮定しているような表現にはちょっと批判的な私ですが、それでも上記の記述には説得力があります。黙々とノルマをこなす・・・そんなコーチに決して魅力は感じませんから!

本書は、本当に今の日本のテニス界をひっくり返すためのヒントが満載です。また、スポーツクラブを支えるべき「親」が、コーチにどういう風に映っているのかも記述されています。

テニスにも、こうした気流がふくことを心から願っています。

注:1
平井伯昌(ヒライノリマサ)
1963 年、東京都生まれ。82 年、早稲田大学社会科学部へ入学。在学中に選手からマネージャーへ転向。卒業後、東京スイミングセンターに入社。96 年から北島康介選手の指導に当たる。2004 年、アテネオリンピックで北島選手に金メダルをもたらし、「金メダリストを育てる」という自身の夢をも叶える。08年、北京オリンピックの水泳日本代表コーチに就任。北島選手にオリンピック二大会連続の二種目金メダルを、中村礼子選手に二大会連続の銅メダルをもたらす。現在、東京スイミングセンターコーチの他、日本水泳連盟・競泳委員。一二年のロンドンオリンピックに向け、競泳日本代表のヘッドコーチに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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世界チャンピオンでも「心の弱さ」を持っている!

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年12月24日 | 最終更新日:2008年12月24日
カテゴリー:心理学をベースに | Tags: ,

「心」の問題は、本ブログの大きなテーマです。連戦連勝を飾っている選手にとってはあまり意識しない「心」をどうやって強くしていくのか・・・余りにも大きなテーマですが、それを克服しなければ、上位を狙うことはできない、と信じています。

2008 年 12 月 23 日。世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ 12 回戦が行われ、最近ではとっても有名になった日本国内最年長チャンピオンの内藤大助選手が見事に勝利して、世界王座を防衛しましたね。

その防衛戦のニュース、「Yahoo!ニュース::王者・内藤 苦戦の原因は練習しすぎだった」という記事に以下のような記述を発見しました・・・

野木丈司トレーナーが「休養を命じた日に練習していたことを後で知った」と明かすように、苦戦の一因はオーバーワークだった。不安から練習しすぎたり、戦前の予想で「有利」と言われると慎重になってしまう「心の弱さ」を克服するのが、今回のテーマだったが、見事にクリア

世界チャンピオンでさえ「心の弱さ」がある!ちょっとほっとしますよね。ボクシングというまったく異なる世界ではありますが、世界の頂点に君臨するチャンピオンでさえ、「心の弱さ」が原因で、オーバーワークや慎重になってしまう・・・

こうしたことを自覚して、自分の「心に弱さ」と向き合って、真剣に克服して欲しいと願っているのですが・・・2008 年、冬の陣が始まります。どういった結果になろうとも、覚悟して試合に臨んで欲しいところですが。

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努力はいらない!「夢」実現脳の作り方

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年12月03日 | 最終更新日:2008年12月28日
カテゴリー:心理学をベースに, 脳科学をベースに | Tags: ,

TomabechiTomabechi Support立ち寄った本屋で見つけた苫米地英人著「努力はいらない!「夢」実現脳の作り方」(マキノ出版:2008年9月)Tomabechi Supportが気になって気になって。「タイガー・ウッズの強さの秘密は「脳」にあった。米国発・最強の自己啓発プログラムが日本上陸。本書では、心理学と機能脳科学を駆使して作られた、夢を実現させるための自己啓発プログラム「PX2」を紹介する」という宣伝文句がどうしても忘れられなくて、結局は購入してしまいました・・・

こうなるとちょっと病気かもしれませんね。というより、我が家では、「また、病気になってる~」と私の脳科学と心理学に対する興味の示し方を評していますが、まったくそんな事は気にもせず!苫米地英人[*1]氏とは、どうやらオーム真理教の洗脳された信者を、洗脳から脱出させたことで一気に有名になった人らしいのですが・・・すいません。私は知りませんでした。

さて本の内容ですが、岡本正善氏のメンタルトレーニングや佐藤富雄氏の口ぐせ論を合わせたような総括になっています。キーワードとして、夢(目標設定)、言語、イメージ、呼吸法。その他には、アンカーといった心理学のテクニックなど、これまで読了してきた詳細を組み合わせた感があります。また、脳科学を駆使しているようですが、私にとってはあまり目新しい事項が見つけられませんでした。ただ、メンタルトレーニングや口ぐせ理論等を知らない方には、その良いところ取りをしたような内容なので、参考になるかもしれません。

これまで、多くの脳科学や心理学に関して書籍を読みあさってきましたが、総括すると以下のキーワードは共通して登場してくるようです。

  1. 目標設定(目標を夢と表現してい場合もある)
  2. 言語(発する言葉は、潜在意識の中にある・・・)
  3. イメージ(脳は、他人の素晴らしいことでも自分のこととして解釈する。事実と想像の区別ができない)
  4. 呼吸法(意識、潜在意識、身体をつなぐ唯一の方法が呼吸である)
  5. 書いて表現すること(手には、あらゆる神経が集中しているから、書くことが脳活性化に繋がる)

その他にもあるようですが、上記の 5 項目は、どんな形であれ脳科学や心理学の世界で登場します。前出の岡本氏と苫米地氏と主張されている呼吸法は、そのやり方こそ多少違いがあるものの、「深呼吸ではない」呼吸方法なので、是非とも実践したい内容です。

注:
苫米地英人(トマベチヒデト)
1959年、東京都生まれ。脳機能学者、計算言語学者、認知心理学者、分析哲学者、実業家。ドクター苫米地ワークス代表、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO、角川春樹事務所顧問、米国公益法人THE Better World Foundation日本代表。2008年春から、自己啓発や能力開発の分野における世界的権威ルー・タイス氏とともに、米国認知科学の最新の成果を盛り込んだ能力開発プログラムPX2の日本向けアレンジに着手。日本における脳責任者として普及に努めることになった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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「運動神経」の革命

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年11月29日 | 最終更新日:2008年11月29日
カテゴリー:心理学をベースに | Tags: , ,

運動神経運動神経サポートクライアント(お客様のこと)の本社での会議。午前中の別のクライアントの会議が早く終わったので、いつものように見知らぬ書店へ。こうした日課が、日常的に続いている昨今ですが、何とも書店に立ち寄るのが至福の時です(ちょっとちっちゃいな~)

そしてみつけた一冊の文庫本、別冊宝島編集部著「「運動神経」の革命」(宝島社文庫:2008年11月)運動神経サポート 2。タイトルに引き寄せられたのですが、宝島は結構過激な実用書が多い印象を勝手に抱いているので、中身をパラパラっと確認しただけで購入。やっぱり実用書でした~

プロを目指す、または競技志向のアスリート向けというよりは、健康維持のためといった趣向が強い内容となっていますが、ストレッチの基本や基本的な運動を応用した野球、ゴルフ、テニスへの活用・・・と多種の競技に関する記述があります。テニスに関しても、多くのページを割いていますから、結構参考になるかも!書籍紹介には・・・

「自分は運動神経が鈍い」と思い込んでいる人は結構多い。そういう人に限って運動神経は遺伝的なものと思い込んでいる。とくに 30 代~40 代の男性。ゴルフを始めようかとか、テニスクラブに入ってみようかとか、意欲はあるのに、「運動神経」がプレッシャーとなって、なかなか一歩を踏み出せない。本書はそういう人向けに、だれでも「自然に、運動神経がみちがえるほどよくなる」驚異のトレーニング法を提示する。

驚きは、アメリカでは有名な!?プロテニスコーチであるティモシー・ガルウェイ氏の新しい概念であるインナーゲームを参照しています。インナゲームに関する解説は、「Wikipedia::インナーゲーム」を参照下さい。また、詳細を知りたい方は、W.T.ガルウェイ著「新インナーゲーム 心で勝つ!ー集中の科学」(日刊スポーツ出版社:2000年7月)Inner Gameを参照されると良いと思いますが・・・インナーゲームは、特にテニスに焦点を絞って、「イメージ」を重視して、アスリートの潜在意識をもって上達させる、といったところでしょうか。私も既に読破していますが、とても興味深い内容ですので、テニス人の方には参考になると思いますよ。

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「集中ゾーン」スイッチの入れ方

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年11月23日 | 最終更新日:2008年12月28日
カテゴリー:心理学をベースに | Tags: ,

SyuucyuuryokuSyuucyuuryoku Supportメンタルトレーナーである岡本正善氏に関しては、何度も本ブログで御紹介していますから、今更詳細を記述する必要はないでしょう。ただ、一貫して主張している内容に変化がなく、明確なガイドラインが説明されているのと、脳科学をベースにした記述もあり、いわゆる科学的な根拠があってのストーリーであるため、私としては全面的に信用して実践できる Know-How かな、と考えています。全ての書籍に関して、文章が容易で特別な用語や専門用語がないので、本当に一気に読み進んでいくことができます。

さて、私としては 6 冊目となる岡本正善著「「集中ゾーン」スイッチの入れ方」(総合法令出版:2008年11月)Syuucyuuryoku Support 2を読了しました。これまでの岡本氏に関する私の読本履歴は、本ブログの投稿記事、「岡本正善氏、メンタルトレーニングのベスト書籍とは!?」でご確認できますので、興味のある方はそちらを参照して下さい。

本書は、前作の岡本正善著「メンタル失敗学」(講談社+α新書:2008年9月)失敗学 SUpport 1と重複している内容が多く、Best とはちょっと言い難いのですが、それでも「集中力」に関する記述が解り易く、他の書籍同様、一気に読み進めることができます。

特に本書では、集中力に関する記述の他、目標設定の重要性と、イメージに関する具体的な方法論も詳しく記述されていますので、岡本氏が主張する呼吸法が身についてきた方ならとっても参考になるでしょう。

私にとって、本当に重要に感じていることは、「徹底的にマイナスの事態を想定すること」としていることです。メンタルトレーニングというと、一方的にプラス思考だとか良いことをイメージするといったどちらかというと、プラス思考にすることばかりが説明される傾向があると思っていますが、実際には、プラス思考に拘れば拘るほど、緊張感が増して失敗してしまう・・・そんな経験があることから、マイナスの事態を想定することは、ちょっと意外でしたが、内容を理解すれば、「なるほど・・・」とこれまでのプラス思考一辺倒の欠点が見えてみます。

また、緊張することは良いことで、この緊張をパワーに変化させる、ということに関しても説明されています。「緊張してはいけない」と考えるのではなく、「緊張感を見方に付けることが重要」で、そのためのメンタルトレーニングの方法も記述されています。

本書も、理解が容易だし、具体的な方法論も記述されていますから、購入されても損のない書籍だと思います。

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テニスプレーヤとして大学へ行くリスク

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年11月19日 | 最終更新日:2008年11月20日
カテゴリー:新しい考え方 | Tags: , ,

【追記:2008 年 11 月 20 日】
何と・・・下記の投稿記事に対して、濱浦貴光氏自身からコメントを頂きました!(感動!)嬉しいですね~こうしたコメントを頂けるのは。そして、今朝、更に驚きの投稿記事が!それは、「濱浦貴光 公式ブログ::進路の選択・・・その2・・」と題して、何と本ブログが紹介されています。ちょっと照れますね~しかし、3 年前に違った形でブログを始めて、こうしたコメントや投稿記事が公開されるまでになった、ということにちょっと誇らしく思っています。

自身の他のスポーツでの経験や現在のビジネスの世界での経験を通じて、非常に厳しい視点から、かなり本質を捉えた内容

特に、上記のようなご指摘を頂けるのは、まさに「狙っているところ」ですので、我が意を得たりの気分です。

【オリジナル投稿記事】
「濱浦貴光 公式ブログ::進路の選択・・・」という投稿記事が公開されましたね!とっても興味深く拝読しました。というのは、インターハイでシングルス、ダブルス、団体戦の 3 冠を達成した高校 3 年生、守屋宏紀選手に関して記述され、更には進学に関する内容になっているから。私は、本ブログの投稿記事で、「大学卒のテニスプレーヤ」を公開していて、大学を卒業してからのプロ選手にとても興味があるので(ちょっと大袈裟だな・・・)。

特に気になる内容は以下の通り。

一般的にはリスクのある選択になる(これはプロになるということでしょうか!?)かもしれませんが、テニス選手として考えた場合、大学に行く事のリスクも非常に高いと思います。非難を承知で言えば、少なくとも男子の場合、大学に行きながら、ワールドクラスの選手になるというのは殆どノーチャンスです。

重要なことは、ワールドクラスという一文であって、大学進学のリスクをプロテニスプレーヤになることと指摘はしていません。それでも、ちょっと気になるのは、野球やサッカーでは、きちっと学校教育を終了してからでも十分にワールドクラスで通用するのに、なぜテニスはそうならないのでしょうか・・・いまだにそこが引っ掛かる!

更に上記の投稿記事は興味をそそります。

文武両道は大切な事だと思いますし、何より美しい言葉です。しかし、テニスの世界においては限られた枠の中(高校・大学)だけでしか通用しない事も現実です。高校や大学で指導しながら、「我々は世界を目指す」という指導者がいれば、その言や良し!

我が娘・・・それこそ数ヶ月前に大声で叫んだ「文武両道」と言う言葉(今は、この美しき言葉は娘の頭からは吹っ飛んでいる・・・)高校や大学で世界を目指す指導者は皆無!?これはちょっと寂しいですね。ただ、真実は真実として認めざるおえませんが。

テニスに限らず、他のスポーツでも、残念ながらビジネスの世界でも「世界」とか「グローバル」という言葉を聞いただけで、「私には無理」、「我々には無理」と最初からあきらめムードなのは日本独特の風土のような気がしますが。もっと、世界は身近です。努力をする必要はありますが、手が届かない世界ではないのです。我々日本人は、もっと自信を持って世界を相手にすることがまずは重要な気がしますが・・・

更に・・・投稿記事は続きます。

今後、高校・大学(インハイ・インカレ)に進む選手と、通信教育課程を履修して、テニスを中心の生活を送る選手の2極化が進んでいくと考えます。錦織選手の登場により、「インターハイから世界へ!」という掛け声をかける時代は、確実に終わりを告げました。

学校のテニス部関係者は、上記をどうとらえるのでしょう!?私個人としては、反論して欲しいのですが、残念ながら多くの学校での指導者は同意してしまうのかな・・・ある高校のテニス部監督が、「高校、大学できちっとテニス部で活躍して、地元に教員としてテニスを教えに戻って来てくれれば良いのだけど・・・」と話をされていたのを思い出します。

高校や大学進学前の選手やご父兄は、とても揺れやすい心理状態にあると思います。ですから指導者は、彼らに現実的な進路の設定をアドバイスする必要があると思います。そして、明確な目標を与える。

高校進学を前に、我が家も揺れました!娘に、一般受験で高校進学させるのか、それともテニスで進学させるのか・・・本人も悩みました。結局は、テニスでの進学を決め、既に来年のインターハイが視野に入っている・・・(出場するということではありませんので、あしからず!)

私は、何度か触れていますが、中学生の頃は、バスケットボール界ではちょっとは有名でした。いくつかの高校から、バスケットボールでの入学の誘いもありました。しかし、最終的には一般受験で、世間でいう進学校へ進学という道を辿りました。当然ですが、進学校ですから部活が盛んなわけはなく、勉強に集中するように指導されたのは言うまでもありません。

実弟は逆に、野球という世界で高校も大学も推薦入学。甲子園にも登場した選手でした。実弟はきっぱり大学卒業を機に野球の世界から社会人へと転身。今や社内でもトップクラスの業績を挙げているようです。私は、社会人としては、一般的には成功していると解釈されているようですが、未だにバスケットボールに未練がある・・・今更、自分がバスケットボールをやろうとは思いませんが、監督やコーチといったポジションにはちょっと興味がある!誘われたら、今の仕事を捨てそうで怖い・・・

正解のない道ですから、悔いが残らないようにしたいと考えてはいますが・・・前例のない成功、ということもありますから、それぞれに選択して欲しいと願っています。

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自信から確信へ変わった!全日本テニス選手権の伊達選手の優勝に想う

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カテゴリー:テニスの技術, 新しい考え方 | Tags:

「ニッケ全日本テニス選手権 83rd」の女子は、伊達公子選手の圧勝という形で終幕しましたね。素晴らしいメンタルと、それに伴う技は大いに刺激なったのではないでしょうか。私は、テレビ観戦でしたが、娘と何度も伊達選手にプレーに関して繰り返し、いろいろなことを会話しました。

そうした中で、これまで私個人がバスケットボールというまったく違った世界感だけで、「自信」を持って主張していた娘への「強いテニス」への項目の中で、「確信」へ変わった瞬間でもありました。また、これまでの私の主張で、半信半疑だったであろう娘は、少しは私の主張が理解できたようでした。

いくつかを御紹介しましょう。

やっても良いミスショットがある!

私は常日頃、長い試合の中で、ミスショットを「0」にすることは不可能である。だから、ミスショットに拘って、それを修正するために試合中に考え込まないこと。やっても良いミスショットだってある。特に、バスケのように無理なシュートをわざと実践して次のシュートを狙うという攻め方をテニスでも実践できるはず。

昨日、伊達選手の Unforced Error (単純なミスショットと記録されたショット) と瀬間選手のとを比べると、伊達選手のそれは、瀬間選手の 2 倍!つまり、記録上は、伊達選手のミスショットの方が圧倒的に多いわけです。しかし、攻めるテニスを実践している伊達選手の Unforced Error は、「攻める」姿勢の中でのショットであって、対戦相手(瀬間選手)に恐怖感を与え、更には狙いどころを絞らせなかった!

「攻めるテニス」を実践している時、ミスショットの発生はしょうがない!それよりも、試合中のミスショットを反省するのではなく、ミスショットでも対戦相手には効果的な場合もあると解釈すること。」

オンコートでのプレーを意識する!

伊達選手のライジング・・・どうもそのショットの素晴らしさばかりが注目されているようですが、私はそれよりも、「常にオンコート」からのテニスを心掛けている伊達選手の素晴らしさに感動しました。バスケットボールでは、「常に前に出る」ということが基本で(というより、ゴールが前にあるのですから止まっていては負けてしまう)、勝つためには、敵陣での攻撃量を多くするのが基本です。

しかし、娘のテニスを初めて観戦した時、ベースラインから外でのプレーが多いことに愕然として、「オンコートでプレーしなければ勝てない」と言い続けてきました・・・そのために、ネットプレーやライジングショットが必要になるはず、と考えていますが、まさに昨日の伊達選手のテニスは、そうした私の主張を立証してくれた!?と感じています。

メンタル面で、伊達選手は「常に攻める」ことを意識している。その結果として「オンコート」でのプレーが必然で、更にその結果としてライジングショットができたのでしょう。即ち、メンタル面での充実無くしてライジングショットを練習しても意味がない!攻めるテニス・・・この姿勢がなければ、ライジングショットどころかネットプレーもできないわけです。

ショットのスピードよりも展開のスピードを磨け!

パワーテニスとか速いショット・・・最近のラケットの技術の進歩によってそうしたテニススタイルが一般的になっているような気がします。スピン系のガットやパワーストローク用のガット・・・道具に拘ることは重要だと思っていますが、娘には、対戦相手のパワーやスピードは、試合中に慣れてくる。そんな事を追及するのではなく、試合の展開の速さに拘れ、と徹底して主張してきました。

本項目は、上記の「オンコート」とも関連していますが、バスケットボールでも「相手が油断している隙に、以下に速くゴールへ辿り着くかが勝負」と言われていることをテニス用にアレンジしているだけなのです。

テニスの場合、通常 3 つの打点がある。自分が得意とするショットの高さは、対戦相手のリターンがネットを越えて自陣に入ってきた時の最初の打点、コートでバウンドして高さが出てきた時に 2 度目の打点、そして、コートでバウンドして頂点に達し、落ちてきた時に 3 度目の打点・・・これが、私の理屈です。早い展開とは、3 度目の打点を狙うのではなく、2 度目や最初の打点を狙う!

昨日の瀬間選手は、ベースラインから私が主張する 3 度目の打点を狙っている。どんなにスピンを駆使しても、2 度目の打点を狙い撃ちする伊達選手(これがライジングショット)、1 度目の打点を狙う伊達選手(これがネットプレー)。瀬間選手は、圧倒されるだけで、パワーやスピードがあるとは決して言えない伊達選手に対し、「考えていたよりも速かった・・・完敗です」と言わしめた。

世界で戦うためには、どんなにパワーやスピードを鍛えても、黒人や白人にはかなわないのです。体のつくりが違うんですから。そんな事よりも、展開の速さを鍛える・・・私の主張は間違っていない!(できるかできないかは別問題ですのであしからず)

攻めるテニス

伊達選手に「守る」とか「ディフェンス」といった意識はないように見受けられます。当然、攻めるためには、ベースラインでのショットで「しのぐ」ということも必要だったとは思うのですが、全てのショットで「攻める」チャンスを覗っていたように見受けられます。

「コービー・ブライアント::Kobe Bean Bryant」というプロバスケット界の現在の現役での最高選手は、「ディフェンスとは、相手のボールを奪うためにするべきであって、ゴールを阻止するために守ることではない」と常に主張しています。私も全くの同感で、勝負の世界に「守る」という意識は必要ありません。攻めるテニス、攻めることを意識したテニス、更には攻めるためにつなぐテニス・・・決して「守るテニス」という概念は必要無し。

ちょっと哲学に近くなってしまいましたが・・・こうしたことが、私のテニス論の根底にあるわけです。

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