今のスピード&パワー女子テニスに対抗するためには・・・

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2009年06月25日 | 最終更新日:2009年06月25日
カテゴリー:テニス改造論 | タグ: ,

ウィンブルドン、始まりましたね!残念ながら、1回戦を突破して、2回戦をも突破した杉山愛選手のみが日本人選手として残っているのみ、となってしまいました・・・個人的に注目している(って、私だけではないですよね・・・)伊達選手は、主催者推薦での本戦登場となりましたが1回戦敗退。

ただ、やっぱり伊達選手は日本人プレーヤ達にアドバイスを送信してくれていますね。「伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~::13年振りの芝の上で」にそのヒントが書かれています。

パワーとスピードを殺すには私がパワーで対抗するのではなくそのパワーとスピードを封じ込めるためには低い位置で打たせる機会を増やす事、そしてチップ&チャージでネットプレーをすることでプレッシャーをかけ続けることが必要。

この作戦が確実に機能していたことから今のスピード&パワー女子テニスに13年経った今も戦えると確信できた試合でもありました。

もうこれしかないと思うんですよね、日本人選手が残っていくには。世界の動向、即ち、パワーとスピードというテニスに対して、「技」で対抗するのが日本人テニスではないのかな、と常々考えているわけです。

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インターハイなんて、出ている場合じゃない!?

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2009年06月16日 | 最終更新日:2009年06月16日
カテゴリー:新しい考え方 | タグ: , ,

先日触れた「kids-tennis.com」ですが、先日に続き刺激的な投稿記事が公開されましたのでちょっとご紹介。その投稿記事は、「kids-tennis.com::果し状」というもの。引用しながらちょっと私なりの感想を。

フレンチジュニアの部で頑張る関口君。18 歳以下のジュニアの大会では世界最高と言われるフレンチジュニアで勝つのは中々難しかったようですが、頑張ってほしいね。

さて昨日の続きですが彼らの様に年代日本のトップになってこんな歳になってくるとほんと難しい。インターハイなんか出てる場合じゃあ無いしね。

如何でしょうね!?明らかに「インターハイに出場していては、世界で戦えませんよ」って指摘していますよね!?私の解釈が間違っていれば良いのですが・・・きっと当たっている!?更に、この記事、以下のようにも表現している・・・

企業も有名選手が新しいポルシェを買う為に高額な契約金を払い、まるで若手を育成しようとするプロジェクトは無い。ついでにうちもスポンサーはさっぱりつかない。なんとかどうぞよろしくね。

実は、多くのテニスの専門家、特に日本の場合でしょうけど、上記のようなコメントは良く聞きますね、残念ながら!つまり、「インターハイなんかに出ていたら世界を目指せない」、「企業が若手を育成しようとしたプロジェクトが無い」、「テニスにはスポンサーがつかない」・・・

まっ、私のような企業人に言わせると「テニス界の連中は本当に身勝手だな」とあえて言わざるおえませんね。今まで、ちょっと控え目に主張してきましたが、はっきり言ってしまえば、テニス界はもっと日本に根付かないと、将来は全く相手にされなくなりますよ。どんなに、スポンサー候補の企業に、「誰々は、こんなに世界で活躍しているのですから・・・」と主張したところで、「日本での実績は!?」と問い返され、解答が無ければまったく意味がありませんから。ごく一部のグローバルカンパニーと呼ばれる企業がスポンサーになったところで、テニスが盛り上がるわけではないのです。

日本の場合、この世界不況下でも元気な中小企業がたくさんあるわけです。そうした企業は、「これから世界を狙いたい」と考えている!だから、テニスのようなスポーツにおいて、スポンサーになることは、とっても魅力的なはずなのですが、残念ながら、テニス界は日本市場を真剣に考えていない、としか言いようがない・・・それが、上記のような言葉になってしまうんでしょうね。

伊達公子選手・・・インターハイに出場し、きっちりシングルス、ダブルス、団体の3冠を達成。高校卒業後プロ転向。そして、世界で活躍。テニスにだってこうした進路が可能なはずなんですよ。伊達選手は、こうした日本市場での活躍があって、世界で活躍しているからスポンサーがつく。残念ながら、日本のスポーツ界は、結局のところ企業に頼るしか現状は無いのですから、もっと現状を知って欲しいと思いますが。

プロフェッショナルの世界は、どこの世界でも結局は収益性が確保されなければ意味がない。スポンサーとして投資するからには、その見返りとして何があるのか、ということを常に考える・・・しかし、それだけではないんです。単なる宣伝費としてのカウントではなく、プロのスポンサーになることによって、その企業のイメージ効果、スポーツ界への貢献度といった市場評価も気にしていますから。

インターハイなんて出ている場合じゃない、日本で試合をやっている暇はない、だけどスポンサーになって下さい、っていうのはあまりにもむしが良過ぎませんかね!?

先日、ある中堅企業の常務取締役の方とお話しする機会があって、「御社は、Jリーグのスポンサーになっていますよね。戦績はパッとしないようですけど・・・」と問い掛けると、以下のような解答がありました。

「良いんです。地元で良い試合をやってくれれば。それで子供達が夢を持って、将来我々の会社の門を叩いてくれれば、それだけで投資効果があったといえますから」

売上で350億円程度の会社・・・世界進出は、まさにこれからといった計画をしている元気な会社ですが・・・子供が門を叩いてくれれば良い、という言葉。私は素晴らしいと思うのですが・・・こうした日本の中堅企業はいくらでもある!でも、日本のテニス界は、きっと見落としているんでしょうね。

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人々を惹きつける試合に共通する「3 つの要素」

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2009年04月07日 | 最終更新日:2009年04月07日
カテゴリー:異業種から学ぶ | タグ: ,

私が幼少の時(と言っても物心が付いてからですが・・・)テレビでは、頻繁にテニスの試合の放映をやっていたように記憶しています。まっ、アニメで「エースを狙え」が人気だった影響もあるのでしょうけど。私個人は、バスケットボールに夢中でしたが、「どうしてテニスの試合は番組があるのに、バスケットボールは無いのかな・・・」と友人と話していた記憶があります。クリス・エバート、マルチナ・ナブラチロワ、キング夫人・・・更には、ジミー・コナーズ、ジョン・マッケンロー、ビヨン・ボルグ・・・全くテニスには素人である多くのファンがテレビで試合を観戦していた記憶があるのですが。

最近では、グランドスラムでさえ、日本では有料のケーブルテレビに加入しないと観戦できない、といった状況ですよね。ウィンブルドンだけは、何とか NHK で観戦できるようですが・・・

本日付で「ダイヤモンド・オンライン:SPORTS セカンド・オピニオン::WBC は盛り上がったが、「絶対に見逃せない試合」が激減した日本のスポーツ界」という特集記事がウェブに公開されました。記事の内容は、WBC、開幕したプロ野球が中心ですが、一般論として日本のスポーツを扱っていますので、テニスにも当てはまるのでしょう。

記事には、「絶対に見逃せない試合に共通する 3 要素」が説明されています。ちょっとリストしておくと・・・

  1. 「スーパースター」の存在
  2. 自国、つまり「日本の選手」が世界を相手に戦い、勝った時
  3. ライバルが対決したり、因縁が絡んでいたり、記録がかかっているといった人々の関心を引く「条件」が揃った試合

賛否両論だと思いますが、今のゴルフ界を考えてみると、3 つの要素は、テニス界も真剣に考える必要があるかもしれませんね。つい数年前までは、日本ゴルフも以前のような勢いが無くて、四苦八苦していました・・・

そこへ、宮里藍選手、横峯さくら選手といった若い選手が頭角を現し、当時 7 年連続の賞金女王、不動裕理選手に挑むという状況で一気に人気を盛り返しました。男子ゴルフも、17 歳の石川遼選手の活躍で、一気に人気に火がつきましたね。卓球は、御存知の福原愛選手の活躍。卓球の人気はウナギ登り・・・なんと、プロではないけど、オグシオ人気でバトミントンも最近の人気はこれまでにないほど、ということです。

一方、テニスに目を転ずると・・・伊達公子選手の復活、錦織圭選手の活躍と最近では話題性が増えてきましたが、それでもまだまだゴルフや卓球、更にはバトミントンといったスポーツほどには人気は無いですよね・・・期待の伊達選手は、年齢的にいつまでできるのかが不透明、期待の錦織選手は最近は故障続き。

エナン選手の引退は、衝撃的でした・・・日本人と同じような背格好で、パワーテニスではなく、いわゆる技巧派のテニスであるエナン選手が、次々とパワーテニスを粉砕していく・・・そんな時代になりつつあるような気配があっただけに。

以前のようなテニスの時代が必ずやってくる!そう信じているのですが、いったいいつ!?テニス関係者は、真剣に考える時期がとっくの昔に来ているんですが。何とも変化が無い・・・と感じているのは私だけではないと思うのですが。

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経済学的思考のセンスでテニスの構造改革!?

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カテゴリー:テニス改造論 | タグ: ,

経済学的思考のセンス経済学的思考のセンスサポート「100 年に 1 度の世界恐慌」だとか「史上最大の大不況」とか、サブプライムローンを発端に世界は大変なことになっていますよ。既に、多くのウェブサイトやブログでも話題になっていますが、その影響で、企業スポーツとしての特色が色濃い日本のスポーツは、大打撃を負っています・・・最近では、日産自動車の野球部、卓球部、陸上部が無期限休部!名門の部活が休部に追い込まれるという、それこそスポーツ界の危機が。

テニスも例外ではなく、スポンサーがいまだに決まらず、大会の規模を縮小したり、開催されるかどうかが危ぶまれている大会もあるといった噂もちらほらと飛び交っているようです。

そんな事をよそに、仕事柄、この経済状況に関して、ちょっとは話ができないと困ってしまうので、それなりに勉強はしていますが、それよりも「経済学」をちょっと語れないと困ってしまう・・・何てことを考えて、以前から仕事仲間から「経済学を学ぶ前に読んだ方が良い」と推奨されていた新書、大竹文雄著「経済学的思考のセンス」(中公新書:2005年12月)大竹文雄サポートを読了しましたが、これが何とも面白い!

プロ野球への提案やゴルフの人気がなぜあるかなどを「経済学的思考」で解説しています。決して、難しい数式や計算をしているわけではなく、理解し易い文章で、本当にまじめに解説しているので、私にとってはかなり説得力あります。また、プロ野球に関する「まじめな」、そして「経済学的な」視点での構造改革への提言は、大学の経済学の専門家が論文として提言した経緯があるということで、それこそビックリ!?するような内容です。

こりゃ、テニス界にも応用できるぞ!

それは、プロ野球機構を株式会社化する、という提案です!詳細は、別の投稿記事にしますが、これはテニスでも応用できる・・・つまり、現在の日本テニス協会を株式会社にする!これね、結構説得力がありますよ。

この新書・・・テニスの構造改革のためのヒント満載です。(経済学を勉強する初めの一歩としては最良かも・・・テニス界の構造改革なんていう妄想にふける必要ない方でも面白いと思いますが・・・)

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Project 45 は、日本では成立しなかったのか!?

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2009年01月10日 | 最終更新日:2009年01月10日
カテゴリー:テニス改造論 | タグ: , ,

本投稿記事を書こうか書くまいか・・・迷いに迷って、結局は公開することにしました。あくまでも、私個人の独断と偏見での内容ですので、気分を害される方々も多いかもしれませんが、そこは大きな心で、素通りして下さいませ。

早速ですが、錦織圭選手が始動しましたね。2009 年、どこまでランキングを上げてくるのか、テニスファンならずとも、その動向に注目が集まっています。現在、世界ランキング 61 位でしょうか!?楽しみですね。

昨年、「Project 45」なるものが公開されました。アメリカは、「IMG ボロテリ・テニス・アカデミー」における錦織圭選手に対する強化プロジェクト。原文は、「ATPWorldTour.com::Project 45 No Longer A Secret」として公開されています。また、ちょっと翻訳が雑ではありますが、日本語でも「@nifty:Sports@nifty::テニス特集:錦織圭「プロジェット45」の翻訳」として公開されています。本投稿記事は、理解し易いように、翻訳の内容をベースに所感を記述していきましょう。

まずは、錦織選手の可能性に関して・・・

圭は、元プロ選手である松岡修造が主催する合宿に参加し、大好きなロジャー・フェデラーのようなショットをあっという間に真似て見せた。日本テニス協会は錦織に目を付け、ソニーの盛田正明氏の援助で彼にボロテリー・アカデミーの門を叩かせた。

もうこの段階で、私としては大きな疑問があるわけです。上記をちょっとだけ加筆すると、上記の文中、「松岡修造氏が主催する」といっているのは、「修造チャレンジ」ですね。最近では、テレビ放映もされていて、既に、一般の方々にも良く知られるようになってきました。いわゆるトップレベルの日本のジュニア選手を集結させての強化合宿です。さらに「ソニーの盛田正明氏の援護」とは、日本テニス協会が実施している「盛田ファンド」のことですね。より優れた日本のジュニア選手の中でも、その才能が「際立っている」日本のジュニアに与えられるファンドです。

上記から、実は錦織圭選手の才能というのは、既に松岡修造氏も、日本テニス協会も見抜いていたわけです。多分、「将来のテニス界をしょってたってくれるだろう」といった可能性を既に錦織圭選手が 10 歳になる以前から、「日本のテニス界」は感じ取っていたわけです。錦織圭選手が 12 歳の時にアメリカへ行っているのですから、そうした私の理解は間違っていないはずです。

そんな可能性のあるジュニア選手をなぜ日本のテニス界は、アメリカへ輸出してしまったのでしょうか!?「日本で育成しよう」となぜ決意できなかったのか!?私は、以前の投稿記事でも公開していますが、「日本テニス界が、世界で戦う日本の選手を育成することを放棄している」としか考えられなくなってしまうわけです。修造チャレンジも、盛田ファンドも素晴らしい制度という感触はあるのですが、やはり個人的には、現状において、とても中途半端で日本テニス界の衰退を感じざるをえない、というのが正直な気持ちなわけです。

上記のような感想は、「Project 45」を読了しても消えることはありませんでした。ちょっと、その部分を回想しておきましょう。

アカデミーのコーチは最初、圭の心を開かせるのはとても大変だと感じた。自信がなくて控えめで、我々への反応も薄かったけど、彼がストレート・フォア技術の練習(?)が気に入ってるようだと気付いたんだ。最初の数年はみっちり予定を入れて、圭のサービスやトスの動きに取り掛かった。基礎を磨くためにアメフトのボールや野球のボールを何球も投げるように言ったんだ。

上記に関してが、初期段階での「Project 45」です。ちょっと誤解されないように記述しておくと、「彼がストレート・フォア技術の練習(?)が気に入ってるようだ」との翻訳は、「?マーク」は付してあるので、英文を確認してみると、「コーチから直接指導を受けるのが好き」との訳の方が自然ですね!担当コーチが、みっちりとスケジュールを組んで、直接基礎的な練習を実施した、ということです。如何ですか?そんなこと、日本でもできますよね!?サービスは初心者、ボレーはへたくそ、と当時の錦織選手を評していますから、何も特別なことを実施したわけではないのです。

「自信がなくて控えめで、我々への反応も薄かった」錦織選手は、ごくごく一般的な 10 代前半の日本人の子供です。お父様はエンジニア、お母様はピアノ教師ということですが、日本のどこにでもある一般家庭のように私には映ります。そんな日本人の子供に「担当コーチ」が直接教える、何て光景は日本のテニスコートでだっていくらでも見ることができるわけです。

錦織選手が、更に一般的な日本人と確認できる内容も記述されています。

大人しくて礼儀正しい日本社会で育った錦織は、ジュニア選手たちがポイントごとに声を上げたり叫んだりするのを見て、自分には厳しいと感じた。「2年目にフロリダ中を旅してますます家が恋しくなった。」錦織はそう認める。

こんなんこと・・・当たり前ですね!10 代の若者が、平気でいられるはずがないわけで。通常のジュニア選手よりも、錦織選手は、それこそ「日本人らしい」子供だったのではないでしょうか。最近では、外国人を相手に「Come On」と対戦相手を挑発するような日本人ジュニアも多くみられますから。

更に・・・

ハラミロはその後、錦織のキャリアに関係する14名のチームを結集した。彼は言う。「ニック・ボロテリーはストローク担当、レッド・エイムは日々の練習、グレン・ワイナーはトラベリングコーチ、シビル・エイムはヨガ、ドクター・アンガス・マグフォードはメンタル・コンディショニング、スティーブ・シェンバウムはメディア・トレーニング、サリー・パーソネージは栄養管理、ケビン・マードックはフィジカルセラピー、フォン・リンドックとベン・クランデルはエージェント、中島聡碩(さとひろ)は家族との連絡係、ファン・エレラはバイオメカニクス、中村豊はフィジカル・コンディショニング。」

これもそんなに珍しいことではないのでは!?ストロークとサーブは違うコーチ、なんていうプロ選手は、日本にも存在していますよね!?経済的な問題やシステムの違いこそあれ、日本のテニス界が、上記のような複数コーチが担当するといったシステムを知らないはずがないのです。競技こそ違っていますが、マラソンの高橋尚子選手が「チーム Q」を結成して、オリンピックを目指したのは有名ですが、既にほかの日本の競技では実践しているような内容です。これも、特別なことではありません・・・

上記のように、アメリカで錦織選手が実践してきた内容に、「アメリカでしかできない」といった特別なものがあるとは到底思えない!いわば、アメリカテニス界における「強化」に対する姿勢が、日本のものとは比べ物にならないほど「上」だった、と言う他はない、と感じます。当然、文中にはない設備の問題もあるでしょうけど、360 度から観察できるビデオ撮影システムって・・・日本企業の提案ですよ、これって。

水泳の北島康介選手、マラソンの高橋尚子選手や野口みずき選手、更にはフェンシングの太田雄貴選手・・・個人競技における日本の活躍は、少しづつではありますが、その可能性が見えてきた!日本のテニス界も錦織選手をみている限り、「可能性の発見」ということでは、世界に劣っているとは言えません。また、ジュニア選手を観戦していると、世界で十分に戦える可能性のある選手はいくらでも存在している・・・

ただ、そうした可能性のある選手を日本で育成していこうと考える監督、コーチ、そして親が少な過ぎる・・・そして、肝心の「育成するためのプログラムやシステム」が欠落している!そう考えてしまうのは、私だけなのでしょうか!?

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テニスコーチに読んで欲しい新書!平井伯昌氏の見抜く力

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カテゴリー:異業種から学ぶ | タグ: ,

平井伯昌平井伯昌サポート年末の忙しさは、尋常ではなく、クライアントから他のクライアントへの移動距離がとにかく長い!昨日も結局は、4 時間以上も移動・・・文庫や新書を数冊読了してしまう時間でした・・・

そして、昨日の移動時間内に読了した中に、平井伯昌[1]著「見抜く力」(幻冬舎新書:2008年11月)平井伯昌サポートがあります。最初はちょっとした「何といってもあの北島康介選手を育て上げたコーチの著者」といった興味本位で、何となく購入しましたが、どんどん内容に惹かれていきました・・・単なるコーチ論ではなく、スポーツクラブに関する運営にも役立つようなヒントが隠されている!

バスケットボールやバレーボール、野球にサッカー・・・そうしたチーム競技の監督が書いた書籍は多いのですが、個人競技に携わるコーチの書籍としては異色ではないでしょうか。水泳のように個人競技のコーチ、しかも東京スウィミングクラブというスポーツクラブに所属するコーチが書いた書籍ということも手伝って、あらゆるテニスコーチにとって、メッセージがあると信じます!

水泳という競技は、チームスポーツではないが、一緒にトレーニングしている仲間をはじめ、コーチやトレーナーがどんな人間なのか、お互いに認めあったり努力しあったりする関係が大切である。そこでいい関係を保っていける選手のほうが、強くなれるし、伸びる芽があるのだ。一人だけで伸びていける選手なんか、どこにもいない。(中略)伸びる選手とは、周りが伸ばそうとしてくれる選手でもある。(p.71 – 72)

上記の前文として、「自分のことばかりはなす選手は伸びない」と断言していて、上記の文章が続きます。どうでしょう?我々テニス関係の人間に最も不足しているところをえぐられているような気がしませんか?こうしたドキッとするような記述が満載です。

(北島康介選手に)変に注目を浴びてほしくなかった。チヤホヤする外野が増えると、かえって面倒なことになる。そこで、試合前の練習を厳しくした。(中略)いつもより負担をかけて疲れさせる作戦を実行した。調子をわざと落とさせたおかげで、試合では中学記録にも及ばず負けてしまった。(中略)正直に言えば、「負けてよかった」と思う。ストレートにオリンピックをめざさなければいけない時期だった。中学記録程度で浮かれている暇はなかった。四年間弱という短期間でオリンピックを担う選手をつくることが先決で、寄り道している場合ではなかったのだ。(p.74 -75)

これ・・・凄い!直近の大会での勝利を一喜一憂するどころか、きちっと将来を見つめ、その目標達成のために何が必要なのかを明確に持っている!中学生の時から、オリンピックという大舞台での泳ぎを目指して、何が必要で、何が邪魔であるかを見据えて戦っている・・・いったい日本のテニスコーチで、どれ位のコーチが「この選手をどうやってグランドスラムで優勝させようか」と真剣に考えているのでしょうか!?考えているとしたら、「勝つためには何が必要か」と計画しているのでしょうか・・・

平井氏は、若い時に、海外の選手の活躍や海外における先進の練習方法を目の当たりにして、「日本からでは勝てない」と打ちのめされる時期があったそうです。しかし、「日本人としてのプライド」をもって、そうした海外の方法を日本に持ち帰り、日本人流にアレンジして日本人選手に応用する・・・これこそ、我ら日本人のやり方である、と最終章で語っています。もうこうなると、単なるコーチ論ではなく、テニス業界そのものを見直せ、と言われているような感覚です。

そして「おわりに」として、以下のような記述があります。

最近になって、コーチにしてもいわゆる「サラリーマン化」しているように思えてならない。水泳にのめりこんで楽しんでいるのではなく、あくまでもコーチを「仕事」の一環として割り切り、黙々とノルマをこなしているように見える。(中略)本当それでいいのだろうか?(p.169 – 170)

どうもサラリーマンを「悪」と仮定しているような表現にはちょっと批判的な私ですが、それでも上記の記述には説得力があります。黙々とノルマをこなす・・・そんなコーチに決して魅力は感じませんから!

本書は、本当に今の日本のテニス界をひっくり返すためのヒントが満載です。また、スポーツクラブを支えるべき「親」が、コーチにどういう風に映っているのかも記述されています。

テニスにも、こうした気流がふくことを心から願っています。

注:1
平井伯昌(ヒライノリマサ)
1963 年、東京都生まれ。82 年、早稲田大学社会科学部へ入学。在学中に選手からマネージャーへ転向。卒業後、東京スイミングセンターに入社。96 年から北島康介選手の指導に当たる。2004 年、アテネオリンピックで北島選手に金メダルをもたらし、「金メダリストを育てる」という自身の夢をも叶える。08年、北京オリンピックの水泳日本代表コーチに就任。北島選手にオリンピック二大会連続の二種目金メダルを、中村礼子選手に二大会連続の銅メダルをもたらす。現在、東京スイミングセンターコーチの他、日本水泳連盟・競泳委員。一二年のロンドンオリンピックに向け、競泳日本代表のヘッドコーチに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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世界チャンピオンでも「心の弱さ」を持っている!

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カテゴリー:心理学をベースに | タグ: ,

「心」の問題は、本ブログの大きなテーマです。連戦連勝を飾っている選手にとってはあまり意識しない「心」をどうやって強くしていくのか・・・余りにも大きなテーマですが、それを克服しなければ、上位を狙うことはできない、と信じています。

2008 年 12 月 23 日。世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ 12 回戦が行われ、最近ではとっても有名になった日本国内最年長チャンピオンの内藤大助選手が見事に勝利して、世界王座を防衛しましたね。

その防衛戦のニュース、「Yahoo!ニュース::王者・内藤 苦戦の原因は練習しすぎだった」という記事に以下のような記述を発見しました・・・

野木丈司トレーナーが「休養を命じた日に練習していたことを後で知った」と明かすように、苦戦の一因はオーバーワークだった。不安から練習しすぎたり、戦前の予想で「有利」と言われると慎重になってしまう「心の弱さ」を克服するのが、今回のテーマだったが、見事にクリア

世界チャンピオンでさえ「心の弱さ」がある!ちょっとほっとしますよね。ボクシングというまったく異なる世界ではありますが、世界の頂点に君臨するチャンピオンでさえ、「心の弱さ」が原因で、オーバーワークや慎重になってしまう・・・

こうしたことを自覚して、自分の「心に弱さ」と向き合って、真剣に克服して欲しいと願っているのですが・・・2008 年、冬の陣が始まります。どういった結果になろうとも、覚悟して試合に臨んで欲しいところですが。

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