伊達公子選手が言う「リズム」とか「流れ」って何だろう!?
公開日:2008年11月13日 | 最終更新日:2008年11月29日
カテゴリー:テニスの技術 | Tags: リズム, 伊達公子, 戦略, 流れ |
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「ニッケ全日本テニス選手権 83rd」の準々決勝を、奈良くるみ選手に勝ってのブログが公開されました。「とにかく今日のプレーは自分なりにはあまりよくなかったけどそんな中でも勝ち切れてよかった・・・」と記述しています。そっか・・・調子は良くなかったんだ!
さて、そのブログに以下のような記述がありました。
ファーストセット終盤当たりからやっとボールと体のリズムが合い始めたのか動けるようになったかな。
伊達選手のブログやウェブページを熟読すると、いくつかのキーワードが浮かび上がってきます。一つは、上記で言っているような「リズム」ということ。そしてもう一つが「流れ」ということ。ライジンや戦略や戦術といったことが多くのウェブページで取り上げられているようですが、そんな事よりも、どうやら最も大切にしていることは、「リズム」と「流れ」なのかな、と思うようになってきました。
私なりの解釈は・・・
ストローカーがボレーやドライブボレーといった展開を試合中に多用する時、これは例え試合を有利に展開していたとしても、これは本来の「リズム」で戦ってはいない。また、試合中に「ここぞ」という時に、自分の得意とするプレーで気分よくリードを広げるといったことが「流れ」なのかな、と考えていますが、伊達選手の言っている 2 つのキーワードも同じだろうか・・・
とっても気になる今日この頃です。

2008年11月14日(1:42 PM)
昨日伊達さんと奈良さんの試合見てきました。
伊達さんの書いていることはとても納得できる内容でした。5分間のアップを見たときから、調子がよくないのはわかるくらいでした。(私は伊達さんのテニスを生で見るのは初めてです・・・)
1stの序盤から中盤にかけてはほとんどラリーがなく、伊達さんはリターンミス、ダブルフォルトが多く内容としてはいまひとつ。。。ただ、伊達さんが1stやり続けたのは、奈良さんのサービスゲームの1stポイントでのアタック(1stポイントは1stサービスが入ってもアタックしていました。)と2ndサーブに対してのアタックです。ミスが出たとしてもこれだけは必ずチャレンジしていたように思います。
中盤以降、奈良さんのストロークが深くコントロールされ始め、それまでと比べて伊達さんはコートの後でプレーさせられることが多くなりました。4-5のゲームでも伊達さんにしてはディフェンシブなプレーを強いられることが多かったです。それでも奈良さんのセカンドサーブに対してはプレッシャーをかけ続け、攻められる場面ではとにかく拾い続け、最終的に流をものにしたと思います。
さて、ここで私が思う「リズム」や「流れ」についてです。
リズムに関してはどんな選手も持っており、練習や試合のたびに良し悪しを感じるものだと思います。簡単に言うと「調子」や相手との合性だと思います。疲れや緊張などで自分の体のキレが悪ければ当然リズムも悪くなりますし、相手が上手ければ当然自分のリズムでプレーさせてはもらえないでしょう。
このリズムをよくするための方法は2つあると思います。一つはリズムをよくするために色んなことを試す。テクニック的なこと、例えばスピンを増やす、スライスを混ぜるなど・・・もう一つは自分の得意パターンを徹底的に当てはめる。伊達さんの1stセットの序盤からのアタックはこの後者のやり方になると思います。
自分にあったリズムの取り戻し方を習得するべきだと思いますし、そのときのベストの方法を選択できるようになるべきだと思います。
もう一つ、「流れ」ですが、これは非常に難しい・・・これは「運」も絡んでいると思っているからです。実際、昨日の試合ではコートボールは全て(100%です)奈良さんに有利になっていました。(結果的には伊達さんが勝ちましたが・・・・)
「流れ」は調子、戦術、メンタル、運などが全て絡みあって成り立っていると思います。さらに、相手がいるスポーツですから、自分の・・・だけではなく、相手の調子、戦術、メンタル、運との組合せだと思っています。全ての可能性を数学的に考えるとすごいことになってしまいます・・・・・。
なかなか理屈で説明するのは難しいです。
これは私達外で見ている人間は簡単に言いますが、「流れ」をものにするのはそんなに簡単なことではありません。プレー中の選手が試合中に「流れ」なんていうものを頭で考えながらプレーしても決して流れはこないと思います。
ただ、「流れ」が「自分にある」のか、「相手にある」のか、「どちらにもない」のか感じているはずです。
自分にあるときはいつも成功率が高くないショットが成功したり、当たり前のことが当たり前に出来る。
相手にあるときは相手が予測できないショットを信じられないタイミングで打ってくる。や、当たり前のことをやっているとなぜかポイントが取れない、など・・・。
どちらにもないときは、ジュニアの場合はお互いにミスが多くてゲームが拮抗していることが多いです。もちろんどちらも素晴らしいプレーをしている場合もありますが・・・。選手からすると、全く緊張感がないと感じるか、逆に拮抗している為にものすごい緊張感がある場合があると思います。
これらの感覚から、プレーしている本人は「流れ」を感じるものだと思っています。「いけそうだ!!!」や「まずいな・・・」などの感覚は実際に試合の流れとマッチしていると思います。その感覚がとても重要です。
そういう感性がある選手と話をすると、こちらが見ている「流れ」を選手も感じ取っており、何かをする「きっかけ」やその方法が見ているものとマッチする場合が多いです。
ただ、大切なことは1回の成功や失敗で一喜一憂しないことです。これをやってしまうと何かを徹底することも、開き直ることも出来なくなってしまいます。
感覚を磨くことがすごく重要なことだと思います。さらに、決断力などを中心としたメンタリティ・・・・最後に「運」。。。
どうやっても勝てなかった日というのもあると思います。
よく外国の選手のスピーチに「今日は○○の日だった。」といったコメントがあるのはこのことをよくわかっているのだと思います。
これが私の思っているリズム、流れです。。。
まとまらない文章ですが・・・・
2008年11月14日(8:17 PM)
toyoさん
素晴らしいアドバイスを有難うございました。これ、投稿記事として頂きますが、宜しいですよね!?