伊達公子選手から学ぶ!「東レ パン・パシフィック 2008」を終えて

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年09月22日 | 最終更新日:2008年09月22日
カテゴリー:テニスの技術 | タグ: , ,

現役復帰した 37 歳の伊達公子選手ですが、既にその活躍は、私が記述するまでもありませんね。ITF Woman’s Circuit での戦績が評価されて出場した「東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメント 2008」は、予選 3 試合を戦って、手応えを感じているようです。

さて、そんな伊達選手が、「東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメント 2008」の予選での戦いが終わって、インタビューに答えていて、その内容が掲載されています。既にご存じの方が多いと思いますが、いろいろと学ぶべきことが多く、是非とも我が娘に知っておいて欲しいという内容が目白押し。投稿記事というより、娘へのメッセージとして、伊達選手のコメントと私なりのポイントを記述しておきたいと思います。

まずは、予選 1 回戦、田中真梨選手と 36、76(3)、61 と勝利した後のインタビューから。

(中略)東レ PPO テニスというとてもレベルの高い選手達が出場する大会の中で、自分がやらなければいけないことを考え、速い展開の練習をしてきましたが、それがかみ合っていないのが現状です。序盤はミスが多くなりました。第 1 セットは追い上げたものの落とし、第 2 セットも耐えるしかなく、技術的には良くない中でも、気持ちは決して諦めずに勝ちに執着して戦った姿勢が、勝敗の分かれ目になったと思います。田中選手はワイドに打つサービスも良く、ストロークもスライス系で深さがあります。ただ、試合の組み立てがセキショウオープンで対戦した時と同じでした。もっと経験を積んで、勝つチャンスをつかむパターンを増やしていけば、彼女のショットが生きてくると思います。

プロの世界では、当然でしょうけど同じ対戦相手に対して同じ戦略では勝てない!レベルが高くなれば高くなるほど、一度目の戦略は通用しなくなるのでしょう。対戦相手のテニスを熟知すること、そして、二度と同じ戦略で攻めることがないような工夫が必要でしょう。

続いて、予選 2 回戦、ケーシー・デラクア選手と 36、63、36 と勝利して。

(中略)WTA ツアーと、ITF 大会との大きな違いは、ボールスピードや展開の速さ、ゲームの流れの中の落とせないポイントをどんな展開でも抑えてくることなどです。また、試合の後半でもプレーの質があまり落ちません。ラリーのしぶとさもありますし、たとえ自分が振り遅れた時でも相手をねじ伏せるボールを打つことができます。とにかくポイントを取る、勝ちきることができる差はそこにあると思います。第1 セットは落としてしまいましたが、今後練習や試合の機会が増えるほど順応していけるという手ごたえがありました。

ITF Woman’s Circuit と WTA Tour との相違が明確に示されています。「落とせないポイント」をしっかり把握して、そのポイントを何としても抑えること・・・そうした他からでは理解できないような「流れ」がより重要になることが高いレベルで要求される。こうした内容は、現役の選手でなくては発言することができませんね。

そして、予選決勝でアレクサンドラ・ウォズニアク選手と 16、16 で敗戦となって。

3 試合を振り返ってみると、サービスが良くありませんでした。(中略) 今日はスピードを落としてコントロールを重視したので、昨日よりはファーストサービスが入ったと思いますが、試合の中では噛み合わないところもありました。昨日のように、試合の中で流れを変えるタイミングを探したのですが、大事なところでポイントが取れず、ゲームを取ることにつながりませんでした。(中略) ワイルドカードでシングルス予選に出場しましたが、ダブルスは本戦のワイルドカードをいただいています。(中略) (ダブルスは) 自身のレベルを上げるための練習になりますし、楽しみながら次のシングルスに生かせるようなプレーができるよう、ベストを尽くしたいと思います。

シングルスとダブルスが全く別物としてではなく、ダブルスをシングルスのきっかけにしようとするところは流石ですね。調子が悪い時に、「調整」をどうやって実践したかが記述されています。私が常に言っているように、調子が悪い時に、それを「修正」するのではなく、「変化」させることによって、勝利を狙う。我が娘には、肝に命じて欲しい内容です。

たったこれだけのことですが、記憶していて無駄な内容は全くありません。流石は、プロフェッショナルの発言ですから、是非とも繰り返し読んで欲しいな、と感じているインタビュー内容です。

No Comments »

「AIG オープン」を前に気になる中村藍子選手のランキング

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年09月22日 | 最終更新日:2008年09月24日
カテゴリー:ランキング | タグ: ,

「東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメント 2008」は、ディナラ・サフィナ選手が、初出場で初優勝を飾りました。本戦出場の杉山愛選手は 1 回戦で、森田あゆみ選手は 2 回戦で敗退・・・そして、中村藍子選手は、シード選手に 1 回戦で敗退と日本勢はとっても残念な結果でした。WTA Tier I というレベルですから、勝ち上がっていくのは至難の業だとは思いますが、それでも伊達公子選手が以前優勝している日本の大会ですから、もうちょっと何とかならなかったかな、と思っているのは私だけでしょうか!?

それにしても、中村藍子選手はどうしたのでしょう!?スランプ!?伊達公子選手に、「カンガルーカップ」で敗戦を喫してからというもの、調子が全く上がっていないようですね。その後、敗戦続きです。カンガルーカップで敗戦となって、いろいろとバッシングを浴びていましたから、そうした背景もあるとは思いますが。

およそ 2 ヵ月前、「非常事態!?日本女子テニスは、強豪国から転落」という投稿記事を公開し、WTA ランカーで日本人のトップ 10 をリストしましたが、その時と比べてのランキングを下記に示してみました。

WTA Ranking (Players registered as Japan)
No. 09月22日 07月21日 Player
1 28 (33) SUGIYAMA, AI
2 134 (133) MORITA, AYUMI
3 154 (173) FUJIWARA, RIKA
4 167 (107) NAKAMURA, AIKO
5 191 (245) YONEMURA, TOMOKO
6 197 (210) IIJIMA, KUMIKO
7 204 (136) MORIGAMI, AKIKO
8 230 (385) DATE KRUMM, KIMIKO
9 232 (222) NAMIGATA, JUNRI
10 251 (233) YONEMURA, AKIKO
個人的に注目選手
22 482 (585) MIYAMURA, MIKI
36 766 (861) YAMASOTO, AKI

2008 年初めには、杉山選手、中村選手、森上選手が 100 位以内にランクインしていたのに、今や杉山選手一人が気を吐いているだけ、といった感じですね。以前の強豪日本女子を何とか復活させてほしいのですが・・・

今月末から始まる「AIG オープン 2008」ですが、中村藍子選手と伊達公子選手はワイルドカードで出場。杉山愛選手は、本戦ストレートインが決まっているようですね。何とか上位に食い込んで欲しいのですが。特に、中村藍子選手の復活を蔭ながら祈っています。

No Comments »

日本テニス界は、もっと危機感を感じて欲しい!?

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年09月20日 | 最終更新日:2008年09月20日
カテゴリー:新しい考え方 | タグ: , ,

「濱浦貴光公式ブログ::クルム伊達選手」という投稿記事が公開されました。やっぱり凄いですね。現役日本人コーチ(拠点はドイツ)が以下のような一節を公開しています。

伊達選手の復帰以降の活躍を現場の関係者(特にコーチ)は、どのように捉えているのでしょうか?復帰の際の伊達選手のコメント「若い選手に刺激を与える」から「選手はなにやってるの?」的な報道が多かったと思いますが、これって、「選手を育成するコーチは 10 年間何やってたの?」とも、捉えられると思います。捉えなきゃいけないんじゃないかと思います。

現役のテニス関係者でこうした指摘を公開されたのは、私が知る限り 2 人目なのですが、残念ながらもう一方は公開した投稿記事をその後「不適切な表現があった」という理由で削除されてしまいました。

しかし、投稿記事は衝撃的な内容だったし、素晴らしいものでしたから、再度ここに公開しておきたいと思います。ただし、表現は多少変更することと、投稿記事を公開したとの時間をそのままにして掲載しましたので、現在の内容とは多少の時差がありますことをご了承下さい。

【Zero Cool が運営する別ブログで、以前公開した投稿記事】
私個人としては、伊達選手の素晴らしいショットバリエーション、それを生かすためのメンタルタフネス、更には、ファンを大切にするプロ魂、と単純にこれまでの経過や試合結果だけを振り返ってもその凄さ、素晴らしさは、特筆すべき内容である、と感じています。

さて、そうした伊達選手の活躍、いったいどのように周囲は反応すべきなのでしょうか。単純に「すご~い!」とか「素晴らしい~」といった感想だけでは済まないのでは、と感じているわけです。

そんな中、とても興味深い投稿記事を見つけました。それは、「小浦氏が語る、伊達快進撃の「現実の裏の真実」」というもの。(残念ながら、この投稿記事は既に削除されています)

「現 JTA 強化本部本部部長にして、伊達公子を中学生時代から指導してきた小浦武志氏が、伊達公子が復帰を決意し、今に至るまでの経緯」ということで、小浦氏の話が紹介されていて、私にはかなり衝撃的な内容を含んでいます。ちょっと引用しながら、私なりの感想を記述していきたいと思います。

昨日(カンガルーカップ 2008)の中村、その前に藤原が負けたということもあり、随所で、「日本テニスはどうなってるんや」という話が聞かれます。ただ(伊達は) 3 週連続で(大会に)出るので、体力的なことも懸念されますが、来週また同じことが起きるかと言ったら、かなりのチェックが伊達に入りますので、それは難しいと思います。なので、来週の福岡の戦いは、伊達がそんなに簡単に勝てるとは思っていません。

上記で話が出ている「中村」や「藤原」と表現されているのは、日本を代表する女子プロテニスプレーヤ。そうした日本のトッププロは、最初の大会だから伊達選手を「甘く見ていた!」ということでしょうか。即ち、伊達選手が、大会前に「若い人達に刺激を・・・今の日本では杉山愛ちゃんが頑張っているようですけど・・・」と表現した意味に気が付かなかった、ということですよね。そうした表現を伊達選手に許してしまったプロとしてのプライドが足りなかった、と暗に表現しているように解釈できないでしょうか。

もし私の解釈が正しいとするなら、そうした現役女子プロの強化を担当している小浦氏の責任は計りしれません。平然と上記のような発言ができてしまう環境は、やはり外野からすれば、ちょっと「異常な世界」としか映りません。伊達選手へのアドバイスに関しては実施して、他のプロ選手へのアドバイスは実施しなかったのでしょうか!?伊達選手対策は!?

これまで彼女は現役を止めて 11 年半、キッズテニスや JICA などのセカンドキャリアでテニスに携わってきましたが、私としては、正直物足りなかった。50 歳になっても出来る仕事だと。なら、今出たいというなら、「名選手、必ずしも名コーチあらず」ということもありますから、あなたがテニス界にできることは、体を張って恩返しをすることだと。それが一番。

上記の発言も信じられません・・・11 年半も「物足りなかった」伊達選手のセカンドキャリアを放置していた・・・その間に伊達選手を慕って、そして信じてレッスンしてきたテニス選手は、上記のコメントにどう反応すればいいのでしょうか。伊達選手のコーチを受けてきました、というプレーヤ、特に若いジュニアの選手に対して、「伊達選手のセカンドキャリアとしてのテニスは物足りないから」と言い訳をするのでしょうか。あまりにも上記の発言は無責任だと思いませんか!?

全日本選手権も、ワイルドカードで出ようと思えば、出られる。でも、本人はランキングでちゃんと勝負したい、そう言っていたんです。今大会も、メインドローに出すと言われたんですが、「それは要らない」と言いました。

上記は、伊達選手の凄さではあると思うのですが、一方でワイルドカードを提供してしまう日本テニス界の最大の課題が浮き彫りになっていると感じました。「そっか、やっぱり!」と残念ながら膝を打ってしまいました。

ランキングホルダーではないのですから、例え過去の実績が素晴らしくとも、予選からの出場は当然のことなはずです。伊達選手は、ワイルドカードの提供に対しても「そんなことをしているからダメなんです」と言っていると思いませんか!?もし、そうだとすれば、そうした失態を協会は素直に受け入れ反省すべきなのだと思いますが・・・

本当に、目に見えない色んなモノが、浮き彫りになってきました。僕は、日本のテニスは間違いなく、来週から変わると思います。中村や藤原も、来週は目の色を変えてやってくるでしょう。皆さん方には、思いっきり書いて下さって結構です。「ナニやってる、日本のテニス」と書いて下さって良いです。ここで私が受けて立っていますから。

上記もちょっと・・・どうやって受けて取ってくれるのでしょうか。本気で、そして日本のあちらこちらに真剣にテニスを応援している我々のような庶民の意見を、どうやって受け取ってくれるのでしょうか。軽々しい発言としか捉えることができません。具体的にどうやってといった内容は示されていませんから・・・

伊達選手の戦績は、それこそ伊達選手が試合前に発言していた「若い人達への刺激」だけには留まらなくなりました。日本のテニスを支える各種団体(テニス協会だけではありません・・・)、現役のプロ選手、監督やコーチ、そして将来有望視される競技テニスを実践している選手、そしてテニスを応援する周囲の人達(我々のようなジュニア選手の親達を含みます)、全てが真剣に「日本のテニス」を見直す必要があります。

小浦氏の発言は、そういう意味で、あまりにも他人事のように感じてしまって、寂しい気もしますが、そうした感慨にふけっている時間がありません。これをきっかけに、真剣に「日本テニス」を考え直しませんか?

日本のサッカーが、頂点から末端までを組織化し、更には世界で通用する日本サッカーを創造するために、一致団結して成功を収めているではありませんか!日本野球が「つまらなくなった・・・」という感想もあるでしょうけど、それでも世界に通用する純日本人を世界へ排出しているではありませんか!水泳だって、柔道だって、陸上だって、日本人の活躍は、連日報道されていますよ。

テニスだって、絶対にそうした可能性があるに違いないのです!167cm のエナンが世界を獲るのですから、日本人特有の背格好で単純に不利です、といった言い訳はできません。

伊達選手、上記のような発奮を期待しての復帰劇だったと信じて・・・

6 Comments »

サブプライムローンはテニスにも影響する!??

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年09月20日 | 最終更新日:2008年12月19日
カテゴリー:戯言 | タグ: , ,

【追記:2008年9月27日】
いよいよ 29 日からは、「AIG オープン」が始まりますね!日本の AIG グループは、何とか存続できるようだし、アメリカでは、公的資金が投入されることが決まったし・・・とちょっと安心していたのですが、何とも気になる投稿記事が!それは、「ラケットにものを言わせたい!?::ロディックは来るのか?」に掲載されていて、どうやら「AIG オープン」の存続は保証されていないようですね・・・やっぱり、企業の業績に左右されてしまうのですね・・・何とか存続してして欲しいな~

【公開投稿記事】
先日、アメリカの大手証券会社(アメリカで第 4 位)である「リーマン・ブラザーズ」が、膨大な負債を抱えて倒産ということになりました。今更、私が本ブログで詳細を記述しなくとも、既に多くのブログやニュースサイトで報道していますから、詳細を知りたい方は、ウェブ検索で検索して詳細を調べてみて下さいね。

さて、この「リーマン・ブラザーズ」の倒産は、低所得者向けの住宅ローン、即ちサブプライムローンが回収できなって、多額の負債を抱えたことが原因とされていますが、この回収できない融資に対する保険を扱っていたのが、アメリカの保険会社最大手の「American International Group::AIG」でした。即ち、サブプライムローンが回収できなくなり、その回収できないことに対して AIG が補償しなければならなくなった・・・従って、AIG も多額の負債を抱えてしまった、と簡単に言ってしまえばそういうことですよね・・・

AIG・・・何とかアメリカ政府からの融資を受けることによって倒産にはならなかったのですが。それでも、多額の負債を抱え、アメリカ政府から融資を受けたことで、アメリカの管理下に置かれることになるわけです。

錦織圭選手や伊達公子選手が参戦を表明している「AIG オープン」ですが、当然、この AIG の協賛です。WTA として日本国内で開催される大会としては 2 番目に大きな大会・・・AIG が倒産の危機にあると報道された時、真っ先に「AIG オープン」の開催を確認してしまいました。

今年は、開催されるようですが、来年はどうなるんでしょう、「AIG オープン」・・・以前、創部 100 年以上もの歴史ある実業団のバスケットボール部が、企業の業績悪化で廃部に追い込まれ、多くの選手が解雇になったりした経験から、こうした経済の動きや企業の業績にはとても敏感にテニスに結び付けてしまいます。

以前、テニス関連の方々は、もう少し大会の協賛企業や大会の冠に関心を持って欲しいと主張した投稿記事を公開したことがありますが、今回もどうやらテニス界は全く無関心だった!??

AIG の背景や企業の詳細等は、少なくとも参加するような選手には理解して欲しいと願っているのですが・・・そんな事は関係ないかな・・・

No Comments »

テニスのプレースタイル:オールランドプレーヤという虚像

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年09月19日 | 最終更新日:2008年09月20日
カテゴリー:テニスの技術 | タグ: ,

「オールラウンドプレーヤ」が合言葉でした。3 年前に娘にどんなプレーヤになりたいかを質問した時の解答でした。オールラウンドプレーヤって、今更ですがどんなプレーヤーを言うのでしょうか。全くこれまで意識もせずに、勝手に以下のように考えていました。

オールラウンドプレーヤとは、ストロークは、トップスピン、フラット、そしてスライスと大きく分けて 3 つを使い分け、更にはボレーにドロップショットとありとあらゆるショットを駆使して試合を組み立てるプレーヤ・・・

ところが、こうした「ありとあらゆるショットを駆使する」ということが、ここ一番でのショットに迷いが生じ、重要な試合での戦い方にも迷いが生じていた・・・ちょっと試合の展開が苦しくなると、試合のやり方そのものをすり替えてしまう。そんな連続でした。練習内容も、それこそ沢山のショットの種類を練習はするものの、いま一つ決め手がなく、どのショットも中途半端だったような気します。

テニスには、いったいどれほどのプレースタイルがあるのでしょうか?「goo スポーツ:NumberWeb::ナダルの全仏 V に見る、テニススタイルの趨勢」という記事にそのヒントがありました。

テニスは、ラケットを使うスポーツだけに、できる技術は限られている。すでに、現在のテニスは、ほとんどのテクニックが出尽くした感じだ。ネットプレー、ストローカー、オールラウンド。大きく分ければ 3 つのスタイルに、それぞれに適した球種やパワーが絡む。細かい違いはあるが、すべて、この 3 スタイルからの亜流である。現在は、パワーがあるストロークを基盤としたオールラウンドに近いテニスだ。

つまり、ネットプレーヤ、ストローカー、そしてオールラウンドプレーヤの 3 種類。現在は、男子テニスは、パワーストロークを中心にしたオールラウンドプレーヤが主流だそうです。では女子は!?きっとストローカーでしょうね。ベースラインにきちっとしがみついて、正確なストロークで応酬する・・・そんな光景が多いのではないでしょうか。特に、日本の女子テニスでは、そうした選手が多いような気がします。

娘の場合、オールラウンドプレーヤという「迷いと逃げ」の中で、決め手がないまま現在に至った、と最近では感じていますが、決してこれまでの練習や試合が無駄ではありませんでした。激変する試合内容から、明らかにネットプレーヤに変身を遂げつつつある!スライスショットからネット、パワーストロークで対戦相手を振っておいてネット、サーブ・アンド・ボレー・・・何とか形になりつつありますが、多くのショットを練習してきたことが活きつつあります。今の時代、ネットプレーヤが極端に少ないからこそ、その展開には面白さがあると思っていますが、それこそここ数週間で何とか成果が出てきた程度ですから、これからが勝負どころといった感があります。

まだまだ試行錯誤をする必要があるでしょうけど、娘本人としても、どんなテニスをしたいのか、今更ではありますが明確な方向付けができたのでしょう。それが、先日の試合後のコメントとして、「ボレーを決めるために、ドロップショットを駆使して対戦相手をネットに出させ、浮いたリターンを打たせてハイボレーを狙った・・・」として現われたのでしょう。

ネットプレーヤ・・・サーブ・アンド・ボレーヤでもなければ、単なるボレーヤでもない!ストロークで相手を振り回し、常にネットでのポイントを狙っていく。そんなプレーヤになって欲しいと願っていますが、そのためには、前後の動きを強化する必要があるでしょうし、ボレーの種類をもっと増やす必要があるでしょうし、ドロップショットからネットを獲りに行くことを習得する必要があるでしょうし・・・まだまだ習得する必要があることが多いのですが、少しづつ、マスターしていけば良いでしょう。

冬までに間に合うかどうか・・・本人の意思は、これまでになく強いものがありますから、ちょっと期待して待つことにしましょう。

【追記:2008年09月19日】
とても興味深いウェブページを発見しました。それは、「TENNIS COURT -テニスコラム- データから見る、M.ヒンギス サービス進化論 2」というページですが、データに基づいていろいろな分析をしていますが、ネットプレーヤに対してのちょっとした基準とも思えるデータを発見しました!

  • (ポイントの)20 パーセント近くネットに出て勝負している。
  • (ネットプレーでのポイント獲得率は)ネットプレーの専門家でも 55~65%(ネットプレーでの成功率)

以前、データをとった時の娘は、全体のポイントの 37% がネットプレー。成功率が 43% だったことを考えると、確実にネットプレーヤーとしての道を行っているように感じます。上記のデータだけで、ネットプレーヤを定義することはできませんが、上記は「ストローカー」としてのヒンギスを評価していますから、それを考えるとやっぱり娘のデータでは、ネットプレーヤということになるんでしょうね!

No Comments »

保護中: 昭和の森オープンテニストーナメント 2008 年 9 月大会

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年09月17日 | 最終更新日:2008年09月18日
カテゴリー:JOP | タグ:

この投稿はパスワードで保護されています。表示するにはパスワードを入力してください:


コメントを読むにはパスワードを入力してください。

ジンクス!?「ダブルスのパートナーはシングルスで対戦する!??」

にほんブログ村 テニスブログへ Blog Ranking公開日:2008年09月16日 | 最終更新日:2008年09月18日
カテゴリー:JOP | タグ:

予選ファイナルで 16 ものエースポイントを奪取していながら、勝利に結び付かなかった娘が、「くじ引きもなくラッキールーザー No.1 だって!」といって大会本部から戻ってきました。普通であれば、ラッキールーザーの権利を行使したことがなかったのですが、今回の「JOP::昭和の森オープン 9 月大会」では、初めてダブルスもエントリーしていて、パートナーのジュニア選手は、既に本戦へコマを進めていました。一緒に送迎をしているので、「ラッキールーザー No.1 なら本戦の可能性があるかも・・・」ということで、雨が降っていましたが、本戦のエントリーへ出かけていきました・・・

そして・・・「本戦には入れたけど・・・対戦相手は、S ちゃんだって・・・」

ぎょぇ~どうしてそうなるの!??

以前からテニスクラブのオーナーでコーチである方が(あえて名前を挙げることは控えます!)、「ダブルスのパートナーというのは、シングルスで対戦するというジンクスがある」なんてことを主張していて、このジンクスのおかげで、全日本ジュニアの県大会予選で、ダブルスのパートナーと対戦という悲劇を経験したばかり。

そしてこの大会でも・・・わざわざ「昭和の森」まで来て、同門のジュニア選手と対戦するなんて・・・本戦は、3 セットマッチ。パートナーは、今年でジュニアが終わり、来年からは大学への進学が決まっています。、国体出場も決まっている選手。接戦になることは、普段の練習で予感していましたが・・・それにしても、またもジンクスが。

第 1 セット
先日の予選から好調のストローク。本戦でも健在でした。左右へ丁寧にストロークを繰り出し、加点をしていきます。特に対戦相手の苦手なところへ徹底して攻めている!ところが、ボレーのミスが目立ちます。4-1 となって少しは落ち着かな、と思っていましたが、サーブ・アンド・ボレーをネット。ストロークで相手をコートの外に出してのネットプレーもネット・・・実践する全てのボレーがネットです。

対戦相手の S ちゃんも実はネットプレーを中心に試合を組み立てる選手で、娘のボレーミスをよそに、時折素晴らしいボレー決めてきます。4-4 と追い付かれますが、このセットは落ち着いてストロークを繰り出し、何とか 6-4 でセットを奪取します。

第 2 セット
とにかく素晴らしいフットワークで、前後左右へと動き回る S ちゃんのプレーは、やっぱり素晴らしいものがありましたが、ダブルフォルトを重ねてしまったのと、娘のストロークが安定していたので、3-0 とリードします。「今日はこれで終わるかな・・・」と考えていましたが・・・サーブ・アンド・ボレーでイージーなボレーをネット。バックサイドへストロークでアプローチして、ネットへ出ていきますが、これまたネット・・・あっという間に 3-3 と追い付かれ、その後は一進一退の試合展開となり、結局は 5-7 とセットを取り返されます。

第 3 セット
攻めるテニスに変化はありませんが、全てのボレーをネット・・・いったいいくつのボレーをやったでしょうか。多分、1 セット、2 セット合わせて、10 以上やったのは間違いありません。それが 100% ネット。もうちょっと何とかなりませんかね~なんて感じていましたが。

そして始まった第 3 セット。2-1 となって、ドロップショットを試みます。深いストロークをネットを獲りに行きながらのドロップショットでした。これが見事に決まります。その後、何度も何度もドロップショットを決めます。3-1、3-2、4-2、5-2 とドロップショットを中心にゲームを重ねていきました。ドロップショットをリターンされ、ボレー・ボレーの応酬が何度もありましたが、最終的には娘がポイントを重ねました。

5-2。そして迎えたマッチポイント。やはりドロップショット。リターンされた球は、大きくサイドラインをオーバーしてゲームセット。なんとなんと本戦 1 回戦を突破。

試合後の娘・・・
「知ってる!?ボレーね、100% ネットだったんだよ!」

何てこった!そんな事は知っている・・・と切り返すと・・・

「ボレーがとにかくネット。そこで、ドロップショットでわざとネットを獲りにこさせて、浮いたリターンをボレーで決めようと考えてドロップショットを多用したんだよ。2 回ほどやって、ベースラインから上がってくるようだったらドロップショットを止めようと思ったけど、結局はベースラインに留まっていたから、ドロップショットでボレーを狙った!」

ドロップショットは、いったい何本決めたでしょう。記憶している限りでは、6 本は決めています。作戦通りといったコメントができるレベルになってきた!?ちょっと嬉しいコメントでした。

No Comments »

Page 2 of 512345