テニスのプレースタイル:オールランドプレーヤという虚像

公開日:2008年09月19日 | 最終更新日:2008年09月20日
カテゴリー:テニスの技術 | タグ: , | 印刷する 印刷する
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「オールラウンドプレーヤ」が合言葉でした。3 年前に娘にどんなプレーヤになりたいかを質問した時の解答でした。オールラウンドプレーヤって、今更ですがどんなプレーヤーを言うのでしょうか。全くこれまで意識もせずに、勝手に以下のように考えていました。

オールラウンドプレーヤとは、ストロークは、トップスピン、フラット、そしてスライスと大きく分けて 3 つを使い分け、更にはボレーにドロップショットとありとあらゆるショットを駆使して試合を組み立てるプレーヤ・・・

ところが、こうした「ありとあらゆるショットを駆使する」ということが、ここ一番でのショットに迷いが生じ、重要な試合での戦い方にも迷いが生じていた・・・ちょっと試合の展開が苦しくなると、試合のやり方そのものをすり替えてしまう。そんな連続でした。練習内容も、それこそ沢山のショットの種類を練習はするものの、いま一つ決め手がなく、どのショットも中途半端だったような気します。

テニスには、いったいどれほどのプレースタイルがあるのでしょうか?「goo スポーツ:NumberWeb::ナダルの全仏 V に見る、テニススタイルの趨勢」という記事にそのヒントがありました。

テニスは、ラケットを使うスポーツだけに、できる技術は限られている。すでに、現在のテニスは、ほとんどのテクニックが出尽くした感じだ。ネットプレー、ストローカー、オールラウンド。大きく分ければ 3 つのスタイルに、それぞれに適した球種やパワーが絡む。細かい違いはあるが、すべて、この 3 スタイルからの亜流である。現在は、パワーがあるストロークを基盤としたオールラウンドに近いテニスだ。

つまり、ネットプレーヤ、ストローカー、そしてオールラウンドプレーヤの 3 種類。現在は、男子テニスは、パワーストロークを中心にしたオールラウンドプレーヤが主流だそうです。では女子は!?きっとストローカーでしょうね。ベースラインにきちっとしがみついて、正確なストロークで応酬する・・・そんな光景が多いのではないでしょうか。特に、日本の女子テニスでは、そうした選手が多いような気がします。

娘の場合、オールラウンドプレーヤという「迷いと逃げ」の中で、決め手がないまま現在に至った、と最近では感じていますが、決してこれまでの練習や試合が無駄ではありませんでした。激変する試合内容から、明らかにネットプレーヤに変身を遂げつつつある!スライスショットからネット、パワーストロークで対戦相手を振っておいてネット、サーブ・アンド・ボレー・・・何とか形になりつつありますが、多くのショットを練習してきたことが活きつつあります。今の時代、ネットプレーヤが極端に少ないからこそ、その展開には面白さがあると思っていますが、それこそここ数週間で何とか成果が出てきた程度ですから、これからが勝負どころといった感があります。

まだまだ試行錯誤をする必要があるでしょうけど、娘本人としても、どんなテニスをしたいのか、今更ではありますが明確な方向付けができたのでしょう。それが、先日の試合後のコメントとして、「ボレーを決めるために、ドロップショットを駆使して対戦相手をネットに出させ、浮いたリターンを打たせてハイボレーを狙った・・・」として現われたのでしょう。

ネットプレーヤ・・・サーブ・アンド・ボレーヤでもなければ、単なるボレーヤでもない!ストロークで相手を振り回し、常にネットでのポイントを狙っていく。そんなプレーヤになって欲しいと願っていますが、そのためには、前後の動きを強化する必要があるでしょうし、ボレーの種類をもっと増やす必要があるでしょうし、ドロップショットからネットを獲りに行くことを習得する必要があるでしょうし・・・まだまだ習得する必要があることが多いのですが、少しづつ、マスターしていけば良いでしょう。

冬までに間に合うかどうか・・・本人の意思は、これまでになく強いものがありますから、ちょっと期待して待つことにしましょう。

【追記:2008年09月19日】
とても興味深いウェブページを発見しました。それは、「TENNIS COURT -テニスコラム- データから見る、M.ヒンギス サービス進化論 2」というページですが、データに基づいていろいろな分析をしていますが、ネットプレーヤに対してのちょっとした基準とも思えるデータを発見しました!

  • (ポイントの)20 パーセント近くネットに出て勝負している。
  • (ネットプレーでのポイント獲得率は)ネットプレーの専門家でも 55~65%(ネットプレーでの成功率)

以前、データをとった時の娘は、全体のポイントの 37% がネットプレー。成功率が 43% だったことを考えると、確実にネットプレーヤーとしての道を行っているように感じます。上記のデータだけで、ネットプレーヤを定義することはできませんが、上記は「ストローカー」としてのヒンギスを評価していますから、それを考えるとやっぱり娘のデータでは、ネットプレーヤということになるんでしょうね!

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