認知行動療法におけるコーピングは自分を変える

公開日:2008年09月14日 | 最終更新日:2008年09月14日
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CopingCoping Support駅の書店で山積みになっていた田中・ウルヴェ・京著「「1日30秒」でできる新しい自分の作り方」(フォレスト出版:2008年4月)Coping Support 2を手にとってみると、結構興味深い内容だったのであっさりと購入。文章が簡単であることと、予想以上に図での説明や空白の多い書籍だったので数時間で読了できました。

内容は、認知行動療法という臨床医師がよくつかう治療方法の中の「コーピング::Coping」という技術を活用して、感情をコントロールし、自らを変えていく方法の説明です。とても解り易く解説されているし、著者である田中・ウルヴェ・京[1]女史がアスリートの経験者なので、親近感を持って読むことができるでしょう。

ただ、私個人としては、これまで読了してきた数冊の良書の中に既に記述されていることが多く、新しい発見といえば、「認知行動療法」ということと、その中の有効な手段の中に「コーピング」ということが存在している、という事くらいかもしれません。

コーピングでは、主に 3 つの(自分を変えるために)効果的な方法がある、としています。

  • 言葉を使ったコーピング
  • 心理調整術を使ったコーピング
  • 身体を使ったコーピング

上記の書籍を読了すると、以下のように言い換えることもできそうです。

  • セルフトーク:言葉を使ったコーピング
  • イメージ:心理調整術を使ったコーピング
  • 呼吸法:身体を使ったコーピング

書籍の中には、上記に関して具体的な方法が記述してありますから、初めての方にはとても役に立つかもしれません。

ただ、セルフトークに関しては、岡本正善氏や佐藤富雄氏もその重要性を説いていますし、特に岡本氏のメンタルトレーニングでの最重要事項は呼吸法です。また、斉藤氏は、独自の「口ぐせ論」を展開していますが、セルフトークの重要性を以前から強調しています。

そうした岡本氏と佐藤氏のメンタルトレーニングに関しては、ちょっと論文調ではありますが、「推薦書籍」のページにスライドを添付しましてありますので、興味のある方は参照して頂ければと思います。

注:1
田中ウルヴェ京(タナカウルヴェミヤコ)
1967 年東京生まれ。聖心女子学院高等科を経て、日本大学在学中の 1988 年にソウルオリンピックのシンクロ・デュエットで銅メダル獲得。91 年より渡米、米国カリフォルニア州セントメリーズ大学大学院健康・体育・リクリエーション学部修士課程修了。99 年からは米国アーゴジー心理専門大学院にて、認知行動療法、スポーツカウンセリングを学び、2000 年米国サンディエゴ大学院にて、パフォーマンスエンハンスメント、アスレティックリタイヤメントを学んだ。89 年~ 99 年日本ナショナルチームコーチ、アメリカ五輪ヘッドコーチアシスタント、フランスナショナルチーム招待コーチなどを歴任。現在、日本大学医学部兼任講師、筑波大学体育専門学群非常勤講師、日本オリンピック委員会 (JOC) 情報医科学専門委員会科学サポート部会メンバー、国際水泳連盟 (FINA) アスリート委員、日本スポーツ精神医学会評議委員、笹川スポーツ財団評議委員、文部科学省独立行政法人日本スポーツ振興センター評価委員、経済産業省「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」委員、日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング指導士補。2001 年起業。(株)MJ コンテス取締役として、6 事業部、社員 20 余名の経営に携わるかたわら、プロスポーツ、オリンピック選手から一般まで広くメンタルトレーニングやキャリアプランニングを指導。

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