公開日:2008年08月20日 | 最終更新日:2008年08月20日
カテゴリー:ジュニアテニス | タグ: セルフジャッジ
攻めるテニス・・・この言葉を合言葉に既に 3 年を経過しました(正確には、3 年弱ですが・・・)。何度か記述していますが、テニスの世界の不可解なセルフジャッジ。即ち、試合をやっている本人達が審判も兼務するシステムです。アウトのコールやポイントのカウントも自分達で実施する世界です。そんな世界がどこにあるのでしょうか!?
ここ数大会、やっとのことで「攻めるテニス」を実践しだした娘。サーブ・アンド・ボレーを始め、各種のボレーを織り交ぜ、対戦相手に自分のゲームをさせないテニス。これが目指すテニスですが、これまではそうした「攻めるテニス」が実践できずに、自分で守りに転じ、勝っていても負けていてもミスショットを繰り返し自滅する、というパターンでした。
この夏、我が娘は、「攻めるテニス」を勝敗に関係なく実践することを覚悟して公式試合にのぞみ、もしできなければ、今後の試合どころか高校生になってからテニスは止める、というところまで追い込まれていました。そうした覚悟で挑んだここ数大会では、「攻めるテニス」を実践し、満足する結果ではありませんでしたが、試合内容はこれまでとはまったく違ってきている!これで勝利することができるようになれば格段にテニスは向上する・・・そうした感触での本日の試合でした。
4 回戦。対戦相手は同じ中学 3 年生。ランキングも似通った対戦相手でした。試合は、3 セットマッチでノーアドバンテージ(デュースなし)方式での試合でした。
序盤から、意識して「攻めるテニス」を実践する娘。力みもみえたし、対戦相手の正確なストロークに押され、2-6 で落とします。ただ、内容は、以前とはやはり違っていて、ネットプレーを繰り出しての良い内容でした(ただ、技術的な課題はありますが・・・)
続くセカンドセット。1-0 とリードして自らのサーブ。0-15 からサーブ・アンド・ボレーに出ます。個人的には、1-0 から最初のサーブでトライして欲しかったのですが、なかなかそうしたところまでは実践できないようです。このサーブ・アンド・ボレーでのトライをローボレーで決めるかと思われましたが、残念ながらローボレーをネット。その後、全てのポイントでネットプレーを絡ませての「攻めるテニス」を実践しましたが、空回り・・・1-1 と追い付かれ、その後は、1-2、2-2、2-3、2-4、3-4、3-5 と万事休す。
しかし、ここから怒涛の攻撃が始まります。ボレー、スマッシュ、ショートクロスから更に強烈な深いクロス。何度のマッチポイントをしのいだでしょう。しかも、マッチポイントのしのぎ方は、全てが対戦相手のミスショットによるものではなく、攻めて攻めてもぎ取っている!1 ポイントでもとられたらゲームセットになる場面で何度も攻めるテニスを実践。4-5 から遂に 5-5 と追い付きます。
勢いは、まさに我が娘!しかし、対戦相手も負けられない試合。5-6 と突き放しますが、娘は、更に攻め立て、6-6 と追い付きます。そして、タイブレーク。
0-1、1-1、1-2、2-2、3-2、4-2・・・ほとんどのポイントをエースで重ねていますから、スコアは間違いない・・・4-3、5-3、6-3、6-4!結果は、7-4 の素晴らしい内容で我が娘がセットを奪取。セットカウント 1-1 でファイナルセット・・・と思ったのですが。
対戦相手からクレームがつきます。どうやらまだ終了していない、ということらしい・・・長い長い話し合い。最後には、審判 2 人が仲介に入ります。これまでにない「攻めるテニス」を実践し、何度となくマッチポイントをしのいでセカンドセットを奪取したと思っていましたから、本人もこの対戦相手の抗議には納得いかなかったのでしょう。食い下がる我が娘。通りすがりのご父兄から「どうしたんですか!?水色のジュニア(我が娘のことです)がとりましたよ・・・」と主張されましたが、外野は全く口出しができません。
試合後、本人に聞くと、3-2 にスコアを戻された・・・ということらしい!対戦相手は、3-3 まで記憶している、という説明で、我が娘は 4-2 でコートチェンジした、といった主張だったそうです。外から観戦している方は、結果がどうなったかも解らず、試合再開です。
試合の内容的に、「この試合、もし勝利すれば、娘のテニス人生が変わるかも・・・」と思われるほど「攻めるテニス」を実践していたし、「攻めるテニス」を実践するうえで、何が技術的な課題なのかが明確に解ったきた試合だっただけに、試合再開には私自身が納得いきませんでした。
「どういう結果だったんですか?」試合が再開して直ぐに結論を審判に聞きましたが・・・
「タイブレークの内容を本人達が覚えていないらしいんですよ。お互いカウントのコールも明確ではなかったようですし・・・」
「いや、そんなことを聞いているんじゃないんですよ!どういう結論になったかを聞いているんです」
「本人達の責任ですから・・・」
まったく回答なし!試合再開直後の内容を見て直ぐに解りました!我が娘がスコアを修正されたと・・・結果は、タイブレークを落として敗戦となりました。
何度もセルフジャッジに関しては記述していますが、「人生が変わるかもしれない」ポイントを、対戦相手にジャッジされること自体矛盾を感じますが、その処理に関しても、審判の簡単な「本人達の責任」で済まされてしまう。生きるか死ぬかの状況で、たかだか中学 3 年生が正しいジャッジができるとは思えません。ましてや、本人達がタイブレークの内容を記憶していないから、って理由は如何なものでしょうか・・・ましてや今回は、ラインジャッジといったものではなく、ポイントに関するジャッジです。
試合後、当然ですが大泣きの娘・・・「納得できないなら、試合を再開してはいけない!自分が正しいと判断できるなら、試合を放棄する位の勢いがあっても良かった・・・試合を再開してしまったんだから、敗戦は認めなければいけない」と声を掛けましたが、親としても納得のいかない結果となりました。
また、どうやら 3-2 まではお互いにスコアを記憶しているようです(つまり、対戦相手も納得している!)。更に最終ポイントは、娘のエースを両者認めているわけですから、せめて 4-2 からの試合再開であれば・・・
こんなセルフジャッジ・・・本当に止めて欲しいと願うばかりです!どうやらセルフジャッジというシステムだから、勝つために「攻めるテニス」を封印するような指導をしているコーチもいらっしゃるようですが、そんなことでどうやってジュニアが自分のテニスを開発していくのでしょう。疑問ばかりが残るセルフジャッジ。まだまだ、不満はあるのですが・・・
最後に、娘と同じテニスクラブに通う先輩ジュニアが、「相手は、エースを連続でとられて、あっという間にポイントを重ねられたから、スコアが記憶に残らないんだよ・・・酷いね!」といってくれたことが唯一の慰めでした・・・
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