試合中の素振りは是か非か!?
公開日:2008年08月08日 | 最終更新日:2008年08月08日
カテゴリー:心理学をベースに | タグ: イメージトレーニング, ジム・レーヤー, タイガー・ウッズ |
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ジュニアテニスの大会を観戦していると、多くのジュニア選手が試合の真っ最中に素振りをしている光景をみます。そう言いながら、我が娘も試合中に素振りをすることがよくあります。フォアーハンドストローク、バックハンド、更にはサーブでの手の振り等々。
この光景を見て最近考えていることがあります。それは、この試合中の素振りは良いことなのか!?結論から先に言うと、あくまで独断と偏見でしょうけど、「試合中の素振りは悪いこと」と最近では解釈しています。
最近読了したジム・レーヤー著「メンタル・タフネス」(ワニ文庫:2003年12月)
においては、テニスは隙間時間の過ごし方が大切で、どうやってこの隙間時間を過ごすかが勝敗を分けるとしています。そして、この隙間時間こそ、自分のベストのプレーができるようにメンタルを調整すべきである、としているわけです。
ところが、試合中に実践している素振りはどんな状況で実施しているでしょうか?通常は、ミスショットをした後やダブルフォルトを犯してしまったようないわゆるミスに対しての修正のための素振りになっていないでしょうか?つまり、せっかくの隙間時間を、既に犯してしまったミスショットを素振りによって再度確認している。もっと言えば、マイナスのイメージを助長している!特別に、ミスに対して原因が明確な場合はこうした素振りも効果があるかもしれませんが、通常はたった数十秒の隙間時間にミスショットを修正することなど不可能だと私は考えています。特にジュニアの選手にとっては。
そんなミスショットの後の素振りに貴重な隙間時間を費やすくらいなら、きちっとそれまでのポイントの動向を熟考して、次のポイントのための戦略を立案するとか、次の攻撃や守備に関する素晴らしいイメージを描いて、次のポイントに備えたりした方が、勝負を考えてた時には効果があると考えます。
日本人は、特にスポーツの世界で大きく外国人と違っているところがあるといわれています。それは、ミスショットに対する対処の仕方。例えば、男子プロゴルファーであるタイガー・ウッズ選手は、試合中はその日で一番良かったショットのみを試合後に何度か練習してその日を終わる。一方で、日本人選手は、最も上手くいかなかったショットを嫌というほど繰り返し・・・この違いが、実は大きな違いとなって試合結果に跳ね返ってくる、と指摘している方々がいらっしゃる。
テニスでも、ロジャー・フェデラー選手は、隙間時間にじっとラケットのガットを見入っているかガットをいじっている・・・決してミスショットの後、素振りをしていませんよね!フェデラー選手のみならず、トップレベルのテニスプレーヤーが試合中に素振りをしている光景は少なくとも私の記憶にはありません。
日本人は、物心がつく頃から、問題点を洗い出し、その問題点を解決するように教育されています。自分の良いところや長所を前面に出すことは、日本の文化として受け入れ難いところがあるわけです。一方で、欧米の文化は、幼い頃から長所を伸ばすように教育されています。良いところを指摘して、強調して、そしてそれを自覚する。ちょっと日本人にはなじまないのですが、それがメンタル面ではプラスの方向付けを可能にする、と考えています。
メンタル面での強化は、上記のような些細なこと!?から始める必要がありそうです。

2008年8月14日(1:56 AM)
試合中の素振りに関しては、今のコーチに出会ってすぐにやめるように言われました。
Zero Coolさんがおっしゃる通り
試合中に修正なんて出来ないのだから…
それより次のポイントに頭の中を切り替える様に!と言われたようです。
そして、相手に弱点を見せてどうするの?とも言われたようです(笑)
テニスは自分で審判やスコアボードをやったり、次のポイントの作戦会議を1人でやらなくてはならないので、大変忙しいスポーツだと思います。
試合になると頭の中が真っ白になるという娘にはメンタル面の強化は本当に必要だとつくづく思います。
2008年8月14日(5:00 AM)
お”~
やっぱりそうしたご意見をお持ちのコーチがいらっしゃるんですね~感動です!
隙間時間の多いテニスは、難しいとは思うのですが、逆にその分復活できるケースも多いと考えています。だからテニスは面白い、と考えれば、やめられなくなるのかもしれません・・・笑)