「底が浅い」日本テニス界
公開日:2008年06月17日 | 最終更新日:2008年06月17日
カテゴリー:新しい考え方 | タグ: テニス界の課題, 伊達公子, 奈良くるみ, 相沢光一 |
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(以前、「Cha’s Bar 2.0」で公開した投稿記事を加筆、訂正しました)
「ダイヤモンド・オンライン::「スター頼み」の日本スポーツ界に見え隠れする「底の浅さ」」というスポーツライターの相沢光一氏によるコラム記事が公開されました。先日のクルム伊達公子選手の活躍を取り上げ、日本のテニス界の問題を指摘しています。記事の内容そのものは、テニスだけではなく、サッカーやゴルフに関しても指摘があります。
「ダイヤモンド・オンライン」というウェブサイトは、スポーツ関連のサイトというよりは、「ビジネス情報サイト」とうたっているサイトで、閲覧者の中には企業の役員や管理職層の方々が多く、スポーツ関連者は少ないのではないでしょうか。そうしたサイトでの「セカンドオピニオン」ですが、関係者は、こうした投稿記事を真摯に受け止める必要があるのでは!?と考えています。ただただ反感を表現していても仕方がありませんから。
さて、上記の記事のテニスに関する部分を抜粋すると・・・
伊達公子の現役復帰が注目を集めている。1996 年に 26 歳の若さで引退。2001 年に結婚し、クルム伊達公子となった後もジュニア層の指導などを行なってきたが、今年 4 月、プロとしての現役復帰を表明した。
12 年間のブランクと 37 歳という年齢もあって、トップでの活躍は無理と思われたが、復帰戦となった 5 月初旬のカンガルー杯国際女子オープンではシングルスで準優勝、高校生の奈良くるみと組んだダブルスでは優勝。ファンを驚かせた。
公開された記事は、上記の出だしで始まっています。更に記事は続きます。
2 人(テニスでは伊達選手、サッカーの中田英寿選手を指しています)の影響力には目を見張るものがある。伊達が復帰したカンガルー杯は 1 週間で 2 万 5 千人もの観客を動員。これは例年の 2 倍以上。大会史上最多記録だったそうだ。(中略)さすがに世界で活躍したスターだけのことはある。伊達は世界ランキング 4 位、ウインブルドンでベスト 4、WTA ツアー通算 7 勝といった数々の快挙を成し遂げた。
ここまでは、とりあえずテニスファンであれば、既にご存じの通りの内容です。私が、この記事を取り上げている理由は、更に続く以下のような内容です。
この一連の流れを見ていて疑問を感じる部分がある。テニス界、サッカー界内部でも、総じて 2 人の復帰(テニスの伊達選手とサッカーの中田英寿選手を指しています)を歓迎する空気があることだ。大会の主催者やスポンサー、マスコミ、ファンが喜ぶのは分かるが、現場の人々、指導者や選手がそれに同調するのはおかしいのではないか。スーパースターとはいえ、ひとりの選手の復帰に話題が独占されるのは、現状のテニス界とサッカー界の魅力のなさ、停滞状況を示しているといえる。(中略)このような状況を招いてしまったテニス界、サッカー界の関係者は反省することはもちろんだが、一方で復帰を喜ぶ流れを不快に感じ、反発しなければおかしいのである。
上記の記述は、私個人としては全く同感です。ただ 1 点、現役の選手は伊達選手の復帰をあまり歓迎していないと思うのですが。
さて、上記の記事ですが、その後半には、1 人のスターに人気が左右される状況は「底が浅い」と指摘しています。関係者は、この流れを不自然と受け止め、選手育成システムを考えなおしたり、選手の意識改革を促すなど、そのスポーツを原点から見直す努力が必要、として締めくくっています。
全仏で惨敗だった日本人選手。ウィンブルドンでの活躍を期待していますが、その一方で上記のような指摘をされて、日本テニス界は黙っている必要はないと思っています。最初にも書きましたが、「内容は内容で真摯に受け止め、更なる発展をどうやって達成していくか」をしっかりと考えていく時期になっていると感じるのは私だけでしょうか!?

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